入職のきっかけを教えてください
もともと大学で児童福祉に関心をもち、児童養護施設に実習に行っていました。そこには、いろいろな背景をもつ子ども達が来ていて、絵や工作など「表現する」ことで、気持ちを表したり、昇華したりしていたんです。様々な表現を目の当たりにする中で、表現活動の大切さは、子ども全員に当てはまると感じました。そのような活動を仕事にしたいと思い、前職の企業ではプロのクリエイターさんと一緒にワークショップなどのイベントを行っていました。非常に素晴らしいクリエイターさんたちとご一緒させていいただいていたのですが、一緒に活動できる子どもが、どうしてもイベントの場に限られてしまう。もっとたくさんの子どもたちに広げたいと考えていたときに出会ったのが、放課後NPOアフタースクールです。
©Nagisa Kamiya
たくさんの子どもたちに表現することの素晴らしさを伝えたい
団体のどんなところに共感しましたか?
「TVゲームより楽しく、塾より学べる放課後」という言葉に、とても共感しました。子どもがやりたいことを形にする、大人の押し付けではなく、子どもが主体的に取り組んで、放課後を作っていく応援ができたら素敵な仕事だな、と。
前職では、クライアントの企業さん、ご依頼するクリエイターさん、両者の気持ちを引き出したり、想いを汲み取ったりしながら形作ることを経験していたので、次はもっと子どもたちに寄り添いながら、企業さんたちがお持ちのリソース、そして次世代への想いを最大限に生かし組み立てていくことで、新しいプログラムを作りたい、そういう仕事がしたい!とも思いました。
実際携わってみると、子どもが楽しんで取り組めて、さらに未来につながる学びにもなるということが両立することに苦労することもあります。でも、プログラムに参加した子ども達が笑顔のとき、新しい発見をしたとき、すごく達成感があります。
©Nagisa Kamiya
子どもが主体的に取り組んで放課後を作っていく応援がしたい
これからどんなことにチャレンジしたいですか?
もっとたくさんの人が放課後NPOアフタースクールの活動に関われるようになるといいなと思っています。学生、主婦、社会人、シニアの方…いろいろな方が関わることで、もっとすごいこと、おもしろいことができる。大人が力添えしながら、子どものたくさんの夢を叶えたいです。そしてその大切さを、活動を通して多くの人に伝えていけたらと思っています。