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【感動体験プログラム】プロの先生と仕組みを学び、オリジナルアニメをつくろう!

企業協働

2023年8月22日、23日の2日間、宮崎県串間市の放課後児童クラブにおいて、ソニーグループ(以下、ソニー)の感動体験プログラム「世界でひとつの『オリジナルアニメ』を作ろう」を実施。22名の子どもたちが参加しました。

2日間のワークショップを通じて「アニメづくりの基礎」を学び、最後には子どもたち自らが描いたオリジナルアニメを完成させるワークショップです。

▽感動体験プログラムについて
▽「世界でひとつのオリジナルアニメを作ろう」について

今回のワークショップは、「おじゃる丸」や「チコちゃんに叱られる!」など、たくさんのアニメづくりに関わられている遊佐かずしげ先生にお越しいただきました。

まず初めに、アニメがどういうものなのか、ご自身の絵を使って教えていきます。

「この絵には男の子がいるね、その次の絵では男の子が大きくグーを出しているね。この2枚の絵を素早く交互に見ると…」
「わぁ、じゃんけんしているみたい!動いてる!」と子どもたち。
「そうだね、たった2枚の絵だけで、動いているように見えるんだよ。それを知った上で、先生が作ったアニメを見てみようか」

普段見慣れているアニメも、止まっている絵の連続でできていると分かると、見方が変わってどんどん楽しくなってきました。

今回の練習作品のテーマは「鳥の羽ばたき」。
まずは先生が用意した鳥の下描きが配られ、子どもたちはそれぞれ個性豊かなデザインを描き加えます。ギザギザの羽、モコモコの羽、帽子やネックレスを付けているおしゃれな鳥も誕生しました。

次に鳥が羽ばたくときの動きについて、先生と一緒に身体を動かしながらイメージしました。「トレース台(ライトテーブル)」と「タップ(紙を固定する重り)」を使って、動いた後の絵を描いていきます。
「次の絵では、羽は下に描くけど、大きさとデザインは変わらないように」
「ネックレスは少し揺れるように描いてみようかな」
たくさんのことを想像しながら2枚目の絵を完成させます。自分が描いた絵が動いているのを見ると自然と笑顔が溢れました。

無事子どもたちの鳥が紙の上で羽ばたくと、今度は動きになめらかさを出す「中割(なかわ)り」という方法を学びます。最初よりも難しい技ですが、先生に絵を見てもらいながら2枚の絵を描き足し、4枚の絵で「鳥の羽ばたき」のアニメが出来上がりました!

2日目は子どもたちが考えたオリジナルキャラクターを動かす、自分だけの「オリジナルアニメ」づくりに挑戦します!

まず、先生がアニメの描き方を改めて説明します。今回は特別に子どもたちの住む地域で有名な「イルカ」を題材に子どもたちに実演しました。

そして、いよいよ今度は子どもたちがアニメづくりに取り組みます。真剣な表情で向かうトレース台には個性豊かなキャラクターたちのストーリーが広がっていました。

先生が一人ひとりの作品を見て回り、「ここはこうやって描くといいよ」「面白い構図、よく描けたね!」と声をかけていきます。それを聞いて絵を描くことに自信がつき、さらに熱中して取り組む子どもたちの様子がとても印象的でした。

描き終わったら4枚の絵を順番に撮影してもらい、上映会をします。
お花のキャラクターの動きを表現した子や大好きなサッカーの場面を表現した子、地元名物の体験をアニメを通して紹介してくれた子もいました。
友達の作品を見て笑いあったり、ユニークな表現方法に驚いたり。また、自分の作品を先生と対話しながら紹介していく中で、アニメへの理解がさらに深まり、完成した作品への自信につながる時間となりました。

最後には、「アニメ用具が無い時のやり方」も教えてもらいました。「学童でアニメを作れるのが楽しみ!」という子どもたちのワクワクした表情が見られ、これからまた素敵な作品をつくりだして欲しいという気持ちでいっぱいです。

今回のワークショップを通して、子どもたちが作品で自分を表現することに自信を持つきっかけになっていれば嬉しく思います。
参加してくれた子どもたち、現場スタッフの皆さま、有難うございました!

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実施場所 / 宮崎県串間市の放課後児童クラブ
実施日時 /  2022年8月22日、23日の2日間
参加者数 / 小学生22名
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