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【食育プロジェクト】みんなでチャレンジ!食育ビンゴ(2024年度実施)

食育プロジェクトでは、「人と地球の健康を考える」をテーマに、子ども達が世界の食糧問題や食の大切さを学ぶ出前授業を、食品メーカーの不二製油株式会社とともに小学校や放課後の時間へ届けています。

大豆をテーマにした2種類のプログラムのうち、低学年向けの「食育ビンゴ」を、2024年度は大阪や横浜、千葉、また石川県珠洲市からもご応募をいただき、小学校や放課後の時間に訪問形式にて合計8校274人の子ども達にお届けいたしました。2024年度にプログラムをお届けした様子や、子ども達や実施先の先生方からの声をご紹介します。

▼「食育ビンゴ」プログラムについて

▼プログラム実施の様子
スタッフが実施教室へいくと、休み時間中の子ども達が「大豆のプログラムをしてくれる先生だよね」と興味津々に話しかけてくれました。みんなワークシートを見たり、準備しているスタッフの傍らへ来て「これは何?」と備品を指差したりと、プログラムが始まるのを楽しみにしてくれている様子です。事前に配布しているワークシートには、9つに区切られたビンゴ枠があり、事前に子ども達に大豆由来の食べ物シール15種類から9つを選んで貼ってもらいます。「枝豆が好きだから貼る!」「豆乳チーズってどんなチーズ?」とシールに書かれた食べ物も気にしながら、ビンゴ表が完成です。

いざ、プログラム開始!司会と不二製油株式会社の社員の方によるスペシャル先生が進行し、プログラム前半はビンゴ、中間にスペシャルクイズ、後半には“大豆ミート”を実際に見たり触ったりする機会もあります。

まずはビンゴがスタート!スクリーンに表示された1~15の数字の中から、子ども達に好きな数字を選んで発表してもらいます。数字が裏返ると大豆由来の食べ物イラストが登場!自分が選んだ食べ物が出てくると〇を付けることができます。

数字が発表され、食べ物イラストが出る度に子ども達は大盛り上がり!自分が選んだ食べ物の名前を大声で呼び「次こそは出てほしい!」という気持ちがとても伝わってきます。「ビンゴはこれでラストだよ」と伝えても「アンコール!」「もう1回!」という声が多く、時間があるときはリクエストに応えてもう1人だけ数字を選んでもらう…なんてことも少なくありませんでした。中には1人で5個のビンゴを出したラッキーな子も!熱狂に包まれながら、名残惜しくもビンゴは終了です。

次はスペシャルクイズの時間。最初に「大人でも間違えるくらい難しいよ」と伝えているので、子ども達はしっかりと耳を傾け、全問正解を狙う真剣な顔を見せてくれます。実施校の先生も悩まれるクイズもありましたが、全問正解する子もいて、みんな一生懸命に考えてくれていることが伝わってきました。

ビンゴとクイズを通して、大豆は栄養満点の食べ物であることや、人や地球環境に優しい食べ物であることを学び、楽しいプログラムもいよいよ終盤に入ります。ワークシートの裏面には、大豆がどんな食べ物に変身するのかを表した「ソイツリー」を掲載していて、子ども達に「これまでにどれを食べたことがある?好きな食べ物はある?」と聞いてみると「全部食べたことある!」「お味噌汁大好き!」という声があがりました。また、意外なものが大豆からできていることを知り「枝豆って大豆だったんだ!」と驚く声も。

昔から食べられている大豆から変身した食べ物も多くありますが、最近では“大豆ミート”という、大豆からまるで肉のような食感に作られた食べ物があることを紹介し、実際に色々な種類の“大豆ミート”に触れてもらいました。

乾燥させた“大豆ミート”を見たり触わったりした子ども達は、“大豆”だけど“お肉”?と不思議そうな表情でしたが、料理の写真を見て「大豆ミート食べてみたい!」という声もたくさん聞かれました。また、実際に食べたことがある子もいて、以前に比べて身近な食品になっていることを感じました。

希望する実施団体では、大豆からできたシリアルを食べてもらう体験も今年度から実施しています。みんな初めて食べるので「どんな味がするのかな」「おいしいのかな」とドキドキしていましたが、「きなこみたいな味がする!」「もっと食べたい!」とすぐに食べ終わる子が多かったのが印象的でした。

45分間のプログラムもいよいよ終了が近づき「そろそろプログラムもおしまいになります」と伝えると子ども達からは「えー!」と残念そうな声が。プログラムを楽しんでくれている気持ちが伝わってきて嬉しくなりました。最後に今日のおさらいをし、スペシャル先生からは「今日プログラムで知った大豆のチカラのことを、是非お家の人や周りの人にもお話したり、給食やいつも食べている料理の中に大豆で作られた食べ物があるか探してみてください。」というメッセージをいただきました。 子ども達は「たくさん大豆を食べます」「大豆ミートを食べたい」と嬉しい感想を話してくれました。

実施団体の先生からは、「外部の方が来てくれると子ども達はいつもより集中して聞いてくれるし、印象に残りやすいので学んだことをよく記憶しています」とのお声も頂戴しました。
プログラムに参加してくれた子ども達、実施にあたりご協力をいただきました皆様、本当にありがとうございました!

プログラム終了後、子ども達や実施先の先生方からいただいたアンケートのメッセージをいくつか抜粋してご紹介します。
子ども達からのメッセージ
・さいごのだいずおいしかったです。きてくれてありがとうございました。(1年生)
・大豆ミートは、いろいろなしゅるいがあって、すごいと思いました。(3年生)
・ダイズをお肉みたいにしたり豆にゅうチーズを作ってすごいと思った。カラカラにかんそうさせるのも理由があるんだなと思った。(3年生)
・これからは、大豆に関心をもち、ごはんの時大豆ってすごい食べ物だと思い出して食べていきます。(5年生)

実施先の先生からのメッセージ
・最初は「ビンゴのみに興味がある」といった様子だった子どもも一定数いましたが、食品の説明に移っても興味を保って学ぶ姿勢を見せていたのが最も印象的でした。
・大豆ミートに興味をもち、授業で学習しなかった食材について知れてとてもよかったです。
・国語で学んだことをさらに深めて学ぶことが出来ていたと思います。
・45分という短い時間で大豆の加工品、大豆ミート等、1,2年生にも分かりやすく説明していただき大変勉強になりました。半数くらい大豆が苦手な子がいましたが、ほとんどの子が大豆シリアルを「美味しい!」と言っていました。

 

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