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【感動体験プログラム】自分の描いた絵に命を吹き込む!世界でひとつのオリジナルアニメを作ろうワークショップ

企業協働

2022年1月上旬から中旬にかけて京都市伏見区において、ソニーグループ(以下、ソニー)の感動体験プログラム「世界でひとつのオリジナルアニメを作ろう」を実施。15名の子どもたちが参加しました。

2日間のワークショップを通じて「アニメーションづくりの基礎」を学び、最後には子どもたち自らが描いた生き物やキャラクター、人物が生き生きと動き出すようなオリジナルアニメーションを完成させるワークショップです。

▽感動体験プログラムについて
▽「世界でひとつのオリジナルアニメを作ろう」について

今回のオリジナルアニメワークショップは、「おじゃる丸」や「チコちゃんに叱られる!」など、たくさんのアニメーションづくりにかかわられている遊佐かずしげ先生にお越しいただきました。

まず始めに、遊佐先生は自己紹介代わりに何枚か絵を描いてくれました。アニメのもとになる「動く"線画”」です。
「うわぁ本物だ!私もこんな風に描いてみたい!」と、遊佐先生が描き始めた瞬間に声を挙げる子どもたち。
「アニメーターは、文字でも絵でも色々なものを動かすのが得意なんだよ。」と、目の前で素早く上手に描いている姿に、みんな目を輝かせて釘付けです。

早速ワークショップ開始!最初は描いた絵が動いて見えるにはどのような工夫が必要かを教えていただきました。
「どのように動いているのか、本物をよく観察し特徴を捉えることが大切。」と尺取り虫が動いている実写映像を見た後、その様子を、実際に身体を動かしながら頭の中でイメージを膨らませ、絵を動かしていく練習をします。
1枚目と2枚目を描き、パラパラめくりながら、動きが出ているかを確認します。

さらに描いた絵を撮影して連続して見てみると「すごい!前に進んでいる!」と、たった2枚描いただけでも子どもたちは動きがでることに大興奮。
「キャラクターデザイナーの方が創作した姿に動きを加えて命を吹き込むのがアニメーターの仕事。」と、様々な職業の方が携わりアニメーションが制作されていることについてもお話頂きました。

絵を動かす基礎を練習した後は、「中割(なかわ)り」という、動きがスムーズに見えるようになる “アニメの技”を教えていただきました。
鳥を題材に、羽の模様やくちばしの形などそれぞれが自分だけのオリジナルデザインの鳥を描きに悩みながらその鳥たちが空を飛んでいくように見えるアニメーションを創り上げていきます。

遊佐先生からアドバイスを受け、より一層子どもたちの作品の完成度が上がっていきました。

2日目はオリジナルのキャラクターでアニメーションづくりに挑戦!

「1枚目を描くだけで、次の動きが想像できるようになってきたね!どこをどんな風に動かしたいかを考えながら4枚のループアニメーション(繰り返しアニメ)を描き上げてみよう!」と遊佐先生が話している最中も、子どもたちは描きたい欲がウズウズしている様子。

先生からの合図と共に迷いなく1枚目を書き始める姿が印象的でした。

作品にタイトルをつけ、いよいよ自分たちが作りだしたアニメーションの鑑賞会です。

友達の作品1枚目の絵を見て次の展開や物語を想像した後、実際に上映していきます。
自分たちで作品づくりに取り組んだからこその感想やアドバイスが飛び交いました。

遊佐先生からも、「短い時間や少ない枚数で取り組んだ作品でも、こんなにエネルギーのあるアニメーションが生まれたことに驚きました。」とお褒めの言葉を頂きました。

ワークショップが終わってからも子どもたちの興味関心は止まることなく、「絵が上手になるためには、どうすればいいですか?」「アニメーターの仕事ってどんなことがありますか?」と遊佐先生への質問が続きます。

30分ほどの作品をつくるのに5000枚ほどの絵が描かれていることや、実際にアニメーションが完成するまでには様々な人が関わっていることを教えて頂きました。

遊佐先生と過ごした2日間の体験で、子どもたちの視野のもち方が少しでも広がり、日常が今よりもっと希望にあふれ魅力的なものになると嬉しいなと思います。

参加してくれた子どもたち、現場スタッフの皆さま、有難うございました!

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実施場所 / 京都府京都市伏見区
実施日時 /  2022年1月上旬から中旬
参加者数 / 小学生15名

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