【参加者満足度100%!】事業者・自治体向け/放課後運営フェローシップ研修を開催しました!
学校施設を活用し、地域社会と共に放課後づくりに取り組む放課後NPOアフタースクール(東京・港区)は、この度初めてのフェローシップ研修を開催しました。
全国各地から参加した運営担当者、自治体担当者向けに、当団体が培ってきたノウハウを2日間かけて伝授。ワークショップや実際の現場見学など体感的に学んでいただける機会を提供いたしました。
■イベント概要
2019年11月28日(木)、29日(金)の2日間かけて放課後事業を担当している自治体の方、現場運営に携わっている運営団体の方を対象に研修を開催。
6つの自治体(山形、宮城、新潟、東京、岩手、奈良)から9名の方にご参加いただきました。
募集概要はこちら。
■当日の様子
Day1:2019年11月28日(木)
アフタースクールが大切にしている理念・価値についての講演(代表理事/平岩国泰)
代表平岩からは、放課後の価値や意義、これからの未来を担う子ども達を社会とつなぐ架け橋としてのアフタースクールや、そこでの子ども達のエピソードを紹介。
運営(ハード面)での抑えるべきポイント(理事・チーフマネジャー/有坂絢子)
アフタースクールを運営するにあたっての人員体制や予算、環境設定等ハード面におけるポイントをマネージャーの有坂よりご説明。また現場運営で心がけている、スタッフチーム作りの重要性、皆でありたい放課後や子ども達への対応を目線合わせする大切さを、具体事例をもって紹介させて頂きました。
アフタースクール見学
都内の校内連携型施設、完全一体型のアフタースクールの2拠点を視察。実際の一日の流れやスタッフの動き、ミーティングや活動プログラムの様子を見学頂きました。
2日目は初日の気づきをたくさん場に出していただきながら、主にソフト面について対話を重ねながら深めていきました。
Day2:2019年11月29日(金)
1.Day1の振り返り
2.運営の要・スタッフ育成とコミュニケーション(理事・チーフマネジャー/有坂絢子)
(1)チームづくり・子ども対応への目線合わせ
(2)現場安全管理体制
(3)育成・研修体系
(4)学校・保護者とのコミュニケーション
3.子どもたちの多様性を活かし・伸ばす活動設計(マネジャー/渡部岳)
4.企業との連携(事例紹介&ワークショップ)(チーフマネジャー/押塚岳大)
5.ラップアップ
「放課後での子ども達の成長を見える化、身につく力や価値を発信していくことが必要」(奈良県からの参加の方)
「これまでの運営の仕方に持っていたモヤモヤにとても良い刺激。皆で話せて良かった。」(新潟県からの参加の方)
2日間を通した参加者の声
「企業との連携、採用、現場の困りごとなど、日ごろの悩みに対したくさん学びがあったので他のメンバーにシェアしたい。放課後でやれることがまだあると思った」
「今まで自分が大事にしようと思っていたことが共感できてよかった。これからは質の時代。質があってこそ、放課後の仕事が職域として認められることにつながる」
さらに「採用や広報(価値の発信)についてどうしているのかもっと知りたい!」という声や、「都市部のように人手が確保できない地域でいい人材を採用していくのはまだまだ難しい」など今後の課題感なども共有いただきました。
初開催となったフェローシップ研修は、参加者同士も含めてコミュニケーションを密に取りながら研修を進めたことで、個々で抱えていた悩みの解決にもつながりました。
ご参加いただいた皆様には同じ志を持ち、日本の放課後をより良くしていく仲間として認定証を授与させていただき、今後も必要なサポートをさせていただく予定です。
それぞの経験に基づいた現場の知見を出し合い、双方にとって学びの場のなった本研修は今後も引き続き続けていきたいと思います。
特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
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放課後NPOアフタースクール 事務局
info[a]npoafterschool.org
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