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【トキワ松学園アフタースクール】なかったら作りだす!子どもたちの素敵な力

みなさんこんにちは、トキワ松学園アフタースクールの佐藤です。
賑やかな声が響くトキワ松学園から、子どもたちの普段の様子で私が日々感じていることをご紹介したいと思います。

アフタースクールで子どもたちはさまざまな遊びをしています。私は今年の4月からトキワ松学園アフタースクールに赴任してきましたが、トキワ松の子どもたちは自分がやりたいこと・遊びたいものがなければ、その時ある材料を使って工夫して作る力があります。

なかでも私の印象に残っている遊びが「LEGO(レゴ)」です。
遊ばない日はないくらい毎日、子どもたちはLEGOを使って様々な遊びをしているのですが、アフタースクールにおいてあるLEGOは、珍しい形の部品や新しい部品などの種類が豊富なわけではありません。「今日はこれが作りたいな」と思っても、思い描いた通りのパーツがない!なんてことは何度もあります。
そんな時子どもたちは、ないから違うもので遊ぼうかとなるわけではなく、今あるものでどうやったら自分が作りたいものに近づけるかを考えて制作するのです。


最近子どもたちが作ったものの一つに、有名な恐竜映画「ジュラシックワールド」の世界観を表現したものがあります。LEGOの横で恐竜の図鑑を開いて、色々な種類の恐竜を細かいところまで今あるパーツを使って再現していきます。
これは、スタッフが「図鑑を見て作ったら?」なんてアドバイスなどをしたわけでもなく、「壮大なものを作ってやるぞ!」と意気込むのでもなく、子どもたちが自然と図鑑を取り出して、普段通りの涼しい顔で作っていったのです。

それぞれの恐竜の特徴をよくとらえ、アフタースクールにあるパーツでは表現しづらい難しいところも、工夫して組み立てていました。スタッフは完成品を見て、そのクオリティの高さに驚き、「なんてすごいものを作ったんだ!」と感動したのですが、当の本人たちはやはり何てことない様子でそれぞれの作ったものを説明してくれました。






※写真の他にももっとたくさんの恐竜を作りました!

今回は一例のみを取り上げましたが、毎日子どもたちは普段の遊びの中で様々な一面を見せてくれます。同じ遊びをしているようで実は毎回新しく、違う遊びが展開されています。上記で紹介した作る力ももちろんですが、友達と関わることで起きる、遊びの広がりや楽しさ、時には難しさも日々感じながら遊んでいます。
勉強することももちろん大切なことですが、放課後にいろんな友達と遊ぶ時間は、このころの子どもでしか経験できない貴重な時間だと思っています。このブログを読んでいただいたみなさんに、少しでも放課後の遊びの大切さを知っていただけたら嬉しいです。

子どもたちの柔軟な発想と創造力を目の当たりし、私たち大人も見習わなければならないなと日々感じます。コロナ禍で遊びも過ごし方も制限があり、思うように活動ができないことも多い現状ですが、楽しい時間を過ごせるよう子どもたちに倣いながら、一緒に放課後をゴールデンタイムにしていきたいと思います。

文・トキワ松学園アフタースクール/佐藤

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