こんにちは！谷中小学校放課後子供教室「あつまれ谷中っ子」です。

あつまれ谷中っ子では、「えらぶ・きめる・つくる」をビジョンとして、子どもたちが好きなことや、やりたいことが実現できる放課後を目指して日々活動しています。

開校4年目のあつまれ谷中っ子では、これまでプロジェクト形式で子どもたちを巻き込み、子どもたちの希望ややりたいことを実現してきました。

今年度は、プロジェクトという大きな枠ではなく、放課後という日常の中でより多くの子どもたちが純粋にやりたいことができ、夢中になれる機会をつくっていこうという想いから、「Kidsgram（キッズグラム）」という子ども主体の活動をスタートさせました。（一部の層⇒幅広い層への子ども主体へ）

Kidsgramは、2～3カ月に1回ずつ子どもたちにやりたいことアンケートを取り、希望が多かったものやこれまで活動したことがないものなど様々な遊びをプログラムとして実施しています。

（6月に実施したやりたいことアンケート。夏休みが近いこともあり水遊びなど季節限定イベントをやりたいという声も多くあがりました。）

夏休みには、子ども企画として「おばけやしき」を実施しました。

（おばけやしきに使用する提灯を作っている様子）

4年生の女の子たちが中心となって企画し、自分たちで学校の理科室を借りる交渉をしたり、アイデアを出し合って様々なホラーグッズを作ったりするなど、大人がほぼ入ることなく子どもたちが自走して一つのイベントを作り上げました。

当日は、放課後の子どもたちだけではなく学校の先生にも参加していただくなど、たくさんの人が楽しむことができたイベントとなりました！

（おばけやしき実行委員のメンバー。想像以上に大反響で「第二弾もやって！」とおかわり希望も！）

また、夏休み明けからは子どもから「自分が先生になって何かを教えるプログラムをしたい！」という声が上がるようになり、秋には子ども先生プログラムとして「ふわふわドールづくり」と「リサイクル講座」の2つを実施しました。
（3年生の女の子が自分の得意を活かした子ども先生プログラムを実施！）

（4年生と5年生の女の子2名が担当。プログラムは3週にわたって全3回。資料作成や講座の進行もすべて自分たちで決めて実施しました。）

他にもKidsgramでは、「放課後の時間に公園に行きたい！」というリクエストから、近場の公園に遊びに行ったり、スライムづくりやプラ板など工作系の活動も充実させたりと、子どものリクエストを聴いてプログラム化しています！

（放課後の仲間と一緒に行った公園遠足プログラム。大きな遊具や広場で思いっきり遊びつくしました♪）

（子どもたちに大人気だったスライムづくり！紙粘土をまぜるとこんなにも伸びるんです！）

子どもたちの楽しそうな表情を見ると「やってよかった～！」ととてもやりがいを感じます！

Kidsgramに慣れてきた子どもたちは、今では大人が予想もしていなかった素敵なリクエストをたくさん上げてくれます！

（ユニークなリクエストが多く上がっています。「のみ会」も“子どもだけ”というところがまたいいですよね(笑)）

「おかし食べ放題」「お昼寝」「おとまり会」などなど…どれも最高ですよね！
放課後でやるためにはどうすればいいかを子どもたちと一緒に考え、ぜひ実現できればと思っています！！

子どもたちにとって放課後が「居たい！行きたい！やってみたい！」という想いが叶えられる場所となるよう、あつまれ谷中っ子ではこれからも子どもたちの声を大切に、誰もが夢中になれる活動や居場所づくりに取り組んでいきたいと思います。

文・谷中アフタースクール/木村