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【STEAM教育】プログラミングの旅 教員研修・授業in福島県須賀川市(研修2021/10/01・授業2021/10/12実施)

こんにちは。すっかり肌寒い季節になりましたね。学生インターンの片岡です。

2021年10月1日(金)、福島県須賀川市に「プログラミングの旅」教員向け研修を、12日(火)、子どもたちに授業を、オンラインでお届けしました。

1日に実施した教員向け研修は、「プログラミングの旅 」の授業を体験しながら、プログラミング的思考についての理解を深め、各教科や学習活動の中でプログラミングの要素をどのように見出し、取り入れるか、実践的なワークを通じて考えていただくものです。

▽「プログラミングの旅」教員向け研修について

まずはプログラミング教育が必要とされている背景について学び、どのようにプログラミング的思考と学校の授業を関連させることができるのかを考えていきました。その後、実際に小学校向け授業でも使用されているミッションを通じて、"プログラミング的思考"体験したことで、先生方からは

「難しいけれど、考えて実践してみると意外と楽しい。」
「身の回りにもプログラミング的思考が隠されていることがわかりました。」
との声をいただきました。

後半は、授業案作成を通して、各教科や学習活動の中で“プログラミング的思考”をどのように取り入れ、実施していくのかを考えるワークです。

ここでは発表してくださったものの中から、2つのアイデアを紹介します。

1つ目は、理科で水溶液を見分けるという授業案。
リトマス試験紙を使って酸性とアルカリ性を見分ける方法を教えることで「一般化」を行います。その後、アンモニア水、炭酸水、塩酸を使って実験することで、「分解」と「組み合わせ」の要素を取り入れました。

2つ目は、図画工作で木版画を行おう、というもの。
まずは、印刷をするために必要な道具や手順を考える。「分解」と「抽象化」の考えを取り入れることができます。さらに、3回刷ることで「繰り返し」も取り入れることができました。

「やはり、プログラミングは難しそうだ。」
「できるか心配です。」
研修を受ける前は、不安な声が多かった先生方。

しかし研修後には、
「分解がわかりやすく、低学年でもできるかも。」
「イメージがつきやすくなった。」
といった不安を少し解消できたとの声を多くいただくことができました。

実際に、1年生の生活科の授業で「分解」と「組み合わせ」の要素を取り入れてチューリップの球根を植える活動を行ったことにより、低学年の子どもたちでもわかりやすく、プログラミング的思考についての理解が深まったという実施報告をいただきました。

 

先生方が実際に取り組んでみた実践事例や、研修内で挙がったアイデアは、弊団体Facebookグループに情報公開をしておりますので、もしよろしければご参加ください。また、先生方が取り組んだ情報の投稿もお待ちしております。

◎    https://www.facebook.com/groups/761310224487503

 

12日に実施した小学生向け授業は、
子どもたちにとって身近な題材を通じてプログラミングに必要な論理的思考(プログラミング的思考)を楽しく学べる小学生向け授業です。

日常に溢れているプログラミングについて知り、身の回りのものとプログラミングを掛け合わせたらどんなものができるかを考えます。グループでミッションを解決していくことで、子どもたちの探求心を育むプログラムです。

▽「プログラミングの旅」について

まず、お買い物のミッションや給食ロボットに正しく命令を出すミッションを通して「プログラミングとは何か?」を学ぶところからスタート。

「必要な命令だけ出す」、「分解して正しく並べる」、「作りながら直す」といったプログラミングの基礎的な考え方を楽しく学ぶことができました。

後半は実践編として、お客さんの要望に応えるホットドッグづくりのプログラミングに挑戦しました。画面越しに、楽しそうな笑い声が聞こえ、のめり込むようにタブレットに向かう子どもたち。次々とやってくるお客さんに、美味しいホットドックを作ることを通してプログラミングのコツを掴んできた様子でした。

最後は、「プログラミングで実現させたいアイデア」を考えるミッションです。ここで出てきた中からいくつかのアイデアを紹介します。

まず出てきたのは、「買い物ロボット」。お年寄りの方や、体が不自由な人のために、作ってあげたいとのこと。アピールポイントは、欲しいものを声で伝えることができるところだそうです。声に反応して動作するものもあるので、実現できる未来はそう遠くないかもしれませんね。

 

次に出てきたのは、「目覚ましロボット」。起きる時間になったら音を出し、さらに揺らしたり、ベッドからおろしたりして起こしてくれるロボットです。音だけではなくて、振動などがあったら起きられるかも。朝が苦手な子ならではのクリエイティブなアイデアでした。

 

今回、プログラミングのしくみとコツを学んだ子どもたちには、こういった「あったらいいな」のアイデアを、どうしたら実現できるかな、どんな仕組みにしたらいいのかなと考える機会や、プログラミングについて関心を、これからももってもらえたら嬉しいです。

参加してくださった先生方、子どもたち、ありがとうございました。

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実施場所/ 福島県須賀川市
実施日時/ 教員向け研修10月1日、授業10月12日
参加人数/ 教職員6名、小学生13名

当団体との協働を検討していただける企業・団体様は特設ページもご覧ください。

文:片岡/ 学生インターン

 

 

「プログラミングの旅」特設サイトを見る

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