【不二製油株式会社】みんなでチャレンジ!「食育ビンゴ」(2020/07/31・2020/08/03実施)
食品メーカーである不二製油株式会社様と「人と地球の健康を考える」をテーマに世界の食糧問題や食の大切さを学ぶ食育プロジェクト。これまで5年間にわたり小学校の授業や放課後の時間にお届けしてきましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により子ども達の元へ出向いてプログラムを実施することがなかなか難しくなっています。
そこで、感染症対策を考慮したオンライン活用プログラムとして、ビンゴゲームをしながら楽しく大豆のチカラを学ぶプログラムを開発し、2020年7月31日と8月3日に南あわじ市の3つのアフタースクールへお届けしました。
(昨年度より南あわじ市教育委員会様からの委託を受け、兵庫県南あわじ市の放課後支援に取り組ませてもらっております。詳細はこちらから→https://npoafterschool.org/archives/blog/2019/06/21736/)
「食育ビンゴ」は、大豆で作ることができる食べ物をビンゴくじにし、ゲームを通して大豆が色々な食べ物に変わることや大豆が栄養満点な食材であることを学ぶ食育プログラムです。
初めに大阪から届けていることを伝えると、みんな「えっ、すごい!」、「大阪のたこ焼きは美味しい?」など、自分達と離れた場所から繋がっていることに興味津々で質問をしてくれました。
プログラム前に、子ども達には「チャレンジシート」を使ってビンゴのマス目を決めてもらいましたが、「チャレンジシートはできたかな?」と聞くと、みんな画面越しにシートを見せながら「やったよ~」と教えてくれて準備万端の様子。
「リーチ(片手をあげよう!)」と「ビンゴ(両手をあげよう!)」のポーズを練習して、早速「食育ビンゴ」のスタートです!
自分が選んだ食べ物がくじで出てくると「やった~」とガッツポーズしたり、くじが進むにつれ「チーズ、出てきて!」「枝豆が出たらビンゴやねん」と手を合わせて拝みながら画面を見てくれる子も。また、「豆乳!家でお母さんが飲んでる!」や「納豆、結構好きやで」と食べ物に関する感想も教えてくれました。
また、「食育ビンゴ」では、くじで引いた大豆に関する食べ物の豆知識も伝えていきます。
例えばプリンのくじをひいた時には、「通常、プリンは牛乳で作られますが、最近、豆乳で作られたプリンも売られています!豆乳で作られたプリンなら、牛乳アレルギーのためにプリンを食べることができないお友達でも、プリンを食べられるようになりますね!」といったことを伝えていきます。
ほとんどの子ども達がビンゴになる中、なかにはトリプルビンゴになる子も出て、みんなで練習したビンゴポーズをしながら一生懸命アピールをしてくれました。
「食育ビンゴ」の後は、不二製油の社員の方が大豆に関するスペシャルクイズを出題!
少しずつ難しくなる問題に、みんな迷いながらもチャレンジしてくれました。
社員先生からは、「今日のプログラムで知った大豆の豆知識を、お家の人にも是非教えてあげてくださいね」とのお話をいただき、ビンゴやクイズで盛り上がったプログラムも終了となりました。
実施後のアンケートでは、子ども達から「ビンゴが勉強にもなったし楽しかった」や「ビンゴやクイズがおもしろかった」という感想を教えてくれました。
現地の先生からは「終わってからも大豆の話を友達同士でしていた」という声や、オンラインプログラムの感想として、「自分が過ごしている学童以外の子ども達や大人とコミュニケーションが取れて楽しそうだった」という嬉しい声もいただきました。
これまで子ども達の元へ出向いて直接プログラムを届けていた食育プロジェクトですが、オンラインを活用した新たなプログラムでも、これまでと同じように子ども達が楽しみながら大豆のチカラを知る機会を提供できたと感じました。
また、今回別々のアフタースクールを繋いで実施したことで、オンラインによって離れた地域の子ども達同士が繋がる新しいコミュニケーションの広がりを感じました。
- 実施場所 /アフタースクール八木・アフタースクール湊・アフタースクール広田(兵庫県南あわじ市)
- 実施日時 /7月31日および8月3日
- 参加者数/小学生 合計57人(3校)
当団体との協働をしている企業パートナー様との取り組みは、下記をご参照ください。