【ホリデーアフタースクール】五感で感じる自然の恵み!!! アフタースクール収穫祭~秋のめぐみに感謝!
みなさん、こんにちは。ホリデーアフタースクールです!
「ホリデーアフタースクール」とは当団体の中のチームの1つで、休日に学校の外へ飛び出して、普段味わえない自然体験や農業体験を行うイベントを企画・運営しているチームです。※団体が運営している「アフタースクール」の利用児童が対象
11月13日(土)、埼玉県富士見市のY's farm(ワイズファーム)さんにて、コロナ対策を徹底した上で「アフタースクール収穫祭」を開催しました。
今回参加してくれたのは、開智アフタースクールと聖学院アフタースクールの子どもたち30名。天候にも恵まれ、雲一つない晴天の中でたくさん自然に触れてきました!
さて、ここからは当日の収穫祭の様子についてお伝えいたします♪
イベント当日は、池袋駅と大宮駅の2か所に分かれて集合。朝でも元気いっぱいな子どもたちは、たくさんの保護者の方に見送られて出発しました。
全員集合の志木駅までは電車で移動。お友達やスタッフと他愛もない話やミニゲームをしたり、風景を眺めたりしながら過ごしました。
無事に志木駅で合流すると、次はバス移動!ちがう学校のお友達ともすぐに打ち解けて、みんなの笑顔を見ることができました。
バス停から農家さんの家までは、田んぼや畑が広がっていて、さまざまな虫や植物に触れながら目的地に到着。そこではワイズファームの柳下さんご夫妻が手を振って温かく出迎えてくださいました。
柳下さんにご挨拶をし、一日の流れを確認したあとは、学校ごとに分かれてさっそく体験スタート!まず焼き芋の準備をすませると、午前中に3つの体験を行いました。
一つ目は、「大豆の収穫体験」です。
柳下隊長から大豆の収穫方法を教わり、収穫スタート!
初めは思っていた以上に力を入れないと抜けず苦戦していましたが、やっと抜けて喜ぶ子どもや、上級生と一緒に仲良く収穫する子どももいて、気がつくとそこには大きな大豆の山が出来上がっていました!
収穫の途中には、柳下隊長から大豆だけに“まめ知識タイム”!
大豆の根っこにある「根粒菌(こんりゅうきん)」という小さな瘤が『自然の肥料』となることを教えてもらうと、収穫する度にみんなで根っこをチェック! 収穫に楽しみが加わり、実りのある収穫となりました。
畑の醍醐味は生き物に触れることにも・・・、満面な笑みの少年の手にはカエルが!
思わぬところに小さな発見もありました♪
2つ目の体験は、「さつまいもの収穫」。
暑い日差しの中でのさつまいも掘りとなりましたが、子どもたちは元気いっぱい!一番大きなさつまいもを掘るぞ!!とみんなやる気満々です。
それぞれ自分のやり方で土を掘り始めると、さっそく先端を発見!折れないよう慎重に周りを掘り進めると、さつまいもが出てきました!
でも、どこから、どんなものが出てくるかわからないのがさつまいも掘りの楽しいところ。
細身のさつまいもやボールのような丸いもの、くねくねと不思議な形をしたものもいます。そして時には、こんなにビックサイズも!
最後の一個まで見落とさないよう「ここにあるよ!」「こっち手伝って!」と声をかけあいながら協力して、全員が時間ギリギリまで掘り続けていました。
軍手はもちろん真っ黒!これもみんなが全力で楽しんだ証です。たくさんのさつまいもを収穫することができました♪
体験の途中のお楽しみは、焼きマシュマロのおやつタイム♪
もみ殻を燃やして作る焼いもエリアで、竹串にマシュマロを刺して焼き、おやつにしました。
最初は恐るおそる焼いていた子どもたちも焼きマシュマロがすっかり気に入って、「おいしい~!」「もっと食べたーい!」とあっという間に用意したマシュマロを平らげていました。
最後の体験は、「藁(わら)のリースづくり」。
藁の編み方は3通りあり、好きな編み方を一つ選ぶことができます。初めに農家さんから編み方を教えてもらい、忘れないうちにさっそくリースづくりに挑戦!
ですが、最初は藁の素材に苦戦して、思うように編むことができません。
「どうしたら上手に編めるのだろう」
自分で考えたり、周りの大人やお友達に教わったりしながら夢中になって編み続けました。(みんな真剣な表情!)
すると、藁の扱いにも慣れてメキメキと成長!!最後まで諦めることなく全員がリースを完成させることができ、こんなにも上手に編めるようになりました!
頑張って作ったものは、その分思い入れがあります。帰る時までなくさないようみんな大切に持っていました。藁を実際に触り、ものを作る体験を通して、自然の恵みを身近に感じることができた瞬間でした。
体験の後は、お待ちかねの昼食タイム!
なんと、今回は柳下さんの奥様が特製のカレーライスを作ってくれました!
力を使って体をたくさん動かした分、子どもたちのお腹はペコペコです。カレーの匂いにそそられ「おなかへった~」「はやくたべたい」と心の声が漏れていました。ならば、あとは食べるのみ!
急いでレジャーシートを敷いて、食べられる分だけのご飯をよそって、みんなで手を合わせていただきます!
青空の中で食べるカレーライスは格別で、中には何度もおかわりする子も!!
みんなで「おいしいね」と顔を見合わせながら美味しくいただきました!(食べ終わった後は、焼き芋もプレゼント♪)
お腹がいっぱいになった後は、柳下隊長からお米の話をしていただきました。
藁やぬか、もみ殻は、収穫した稲・お米からできていて、さまざまな形となって人々の生活に役立っていることを知りました。そしてお米クイズを通して、お米の生産が多い県や少ない県など、楽しくいろんなことを学びました!(正解した子には花ゆずのプレゼント♪)
こうして盛りだくさんの一日が終わり、ワイズファームさんにお礼のあいさつをして出発。帰りの電車では疲れ果てて寝てしまう子も。保護者の方と再会すると、子どもたちは今日の体験の様子を一生懸命に伝えたり、嬉しそうに藁のリースを見せたりしていました。ここでの体験が小さなことでも発見や学びとなり、子どもたちの成長につながれば幸いです。
今回の収穫体験を通じて、土をみて、実際に手で触れることで、収穫をする楽しさや、収穫したものを美味しく食べる喜びを肌で感じることができたのではないでしょうか。また、稲からお米と藁などができるように、自然の恵みがさまざまな形となって私たちの近くに存在しているということを、ものづくりを通して知ることができました。
今後も、子どもたちが自然を通して一人一人の成長につながるような体験を企画していきたいと思っております。引き続き、ホリデーアフタースクールの活動にご期待ください!
(文責 中村彩花)