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【新たな挑戦!】アフタースクールの友達にオンラインで会いにいく

未だ感染拡大を続ける新型コロナウイルスの影響を鑑み、4月7日(火)、7都府県に対し政府より緊急事態宣言が発令されました。
3月の全国一斉臨時休校より、居場所を失った子どもたちの受け皿として注目されていた学童保育は緊急事態宣言を受けてどう変わったでしょうか。

私たちが運営するアフタースクールですが、私立学校の多くは学校と相談の上一時的な閉室を選択、一部拠点で限定的な開室をしています。
公立校については自治体判断のもと、引き続き必要なご家庭に向けて朝から開室をしていますが、医療関係やライフラインに携わる方など、利用できるご家庭がより限定されるところが多くなっています。

多くの子どもたちが自宅で過ごす今、私たちにできることを日々模索しながら活動する中で、また1つ新しい挑戦が始まりました。

やむなく閉室をしているアフタースクールをオンラインで開室する!
子ども同士が、子どもと社会が、つながりを絶やさないことが今は大切であると考えたからです。

先陣を切ったのは、昨年開校した農大稲花アフタースクール
東京農業大学の付属校で小学校も同時に開校したため、まだ2年生までしかいません。この日はトライアルとして、2年生を対象に1時間開催しました。

内容は「TOKA COINのデザインを決めよう!」。どんなことを行なったかと言いますと...!
昨年よりいくつかのアフタースクールでオリジナルコインをつくる動きが盛んになっています。いわゆる地域通貨のように、自分たちでお金の価値や使い方を決め、世の中(ここではアフタースクール)をより良く、もっと楽しくしていくためにと始まりました。低学年しかいない農大稲花アフタースクールも、定期的に子ども会議を開催し、日々の過ごし方を自分たちで考えたり、コインの話を進めてきました。

今回は、事前に子どもたちがお家で考えた農大稲花アフタースクールコインのデザインをそれぞれがプレゼンしながらお披露目、最後にみんなでコインのデザインを決める日です!
オンライン開催はご家族の協力も必要なのであまり集まらないかも...!と思っていましたが、なんと40名近くが参加してくれて、終始大盛り上がりでした!


開始直後、続々と参加してくる子どもたち。「久しぶり〜」と声を掛け合ったり、「〇〇くん、聞こえる〜?」と動作チェック。みんなでマイクのオンオフ切り替えも練習しました。


プレゼンタイムが始まると、まずは「誰々を見つけて!」と画面の中から友達を探します。
「見つかったらいいねポーズ!」(発言する子以外はマイクオフ!)
みんながお話を聞く準備ができたところで、子どもたちのプレゼンが始まります。
画面の向こう側ではサポートする保護者の方の声が!!(笑)


「農大なので、大根をポイントにしたデザインにしました」
素敵なデザイン、素晴らしいプレゼン!時々マイクオフをし忘れた子から「おお〜〜」という感嘆が漏れます。


ちなみに頑張って背景設定をしようとした現場スタッフはなぜか服が背景認識されてユニバース仕様に(笑)。時折子どもたちをざわつかせましたが、いつも一緒に過ごしていた現場のスタッフの顔も久々に見られ、子どもたちが挨拶をするなどとてもあたたかい時間が流れました。


「準備ができたら変顔〜〜」と放課後らしいやりとりもたくさん!笑
最高!

終盤では、"これからオンラインアフタースクールでどんなことをしたい?"をテーマに子どもたちが意見を出し合います。
「みんなでにらめっこ!」
「一緒に校歌を歌いたい」
「おうちで作ったものを見せたい」
「宝物を見せたい」(幼い妹弟を登場させている子もいました♩)

素敵な意見がたくさんたくさんでました。何より印象的だったのは、子どもたちがずっと笑顔だったこと。一緒にたくさん遊びたい。いろんなお話がしたい。はやく学校に行きたい。
いろんな想いを抱えているはずです。でも今こうして友達の顔を見れたことの喜びをたくさんかみしめているのだと感じました。


最後は全員マイクをオンにして、「まったね〜〜!ばいば〜い!」
また会おうね!

大切な子どもたちは今、遊ぶ機会や学ぶ機会、社会とのつながりが激減しています。
それでも命を守るための大切な期間と考え、子どもやスタッフを守るためにアフタースクールも各地の学童保育も限りなく少ない人数での利用となるようご家庭にご協力をいただいております。
オンラインで居場所を作ること、小学生以下の子どもたちは保護者の方のサポートを必要としますし、長時間専有できる端末があるご家庭は多くありません。そして画面を見続けることも避けたいですが、こうして会えない日々のどこかに友達や、会いたい人と繋がれる時間が持てるようこれからも試行錯誤を重ねていきたいと思います。


緊急事態宣言発令から早一週間。
今私たちがもっとも伝えたいことは何か改めて考えてみました。

(1)必要な時に本当に必要な方が利用できるようにしたい
放課後NPOアフタースクールにも子育てをしているスタッフが多く、在宅で仕事をする大変さを実感しています。学童保育や保育士のご家庭など、コロナ対策に直接関わる方を支えている職業の人も多く、本当に必要な時に利用できると安心があります。
一方で、ここで必要以上に条件を緩めると本末転倒ですし、子どもがあまりに大勢いる状況は利用者も運営側としても今の状況下では望んでいませんが、これまでは学校や放課後クラブがあったことで発見できた子どもの心のサインが見えなくなってしまうことには大きな不安があります。学校や行政、専門の方とさらに連携し、子どもたちの心身を守る居場所をつくっていきたいと強く感じています。

(2)学校との協力体制が持続可能な放課後をつくる
先行きの見えない中ですので、学童保育のみが終日預かることは体力的にも精神的にも苦しい状況が全国各地で起きています。すでにそのような体制となっているところもありますが、学校の人的支援、寄り添いをいただけると大変心強いです。今私どもを支えてくださっている自治体、先生方にも心より感謝申し上げます。

(3)経済的支援が必要
ここは社会全体で考えていくことですので、放課後の業界のみへの支援を望んでいるわけではありませんが、延びた時間分、マイナスになった分を補填するというところから、
子どもの居場所を守り、整え、単なる場の提供ではない時間づくりに対し、今後その価値が見直されていくことを願っています。

この苦難を子ども、大人みんなで乗り越えた時、もっと楽しい放課後が、社会が、未来が子どもたちに広がるように私たちは今できることをこれからも続けてまいります。

文:放課後NPOアフタースクール/広報 鈴木香里

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