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【桐蔭学園アフタースクール】縦のつながり!ピンチの始まりはいい密の時間の始まりに

みなさん、こんにちは!桐蔭学園幼稚園・小学校アフタースクールです。

今年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催により、日本全体に明るいニュースが溢れていました。しかしながら、神奈川県では4回目の緊急事態宣言が発令され、落ち着かない社会状況の中、子どもたちや保護者の皆さま、私たちスタッフにも不安の募る日々が続きました。

子どもたちが楽しみにしていた夏休み明けの登園・登校は、幼稚園・学校のオンライン授業での始まりとなりました。学校と協力して、日中の居場所を確保できないご家庭の利用に限定して開室をすることとなりました。
いつもはにぎやかなアフタースクールですが、規模を大幅に縮小して運営せざるを得ない状況に加え、子どもたちや保護者の皆さまからのご期待にお応えすることができず、私たちスタッフもやるせない気持ちになりました。

開室以来の初めての状況が重なった9月のアフタースクール。
1日10人ほど、そして年少~小学5年生の学年の異なる子どもたちと一緒にどのように過ごすか、果たして子どもたちは楽しく過ごせるのか、我々スタッフも試行錯誤であろう日々を覚悟していました。

しかし、いざアフタースクールが始まり、子どもたちの姿を見ると、私たちスタッフの不安はみるみる消えていきました。

ある日、年少の男の子が「LaQで恐竜が作りたい!でも自分だけでは作れない、、、」と困った様子、、、
すると、そこにスーパーヒーローが登場!!

数年ぶりにアフタースクールに来た5年生の男の子が「うわ~、懐かしいな~!僕も昔よくやったな。」と言い、本を見ながらLaQを手に取り、一緒に作ってくれました。
スーパーヒーローの登場に、年少の男の子も嬉しそうでした!
年少の子にとって、憧れのお兄さんという存在に触れられたこと、5年生の男の子にとっても昔の思い出に浸りながら一緒に楽しめたことがそれぞれにとって刺激となり、かけがえのない時間となったことは間違いありません。

またある時は、4年生の男の子と1年生の女の子、年少の女の子が一緒に柔道場へ行きました。そこには、体格も力も学年も違う子どもたちが、一緒にひとつのボールを使って遊ぶ姿がありました。子どもたちだけで、いまの状況でできる遊びを考えて過ごしていた姿に感動しました。
そして、遊び終えた年少の女の子から一言。「あ~楽しかった!ほんっとうに楽しすぎた!」マスクの上からでもわかるほどのキラキラの笑顔で伝えてくれました!
それを聞いた小学生もどこか嬉しそうな、誇らしげな様子でした。一生懸命相手のことを考え、思いやりながら遊んでくれていたことが伝わってきました。

※運動の時のみ、マスクを外しています。

アフタースクールを縮小して開室するというピンチ。
このピンチは子どもたちにとって、いつもとは違う貴重な時間となり、放課後の醍醐味でもある「異学年交流」が密に行われたそんな1か月となりました。
この時間に経験した縦のつながりというタネが、少しずつ子どもたちの中で芽を出し、普段の幼稚園や学校生活にもつながってくれると嬉しいです。


今後もどのような状況になるか、先の見えない日々が続いていますが、アフタースクールでは子どもたちにとって1秒でも長く気持ちよく過ごせることを願い、運営を続けます!

文・桐蔭学園アフタースクール/栗田

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