【トキワ松学園アフタースクール】子どもたちの豊かな心を育む「チアリーディングプログラム」
こんにちは!トキワ松学園アフタースクールです。
トキワ松アフタースクールでは、様々な活動を通して子どもたちがいきいきとした笑顔を見せてくれています。今回は定期プログラム(習い事)のチアリーディングでの出来事を紹介したいと思います。
(みんな笑顔で)
トキワ松学園では、毎年7月に開催される「学園祭バザー」というイベントがあります。小学校だけでなく、中高も含む学校全体で開催されるイベントで、中高・OGの方や保護者の方々全員で盛り上げる一大イベントです。ここで初めて、トキワ松アフタースクールのチアリーディングチームが出演させてもらうことが決まりました。
中学校のダンス部の方々に「今度のバザーで、私たちが踊っている振付の一部分をアフターのチアの子たちも一緒に踊りませんか?」と声をかけていただいたのです。
トキワ松学園中学校・高校ダンス部は大会などでも賞を受賞するような強豪校。
そんなダンス部と一緒に発表ができる!と嬉しく思う反面、心の中では小学生には難易度の高い振付を「できるのかな、もしかしたら諦めてしまう子がいるのではないかな」と私たちスタッフはドキドキしていました。
「ダンス部さんと一緒に発表会するよ!」とチアメンバーに伝えると、こちらの意に反して子どもたちは大喜び!
次の練習でダンス部のお姉さんが来てくれて振付を教えてくれました。
みんなから「すごい!」という歓声が上がり、お姉さんのかっこいいダンスの虜に…!キラキラした憧れの存在に少しでも近づきたい!と子どもたちの目も変わりました。
そして何度も一緒に振付を確認してくれて、最終的に曲で踊れるまでに!子どもたちの可能性に本当に驚かされました。
1年生は、入ってきてから2か月、一生懸命にダンスや自分の役割を覚え、2、3年生の先輩に食らいついて練習してくれました。
(お友達に押してもらってストレッチを頑張っています)
「○○ちゃん、一緒にやってみよう」「ここをこうしたらもっといいよ」と1年生に声をかけてあげている2、3年生。
コーチがそうしようと声をかけたわけではなく、子どもたちが自主的に考え行動してくれたのです。演技をみんなで作り上げようとする姿が見られたことがとても嬉しかった瞬間でした。
迎えた本番当日。
いつもと違う場所・環境に緊張している様子でしたが、たくさんのお客さんの前で堂々と演技することができました。そんな姿はとても頼もしく、かっこよかったです。
(ダンス部と一緒に!)
後日、当日の演技を大きなモニターで鑑賞して振り返りをしました。
すると子どもたちから「少しまちがえちゃって悔しい。けどダンスはみんなでそろえられた」、1年生からは「もっと2、3年生みたいに上手になりたい!」と反省の声が聞こえてきました。
自分たちで気づき、こうしたい!こうなりたい!という気持ちを出してくれたのです。
(普段の練習の様子。組体操、安定してできるようになってきました!人を乗せるのはドキドキするけど信頼しあって頑張っています)
それからの練習はどんどん活発に!練習を重ねるごとに大きくなっていく声、今ではホールの外まで響くくらいみんなの元気が溢れています。
(円陣を組んで元気よく「エイエイオー!」)
(クリスマスの曲に合わせての演技。ポン文字でニコちゃんマークを作りました)
最近は週1回、1時間の練習の時間をより濃いものにするため、「練習の中で頑張ったこと、感じたことを書いてきてね」と伝え、”チアノート”という交換日記のようなノートを始めました。
子どもたちはコーチに教わったこと、上手にできたこと、時にはうまくできなくて悔しかったことなど毎回ノートに書いて持ってきてくれます。
その中でも一人の子が書いてきてくれた文章がとても心に残っているので紹介したいと思います。
「チアのじかんがすきだから、もっとじかんをながくしてほしい」
「もっと上手になりたいし、からだもやわらかくなりたいし、もっとチアを知りたい」
その子が自分の気持ちをこうして表してくれたのがとっても嬉しくて、読んでいて心が熱くなりました。
(昨年のクリスマス発表会の様子。いつも支えてくれて、応援してくれる親御さんに向けて演技をしました!)
一人ひとり得意なことがあって、できるようになるペースも違う、自分からどんどん前に出ていける子もいれば、心の中に熱い気持ちを秘めている子もいる。そんな個性を認め合って、支えあって1つの演技を完成させることで生まれるチームの絆。
みんなが純粋にチアを楽しんでいる様子を見ていると夢中なことにがむしゃらになれる子どもたちの素晴らしい力にこちらもパワーをもらえます。
次回の発表会は今年度の集大成!ダンス部卒業公演の出演に向けて練習に励んでいます。
これからも、子どもたちの成長をどんな角度からも応援できるアフタースクールでありたいという思いを込めて、今日も子どもたちとのかけがえのない時間を楽しんでいきたいと思います!
文・チアリーディング講師兼アフタースクールスタッフ/藤井