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【STEAM教育】プログラミングの旅 授業in広島県東広島市(2022/6/9・10実施)

こんにちは。いよいよ夏、ですね。 放課後NPOアフタースクール スタッフの長南(ちょうなん)です。

2022年6月9日と10日、世界最大の半導体製造装置メーカーであるアプライド マテリアルズ ジャパンの社員のみなさまと一緒に、広島県東広島市の小学校6年生4クラスの子どもたちへ「プログラミングの旅」をお届けしました。

▽「プログラミングの旅」について

はじめに、アプライド マテリアルズ ジャパンの社員先生より、半導体やディスプレイのお話がありました。車やスマホの中に半導体が入っていること、それらを動かしているのがプログラミングであり、「プログラミング=コンピューターを動かす命令」だということ。

子どもたちからは「この画面も?タブレットも!?」と声が上がり、プログラミングが身近にあることに気付いて興味津々!

次に、「自動販売機」を例に、どんなプログラミングの仕組みが働いているのかを、ワークシートを使って考えてみます。

なるほど…お金を入れてから商品が出てくるまでの流れは、「きっかけ」「命令」「結果」に分けられるんですね。そして、正しい命令を出さないと正しい結果が出ないことを学びました。

…と、そこに突然現れたのは…

給食ロボット99号!

こちらのロボットがカレーライスを盛り付けるまでの「正しい命令」を、動作が書かれたカードを順番に並べて考えてみます。

このミッションでは、正しい命令を作るコツとして、「分解して正しく並べる」「作りながらなおす」ということを学びました。

ロボットと一緒に、楽しくプログラミングの基本を身に付けたところで、いよいよ「MESH™」というプログラミングブロックを使った実践編に突入です。

まずは、「ゴミを集めると喜ぶ ほうきセット」を作ります。
ほうきが振動すると、あらかじめ録音した声が流れる…その仕組みを、MESHとタブレットを使ってプログラミングしていきます。

「もっとゴミちょーだい!」 「ゴミゲット!よくやった!」
「ありがとう!きれいになったね」 「今どんな気持ち?ボクめっちゃうれしいわ」

…など、子どもたちが考えて録音した言葉が、あちらこちらから聞こえてきました。

次は応用編で、「学校生活を楽しくする発明」をグループごとに考えます。
MESHのブロックと組み合わせるのは、ゴミ箱、モップ、黒板消し、ランドセル、水筒、めがね…教室の壁やドアだって使ってOK!

グループごとに、考えたアイデアを発表します。

★明るさを感知するブロックを水筒の蓋に付けて、開けると「水分補給してね!」の声が上がる。

★朝の挨拶をする子が少ないので、ランドセルに人感ブロックを付けて、人が通ると「おはよう!すがすがしい朝だね!」と声が聞こえる。

★みんなに笑顔で教室に入ってきてほしいから、ドアの横の壁に人感ブロックをつけて、カメラとスピーカー機能を使い、「こっちむいて!はいチーズ!」と声がして写真を撮る。

★ノートに人感ブロックをつけて、宿題がイヤになった時にノートから「宿題やりなさい~」という担任の先生の声が聞こえる。

★廊下を走る子が多いので、走らずに歩いていたら「おーいそこのキミ、えらいえらい!」と先生が褒めてくれる。

…といった、個性溢れるアイデアたちが!(担任の先生も録音に協力してくださいました♪)

アプライド マテリアルズ ジャパンの社員先生からは、
「大人には思いつかない」
「楽しくないことをどう楽しくするか、という考えが良い」
などのお褒めの言葉をいただきました。

そして最後に、「プログラミングで実現させたいアイデア」を1人1人が考え、発表してもらいました。

★本を100冊読むのが目標の子。本を手に取る度に、“ありがとう”と本がしゃべる。
★つい夜更かししてしまうという子。指定した時刻になったら「寝よう!」と言って
電気を消してくれるロボット。

子どもたち「分かる~」
アプライド マテリアルズ ジャパンの社員先生「私もほしいです!」

そのほかにも、ワークシートに書かれていたアイデアは…

★海のプラスチックごみを拾ってくれるロボット
★災害で行方不明者を発見できる仕組み

といった、地球規模で問題解決をする仕組みも。
子どもたちの視点に、大人も考えさせられました。

一見難しそうな印象だったプログラミングが、ぐっと身近に感じられた一日。
子どもたちの感想は…

「身の回りのたくさんのプログラミングを探してみたいです。」
「プログラミングは人の生活をいろどるということが理解できました。」

参加した先生方、子どもたち、そして アプライド マテリアルズ ジャパンのみなさま、ありがとうございました。

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実施場所/広島県東広島市
実施日時/2022年 6月9日、10日
参加人数/小学生128名

当団体との協働を検討していただける企業・団体様は特設ページもご覧ください。

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