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【感動体験プログラム】いつもと違った音が聞こえてくる!?「自然の不思議と音を探そう!」ワークショップ

企業協働

いつも見ているはずの風景から、気づいていなかった音たちが聞こえてくる…
そんな体験をした子どもたちがいます。

2022年3月下旬、群馬県太田市にて、ソニーグループ(以下、ソニー)の感動体験プログラム「耳をすまして自然の不思議と音を集めよう!」ワークショップが「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」※1とのコラボで開催されました。

当日は、小学1〜5年生の22名の子どもたちが参加。ソニーのICレコーダーを片手に、桜があちらこちらに咲き誇る散歩道から神社の境内へと、自然が奏でる音を探しに行きました。子どもたちは、どのような音を見つけてきたのでしょうか?

※1ソニーと日本自然保護協会が協働で実施している、自然の中にある「わぉ!」な感動に出会う機会を届け、生物多様性の保全につなげるプロジェクト。

▽感動体験プログラムについて   

▽「耳をすまして自然の不思議と音を探そう!」について 

はじめに、音の仕組みを学びます。
小太鼓の前に紙を置いて叩くと…「わあ!」「すごい!」予想以上の振動に、のけぞる子も。そう、「音は振動」だということを実感しました。

次に外へ出て、身の周りの音を意識することに挑戦します。
「サウンドマップ」という手法を教わり、聞こえてくる音をイラストで描き表してみます。今まで意識していなかった音の存在に、だんだん注意を向ける子どもたち…。

いよいよ本番、音を集めに出かけます!
子ども4~5人に1人ずつ、自然観察指導員さんがついて下さり、自然に関する知識を教わりながらグループごとに行動します。普段、学童保育からみんなで散歩に行く道…たんぽぽが咲いていたり、水路があったり、電線に鳥が止まっていることにも気付けました。

そして、普段は通り過ぎている神社の境内へ。裏手に、木々に囲まれた小さな林がありました。車通りの多い道路から少し入っただけですが、空気も澄み、鳥たちがさえずり、とても神秘的な場所です。足下は枯れ枝や葉っぱに覆われ、踏みしめた時の音と感触に、五感も研ぎ澄まされていきます。

一気に自然に夢中になった子どもたち、木々や植物を触ってみたり、中にはバッタやカエルをつかまえる子も。普段は遊具の整った公園で遊ぶことの多い子どもたちも、身近な自然を堪能できました。

部屋に戻り、一人一人が発表に向けて、集めた音の中からお気に入りを見つけます。
中には50種類以上の音を録音し、その中から一つを選ぶのに真剣に悩む子も。

いよいよ発表の時間です。
風の音、笹の葉を踏んだ音、植物のタネがカラカラ鳴る音、落ちていた枯れ枝を折った音…。
そんな自然の音以外にも、置かれた水槽を揺らした時の水の音や、瓦をたたいた音など、好奇心から生み出された音もたくさんありました。

「自然の中には色んな音があることを知りました」
「みんなで一緒に色んな音を聞けてよかった」などの感想も話してくれました。

ICレコーダーという これまであまり使ったことがないツールを介することで、普段通り過ぎていた自然にあらためて気付いたり、耳にしていたはずの音を大切に想い直したり…。そんな体験を通して、子どもたちがまた一歩成長したひとときでした。これからも、身近な風景やそばにいる仲間たちを大切に、ふるさとをもっと好きになってもらえたらうれしいです。

今回参加してくれた子どもたちと、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

実施場所 / 群馬県太田市
実施日時 / 2022年3月下旬
参加者数 / 小学生22人
文:長南 / ソーシャルデザインチーム
https://npoafterschool.org/social-design/

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