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私たちについてAbout us

すべての子どもたちに
安全で豊かな放課後を

私たちは、日本の放課後を安全で豊かにするために集まったチームです。
アフタースクールを日本の社会インフラにすること、
企業・行政と連携して次世代育成に取り組むこと。
この2つの活動を両輪として、私たちのチームは走り続けています。

動画で見る「放課後NPOアフタースクール」01:53

放課後の社会課題Issue

日本の放課後は子どもたちに
とって
幸せでしょうか?

かつて自由で伸びやかだった放課後は、
今、大きく様変わりしています。

放課後の空間時間
仲間が失われている

好きなことに打ち込むのびやかな「時間」。たくさん遊び場があった「空間」。時間を忘れて遊ぶ「仲間」。現代の子どもたちは忙しさに追われ、多くの自由を失っています。

Data01本来チャンスの時間である放課後が
犯罪リスクの高い時間に

子どもの事件の約6〜7割は15時〜18時、放課後に起きるというデータがあります。安心安全で楽しく過ごせる放課後の居場所が必要とされています。

⼦どもの犯罪の発⽣時間帯

出典:2018年千葉県警察調べ

Data02経済格差=体験・教育格差が
広がっている現状

小学生期の多様な体験が、成長課程や教育的観点において重要視される一方で、体験の量と質が家庭の経済状況によって大きく左右されている現実があります。

小学生の子どもがいる世帯の年間収入別趣味・娯楽行動率

出典:総務省「平成28年社会生活基本調査」

待機児童問題は学童保育へ

出典:厚生労働省

Data03共働きの増加と学童保育の不足

共働き世帯が一般化して久しい中、放課後の子どもの安全と育ちを応援する学童保育は質・量ともに不足しています。

ミッションMission

子どもたちの放課後を救え!

日本の子どもの幸福度は決して高くないと言われています。
特に「自己肯定感」「チャレンジ意欲」「コミュニケーション能力」において課題があり、
そして経済格差がそれをますます助長します。
私たちは子どもたちの望む放課後の姿を実現し、少しでもこの課題を解決したいと考えています。

私たちのコンセプト
「社会で子どもを育てる」

お菓子づくりが得意なご近所さん、現役のスポーツ選手など私たちのアフタースクールにはたくさんの方が来てくれます。自らの技や知恵を届けてくれる市民先生、現場運営スタッフとして活躍くれる方など、アフタースクールは地域の皆さんに支えられています。私たちは地域・社会、みんなで子どもを応援する放課後を目指しています。

私たちの子育て方針
「どの子にも絶対にいいところがある」

「好きなもので認められる」これが私たちが見つけて来た子どもが伸びる普遍的な原則です。工作の得意な子、スポーツの得意な子、料理の上手な子、下の子の面倒を見るのが上手な子、どの子にも絶対に絶対にいいところがあります。それを子どもたちと共に見つけ、そこを褒めて伸ばしていく、こうすると子どもたちは必ず真っ直ぐに伸びてくれるのです。

ビジョンVison

放課後はゴールデンタイム

あなたの放課後はどんな時間でしたか?

ありのままの自分でいられる時間、
好きな過ごし方ができる時間、
新しい挑戦や世界に出会い夢中になれる時間。
友達との何気ない、
でもかけがえのない経験は
一生の宝物になるかもしれない。
放課後は子どもたちにとってゴールデンタイム
そんな放課後をみんなでつくっていくことが
私たちの願いです。

代表からのメッセージMessage

「娘に教わったこと」

代表理事

平岩 国泰

1974年東京都生まれ。1996年慶應義塾大学経済学部卒業。株式会社丸井入社、経営企画・人事などを担当。2004年長女の誕生をきっかけに放課後NPOアフタースクールの活動開始。2017年より渋谷区教育委員。2019年より新渡戸文化学園理事長。

小学生の時、図工の時間に粘土をしました。
授業が終わり、使ったお皿を棚にしまおうとすると、
図工の先生が大きな声で言いました。

「平岩君のお皿を見てください、使う前よりキレイにしてくれました!」

この日のことを今でも覚えています。
「このお皿は、自分が使ったことでキレイになった」
少年の私には「これが自分が嬉しいことなんだ!」と感じました。

「自分が生きたことで、人や社会が幸せになる」
大人になり、いつしか自分の人生の指針に昇華しました。
気づかせてくれたのは、幼き日の図工の先生の一言でした。

30歳になり、子どもを授かりました。
産まれてきた子どもの姿に使命感が湧きました。
「私が生きたことで、幸せにするのはこの子たちだ」

子どものための活動を始めてみると、
色々な問題に気づくようになりました。
中でも最も気になったのは「自己肯定感」です。
自己肯定感は、平たく言うと
「自分でいい」「ここにいていい」と思える気持ちです。
これが日本の子どもは、世界の中で極端に低いのです。

自己肯定感は一人では育ちません。
誰かに認められて大きくなっていきます。
そして、自分の好きなことで認められるのが最高です。
アフタースクールでそんな時間が生まれることを願っています。

一方で社会を見回すと、
子どもたちを襲う悲しい事件が後を絶ちません。
地域で子どもたちが日が暮れるまで遊んだ放課後は、
遠い過去になりつつあります。
学校と家庭の関係も変わり、学校に大きな負担がかかっています。
非常に子育てが難しい時代になり、
学校、家庭、地域、それぞれが孤軍奮闘しています。

それらの力を繋ぎ合わせ、また社会を巻き込んで子どもたちを応援するのが
「放課後NPO」だと思っています。

私たちは自分たちをミツバチに例えることがあります。
社会には子どもたちのために力を貸してくれる人がたくさんいて、
私たちはそれを飛んでいって集めて、
子どもたちに届けます。
まさにミツバチのような働きなのです。

私たちが培ってきた「アフタースクール」の仕組みを
ぜひ日本全国に届けて、
日本中の放課後を安全で豊かな時間にしていくのが、
私たちが目指す夢です。
法人を始めて10年は「自分たちで理想のアフタースクールを作る」ことを
目標にやってまいりました。
次の10年の目標は「全国でモデルとして使っていただく」ことです。
ぜひ全国のお仲間と協働したいと願っております!

「パパは子どもが好きだから、子どもたちのための
会社を作ったんでしょう?」
幼い娘が私にふと言った日がありました。
笑って流しましたが、全くその通りです。
娘が私の生き方を教えてくれました。

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