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【全国で!】南あわじ市放課後支援、はじめました。

行政協働

放課後NPOでは2019年4月より、南あわじ市教育委員会様からの委託を受け、兵庫県南あわじ市の放課後改革の支援をスタートさせました。

南あわじ市は、兵庫県の淡路島の南に位置する人口4.5万人ほどの海山川、そして平野と表情豊かな地域です。名産のたまねぎや鳴門海峡のうずしおが有名ですね。

南あわじ市では、これまで放課後児童クラブ(学童)と放課後子供教室(全児童対策)の事業をそれぞれ別々に実施されていましたが、2019年4月よりこの二つを統合的に運営する『アフタースクール事業』としてスタートされることになり、その事業の立ち上げと推進のサポートため放課後NPOに支援事業を委託いただけることとなりました。

南あわじ市の掲げるアフタースクール事業の目標、
「主体性」「コミュニケーション能力」「郷土愛」を放課後事業を通して育む土壌をつくるため支援を推進してまいります。

私たち放課後NPOとしても、アフタースクール推進の継続的な地方支援ははじめてのこととなり、団体を挙げて本支援事業の推進に取り組んでおります。

アフタースクール推進に取り組むにあたって、重要なことが3つあります。

それは、「人・場所・カネ」

アフタースクールの運営ノウハウや子どもたちやご家庭のことを考えた制度設計があっても、それを担い専門性高く子どもたちを受け止め、成長を見守る「人」がいなければ放課後は豊かになりません。

私たちは、「人」の支援として、南あわじ市の放課後事業のスタッフの方々への研修や継続的な運営支援、ノウハウや各種運営資料のフォーマット提供を行い、事業にとって最大の財産となる人の支援に注力をしています。
今回モデルとなるのが南あわじ市立八木小学校のアフタースクール。市内で記念すべき1校目のアフタースクールです。モデル校の取り組みを今後市内に展開させていくために、今年の1年を伴走します。


支援の導入では、スタッフメンバーで放課後への思いを語り合い、「理想の放課後」をみんなの言葉で一つのビジョンとしてまとめていく、ワークショップを実施しました。

ビジョンや運営方針を与えられたものでなく、スタッフの方々自身で話し合い、思いをぶつけあい、目線を合わせていくプロセスに放課後づくりのエッセンスが、たくさん詰まっているとワークの度に感じています。(はじめてでみなさん緊張の面持ちでした…)


「あんたが大将!」というワードが飛び出した時は一同沸き立ちました。(笑)

楽しく、大人の思いをまずはすり合わせて言葉に願いを込めていくステップがとても大事ですね。ビジョンを1フレーズで!ということで、最後の仕上げは現地のスタッフさんで話し合って、取り組んでくださっています。

5〜6月では安全管理や児童理解の研修を行ってきました。
段々とみなさんも慣れてくるとこんな感じに。

良い感じに議論も深まるようになってきて、楽しくアイデア溢れるキャッチボールが日々生まれるようになってきました。

次は、環境整備の研修の一部始終。最初訪問した時には、子どもが使うものと大人が使うものが室内に混在して設置してあったり、人数に対して数の多い座卓が設置されていて子どもも過ごしにくそうだったので、みんなで知恵を出し合うと・・・

「一人で過ごしたい子や宿題に一人で集中したい子がいるだろうから、お一人さまスペースをつくろう」

「全部テーブルじゃなくても、床でブロック広げたい子もいるだろうから、テーブルを減らしてスペースをつくろう」

などどんどんアイデアが出ます。

そして、即実行!!

≪Before≫

≪After≫

来室人数に合わせて、あまり使われていなかったり、発達段階に合っていないものはいったん片付けて、など遊具、本の量や種類を絞って意図的な環境に変えていきました。

この写真左手がお一人さまスペース。工作したい子、勉強したい子がとても喜んでいます。

人気なので最近机を一つ増やしました。
カーペットも、凝ったものでなくても子どもがブロックを広げた時に片付けがしやすくなったり、ごろりと寝転んでリラックスできたり、これだけの一工夫で子どもの過ごし方が広がりますね。

以前は決められたテーブルにそれぞれ座ってお話を聞くまでに時間がかかってしまっていましたが、このスペースでみんな集まると話も聞きやすく、大人も話しやすく、みんなが使いやすくなりました。
小さな改善の積み重ねが、子どもたちの過ごしやすい環境づくりには欠かせませんね。
私たちは、運営でうまくいかないことがあると、子どもたちに原因を探すのでなく、まずはスタッフも含めた子どもを取り巻く環境を見直すようにしています。

こんな風に少しずつ、「人」への支援を通して子どもたちの環境にアプローチをしています。
何より八木アフタースクールのスタッフの皆さんが前向きで、ユニークで、地域のつながりが深く、とても素敵な方々ばかり。楽しくお仕事をご一緒させていただいています。

全国でこんなに思い溢れる方々が子どもたちの放課後に今日も力を尽くしている、と考えるだけで私たち自身もとてもとても励まされる思いでおります。
 

6月21日からは、「アフタースクール体験会」、ということで私たち放課後NPOがコーディネートしたプログラムもスタートし、徐々に地域の方々の参画も始まります!
プログラムの展開を通して、「場所」の活用も進めていくところです。
記念すべき最初のプログラムは「プログラミング」と「綿棒ART」!(綿棒ART、気になりますよね!)

当日の様子は追ってレポートしてまいりますし、私たちの今後の支援様子も紹介していければと考えています。

乞うご期待!

南あわじ市放課後サポーター:渡部

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