【緊急寄付窓口開設】学童保育支援にご協力をお願いいたします!
放課後NPOアフタースクールは、現在までに21校のアフタースクールを開校し、小学生の魅力的な放課後づくりに取り組んできました。(詳しい事業内容はこちら)
この度の新型コロナウイルス感染症は、放課後児童クラブ(学童保育)や放課後子供教室の運営者である私たちに、先の見えない試練を与え続けています。3月2日より、多くの学童保育が医療や社会インフラに携わる方々を支えるために朝から夜までの終日開室をしております。医療の最前線で働く保護者のお子様を安全にお預かりすることで、私たちも準最前線で社会的使命を果たしたいと強く願っております。そして従来学校が担ってきた子どもたちの心理的安全を確保する役割も果たしたいと思っております。
しかしながら、長期化する感染症対策から全国の学童保育の現場は体力的にも精神的にもギリギリの局面を迎えており、皆さんの応援・ご支援を求めています 。
▼全国の学童保育の状況についてはぜひこちらもご覧ください。
緊急事態宣言が日本全国に拡大、学童保育現場も心の重大局面(代表平岩記事)
2月27日(木)政府による全国一斉臨時休校要請。同時に学童保育には原則終日開室を通告。学童保育は通常は放課後である14:30からの開校を前提とした体制のため、人も場所も想定外の大きな負担がかかることになり、必死でその対応を行いました。
参考記事:
「全国一斉臨時休校要請発表を受けて〜放課後NPOアフタースクール激動の1週間〜」
「激動の1週間 新型コロナウイルスをめぐる学童保育の対応」(代表平岩記事)
緊急事態宣言発令後は、利用を医療従事者やエッセンシャルワーカー(ライフラインに関わるお仕事に従事される方々)のご家庭に制限するなど、日々の子どもの人数は減っているところが多いですが、先の見えない中で子どもたちや自身の感染リスクへの不安は大変大きいものです。スタッフはこのような仕事に就く者の責任として休日も相当自粛した生活を続けています。また施設の消毒を1日に何度も行いながら開校を続けています。蓄積された疲労から体力的にも気持ちの面でも本当にギリギリの局面を迎えています。
私たちは、自身が運営するアフタースクールだけでなく、全国で「学童崩壊」が起きないように今出来うる限りの支援をすることで社会を支えていきたいと考えています。そのためには皆さんの力が必要です。
運営資金の寄付(経済的支援)を求めています
放課後NPOアフタースクールは、自ら現場を運営しながら各地の支援を行っておりますが、経済的支援を必要としております。
やむなく閉室しているアフタースクールもあります。収入のない状態が長期化すると活動や人員の縮小が現実的になってしまいます。再び開校するためにもスタッフの雇用維持が必要です。引き続き、大勢の子どもたちに魅力的な活動が届けられるようにどうかご支援をお待ちいたしております。
この記事を今まさに読んでくださっている社会の一員である皆さまが当事者となり、ぜひ全国の子どもたち・保護者の皆さん・そして学童保育を支える仲間になっていただければと切に願っています。
学童保育を支えるための放課後NPOアフタースクールの具体的な取り組み
(1)全国の学童保育等緊急対応状況を調査し、社会に発信する
全国の学童保育の現状を把握し必要な支援が受けられるよう社会へ発信すべく、運営事業者の皆さんにアンケートを実施するなど、定期的に状況をお伺いしながら各地から聞こえる悲痛な声を伝えています。
▼2020年3月に実施したアンケート結果詳細はこちらをご覧ください。
一斉休校にともない、学童保育等緊急開室対応の状況調査アンケート結果
(2)企業へ寄付・物資協力の呼びかけ/全国の学童保育へ届けるハブ機能に
アンケート結果を参考に学童保育での「困りごと」をまとめ、パートナー企業様へ支援のお願いを呼びかけました。
頂いた支援物資と全国の学童保育とのマッチングを行い、マスク等の衛生用品、文房具や絵本、玩具、おやつ等をニーズに合わせて全国へ届けています。この役割は今後も引き続き担っていきたいと思っております。
(3)オンラインを活用した取り組み
アフタースクールや外部の学童保育へオンラインでプログラムを提供しています。活動のマンネリ化を防ぎ、こうした状況下でのつながりづくりにも寄与。日本全国でオンラインを通じて子どもたちも友達を増やしています。また企業と連携して新たなプログラムを開発するなど今だからこそできる新しい学びへの挑戦も進めています。
参考記事:
届け、全国の学童保育へ!「オンラインアフタースクール放送局」活動中!
さらに、自宅で過ごす多くの子どもたちに向けてオンラインアフタースクールを始め、心理的なケアをしています。学校が今まで担ってきた部分ですが、学校はなかなか動けない状況なので、アフタースクールで迅速に行い、継続しています。友達との他愛ないやり取りができることに子どもたちは大きな安心感を得ます。学校が再開され、より多くの子どもたちに友達や大切な人、社会とのつながりを取り戻してあげたいと切に願っています。
参考記事:
【新たな挑戦!】アフタースクールの友達にオンラインで会いにいく
これらの緊急対応を、私たちも使命感をもって手弁当で行っていますが、休校要請の長期化により継続していくためには皆さんのお力添えが必要です。ぜひ、ご支援をよろしくお願いいたします。
子どもたちの放課後を取り戻す
かつて子どもたちは自由に地域で遊ぶ中で社会性を育んでいきましたが、地域の中に遊び場が減り、また共働き世帯が拡大するなど、時代の変化と共に学童保育が担う役割が非常に重要になってきています。
今、窮屈な思いをしている子どもたちが日本中にたくさんいます。子どもたちの自由でのびやかな放課後を取り戻す必要があります。そのためにも今は私たちも全国の学童保育もなんとか生き延びていかねばなりません。
開室しているアフタースクール現場では、引き続き衛生管理を徹底し、子どもたちに少しでも楽しい時間を提供することで医療従事者やエッセンシャルワーカーの方々を支えていきたいと頑張っています。全国の仲間たちと同じように不安や緊張がありますが、変わらず支えてくださる保護者の皆様からの労いや感謝のお声かけをいただきながら日々を過ごしています。
子どもたちも自分や友達との時間を守ろうと頑張っています。
私たちの団体だけでなく、より支援が必要なところにも届けられるよう、引き続き声やご支援が必要です。
世界中の子どもたちの健やかな日々が1日も早く帰ってくることを願い、これからも自分たちの役目を邁進してまいりたいと思います。
最後に改めて、日々支えてくださるすべての方に心より感謝申し上げます。
そして皆さまもぜひこの緊急支援にご参加いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。