閉じる

Blog活動ブログ

【峡田小にこにこすくーる】来たいと思える放課後に

こんにちは、峡田小にこにこすくーるの明智です。
手加減のない暑さの中ですが、プールや目の前に迫った夏休みに子どもたちはウキウキ気分です。気温も気持ちも熱い季節ですね。

峡田小にこにこすくーるでは「子どもたちが"来たい"と思って来てくれるアフタースクール」という拠点ビジョンを今年3月に掲げ、そのビジョンを実現するために、スタッフ全員に宿題が出されました。

どんな場所なら来たくなるのか?どんな風に子どもたちと関わりを持ったり、理解していけると良いのか?

スタッフ一人ひとりがテーマを決め、それについて学んだ研修や独自で調べた内容を発表し、
チーム力を上げることを目的に今年の6月末にスタッフ研修を実施しました。

普段一緒に働いていても、こういった発表の機会は少ないので、1週間前からみんなドキドキしながら挑んだ研修。こう見えてとっても熱いトークが展開されています。

◎今回上がったテーマは、以下10項目。
・ビジョンに対して「来たくなるようなにこすくづくり」
・暴れてしまう子どもたち
・各学年の発達特徴と対応の仕方
・高学年を含めた活動作り
・どの子も笑顔で居られるために
・自己肯定感とは?
・「峡田小にこにこすくーる」の工作を担当して…~これまでの反省とこれからについて~
・将棋プログラムを終了して
・子どもが一瞬であなたの前から消えるワケ
・キレる子どもとその食生活の関わりとは?
・放課後の仕事で働く理由

それぞれの発表の内容を聞きながら、日頃の子どもたちと自分との関わり方などを照らし合わせるといろんな発見があります。
「言葉かけの言い回しを変えてみよう」、「もしかしたらあの行動の背景には自分が考えていたものと違う理由があったのではないか?」等、具体的な振り返りや子どもたちとの関わりへの工夫を考えていきました。

例えば、話を「聴く」ということは、漢字でも表されているように、耳・目・心、つまり全身を使って聴くということが大切であるという話はとても印象的でした。
放課後の仕事をさせていただいている中で、話を聴く場面はたくさんあります。(子どもの話を聴く/子どもたちが話を聴く)
私は、「聴く」という行動の重要性を改めて感じました。

また、全国学童保育指導員学校の研修に参加して学んだことのフィードバックや、昨年の担当プログラムの振り返りとそこから得たものをどう次に生かすのかなど
幅広く共有と意見交換を行うことができました。

10個のテーマの中でも「自己肯定感とは」に関しては、私の中で特に印象に残っています。
この研修で、
「ありがとう」は、相手を褒める言葉でもあり、認める言葉でもある
と学びました。

なんて素敵なんでしょう。

日々子どもたちに対して注意してしまうことも多くある一方で、子どもたちが持っている沢山のいいところへ「ありがとう」をどれくらいできているのだろうと振り返り、
スタッフ全員でもっと「ありがとう」という言葉を大切にして子どもたちにかえしていきたいと話し合いました。

そこで!峡田小にこにこすくーるでは、

・終礼ミーティングでその日の子どもたちの言動や行動で喜べたこと
・「ありがとう」と子どもに言った出来事

をポストイットに記入し、スタッフ全員が見れるように貼り出した「ありがとうメッセージボード」をスタートしました。
そのボードを見ると、子どもたちの成長や自分が知らなかったその子の一面が知れてとても温かい気持ちになれ、日々の活力になります。

自己肯定感は育ってきた環境や経験によって培われると言われていますが、私は変化することもさせることも可能なのではないかと思います。
私自身も、褒められた時に素直に受け入れ、自分の良いところとして認めることで自分に自信を持ち、大切することが出来るようになれば、子どもたちの良いところにもっと気づくことが出来、言葉がけや働きかけもポジティブなものへと変化していけるのではないかと思いました。

子どもたちには様々な体験を通し、自分のいいところや自分自身で居ることの素晴らしさに気付いてほしい、自分を大切にしてほしいと願う上で、
関わる大人自身も大人同士良い部分や感謝の言葉を掛け合い、認め合いながら成長していく必要があると再認識しました。

今回の研修を経て、様々な観点から子ども理解の知識を共有できたと共に、子どもたちが「楽しいから行きたい!」と思えるような場にしたいというビジョンの下、
同じ方向を拠点メンバー全員で向いていることを改めて認識できた時間でした。

間もなく夏休みも始まります。
楽しいこともたくさんありますが、開放的な気分にもなります。
楽しい夏休みにすると同時に日々安全管理にも努め、峡田小にこにこすくーるではチーム一丸となって子ども自身が「来たい!」と思って来るような楽しい場所となるように励んでいきたいと思います!

文:峡田小にこにこすくーる/明智

Recently最新の記事