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【ご報告】対面イベント「超アフタースクール2022」を開催しました!

イベント

2022年11月6日(日)、「超アフタースクール2022」の対面イベントをアーツ千代田3331(東京都千代田区)にて開催しました。
放課後の時間をまるごと体感できるような空間の中で、複数のワークショップを同時開催し、小学生とそのご家族をはじめとする、総勢299名の方々にご来場いただきました!

メイン会場入り口

▼「超アフタースクール2022」の開催案内はこちら
https://npoafterschool.org/archives/news/2022/09/36951/

“好きでつながる”
「超アフタースクール2022」のテーマは、“好きでつながる”。
子どもも大人も自分の「好き」をとことん楽しめたり、新しい「好き」を見つけるきっかけに出会うことで、そこからまたつながりが生まれていく…。そんな放課後のような場・時間を多くの方々と一緒に共有したいと考え、スタッフ一同準備を進めてきました。

当日は子どもたちの笑顔や夢中になる姿、そしてそれを見守る大人の皆様の様子が会場中で見られ、本当にあたたかい時間となりました。以下、その様子を写真・動画にてダイジェストでご紹介いたします。ぜひご覧いただけますと幸いです。


■好きなことに夢中になれる時間を!~ワークショップ紹介~
私たちは、小学生の放課後の居場所「アフタースクール」の運営や、企業と協働し企画・開発したプログラムを全国の小学生に届ける活動を通して、多様な体験機会の創出や好きなことに夢中になれる空間づくりを大切にしています。

本イベントでは、そんな放課後の時間を体感できるよう、市民先生(ご自身の職業や得意を活かして講師をしてくださっている地域の方)や協働企業様にご協力いただきながら、放課後NPOアフタースクールのスタッフも一丸となって、複数のワークショップを開催しました。

「プログラミングブロック「MESH™️」でアイデアを形にしよう!」

「世界に広がる!けん玉チャレンジ!」

普段は日本中の子どもたちのもとへオンラインや出張でお届けしている、ソニーグループ株式会社様との「感動体験プログラム」より「プログラミングブロック「MESH™️」でアイデアを形にしよう!」、住友生命保険相互様との「スミセイアフタースクール」より「世界に広がる!けん玉チャレンジ!」をそれぞれ特別開催!

MESH™️でプログラミングに挑戦し、オリジナル発明品をつくったり、けん玉のプロの方に高難度の技を披露してもらい、技にチャレンジしたり。真剣に取り組む姿がとても印象的で、子どもたちの「できた!!」という歓声に、周りは笑顔で溢れました◎

「ジオラマ作家と鉄道ジオラマをつくろう!」

本格的な材料を使って自由につくるジオラマは、完成後につなぎ合わせて実際に電車を走らせます。子どもたちの表情が一段とキラキラ輝く瞬間です!

「大道芸」

「ダブルダッチ」

大道芸とダブルダッチは、普段アフタースクールの現場にも来てくださる市民先生によるパフォーマンス&体験会です。
大道芸では、初めて道具にさわる子も多く、その難しさを実感…!ダブルダッチも、いざ縄の中に入ろうとしてみても、タイミングがうまくつかめません。
市民先生や周りのスタッフは「惜しい!」「きっとできるよ!」とエールを送り続けます。子どもたちの表情はとても誇らしそうで、少し照れくさそうで、本当に輝いていました。失敗することを怖がるのではなく、挑戦してみる勇気・できたときの達成感や喜びをみんなで共有できた時間でした。

「屋上まったりスペース」

屋上にはまったりできる休憩スペースも用意。広く青空が気持ちのいいこのスペースには大きな紙を広げ、お掃除道具や傘などで大胆・自由に描く、いつもと違ったアート表現を楽しんでもらいました。

「よく飛ぶ紙ヒコーキをつくろう!」「なぞときチャレンジ めざせ!放課後探偵団」「ハロウィンゴーストタウン」

飛距離を競う大会形式で行った紙ヒコーキづくりは大盛り上がり!決勝戦は緊張感漂う舞台となりました。

なぞときチャレンジは、会場中に隠された謎を見つけて解き、クリアを目指す本格的なもの。大人も頭を悩ますレベルのその意図は「誰かと協力する」ということでした。ヒント隊に声をかけたり、会場のあちこちで「ここじゃない?」と謎を探して考える姿が見られ、クリアのスタンプを押してもらえた子どもの顔は達成感に満ちていました。

暗い室内で雰囲気満載のゴーストタウンは、ハロウィンが過ぎてもゴーストたちが帰れずにいたずらを続けているというストーリーで、ゴーストたちを帰すべく複数のミニゲームに挑戦しました。

「ものづくりコーナー」

「フリースペース」

ものづくりコーナーでは、子どもたちに人気の工作を3つ集めました。完成したらおうちでも使えるチョコマグネット、ずっとムニムニさわっていたくなるおばけスクイーズ、自由にデコレーションするクリスマスキャンドルデコパージュです。各アフタースクールからスタッフたちが集合し、子どもたちと一緒に楽しみながら進めてくれました。

フリースペースでは、ラグマットの上で読書やぬりえ、ブロックやボードゲームなどで自由に遊ぶことができます。まさにアフタースクールの部屋を再現したかのような空間で、子どもも大人ものんびりと時間を過ごしていました。

タブレットを使ってプログラミング教材を体験できるコーナーも用意。スタッフに教えてもらいながら、じっくりと考える様子がみられました。

「企業協働事例紹介ブース」

「コレスキコーナー」

企業協働事例や放課後STEAMといった私たちの取り組みを紹介するブースや、全国の小学生たちの「コレがスキ!」が詰め込まれた手作り新聞「コレスキ新聞」の展示コーナーを設置。足を止めて、じっくり見てくださる方がいることがとても嬉しかったです。

代表平岩

会場には、青い法被を身にまとい、駄菓子がいっぱいの番重を首から下げて笑顔で練り歩く、代表平岩の姿がありました。来場した子どもたちとじゃんけんをして駄菓子配りながら、大人の方には放課後の話を繰り広げたりも。大量の駄菓子はあっという間になくなり、伝説の売り子と言われているとか言われてないとか。

以上のような盛りだくさんの内容でお届けした「超アフタースクール2022」。各ワークショップでは、子どもたちの初めての挑戦をする姿・真剣に取り組む姿・思いのままに自由に過ごす姿など、一人ひとりが過ごし方を決めて、のびのびと楽しんでいました。そこはまさに放課後の居場所・時間のようでした。

■動画で振り返る「超アフタースクール2022」
この日一日の様子を、来場くださった保護者の皆様へのインタビューを含めて動画にまとめました。ぜひご覧ください。

■“子どもの新たな一面を知りました”~来場くださった保護者の声~
来場者アンケートによる満足度は97%(とても満足81%+まあ満足16%)とご好評をいただきました!
アンケートでお寄せいただいた声をいくつかご紹介します。

・絵を描いたり工作したりするのはあまり好きな子ではないのですが、屋上アートや鉄道ジオラマなど意外なプログラムに興味を示して、子供の意外な一面を発見できました。

・子供と一緒にイベントに参加できる機会が最近はあまり無かったので、お陰様で、親子で充実した時間を過ごせました。

・(スタッフが)子どもの動きをよくみていて、小さな事も拾い上げて「○○見てたよ!すごかったね!」「それいいじゃん!よく思いついたね!」などの子どもへの肯定的な声かけ。大人の私もその声かけが、大変勉強になりました。

・「これ結構気に入ってるんだ」と、おばけスクイーズをむにむにしたり、「昨日は疲れたけど、やっぱり充実しているとなんかいい気持ちだね。家にこもってるよりずっといいね。」とふいに言ってきたりして、よっぽど充実していて楽しかったんだなぁ、というのが聞かなくても伝わってきました。


■これからも皆さんと一緒に
2020年からスタートした「超アフタースクール」は、11月20日の「世界こどもの日」にあわせて開催し、放課後の価値について多くの方に知ってもらい、一緒に考えるきっかけをつくりたいとの思いで実施してきました。今年は念願叶って初めて対面イベントとして実施することができ、見る・聞くだけでなく、実際に体験するということでより放課後のワクワク感を体感し合えたと感じています。
これからも放課後の時間・居場所の大切さや楽しさを伝え続け、皆さんと一緒に「子どもがまんなかの放課後」をつくっていきたいです!

「好き」という気持ちは、人と人とを結び付け合う力があります。つながる楽しさや探究する面白さ、挑戦できる環境の大切さを感じ、放課後について考えるきっかけとなりましたら、大変嬉しく思います。

ご来場いただきました皆様をはじめ、本イベントの企画・運営に関わってくださった全ての皆様に、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!

写真/Nagisa Kamiya
文・コミュニケーションデザインチーム/太田、鈴木


本イベントは、日本財団様の助成により開催いたしました。

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