【ホリデーアフタースクール】美味しい!楽しい!ジャガイモ収穫と川遊び体験♪(6/26開催)
みなさん、こんにちは。ホリデーアフタースクールです!
「ホリデーアフタースクール」とは当団体の中のチームの一つで、休日に学校の外へ飛び出して、普段味わえない自然体験や農業体験を行うイベントを企画運営しています。
※団体が運営している「アフタースクール」の利用児童が対象
昨年度は新型コロナウイルスの影響で、イベントが軒並み中止となってしまいましたが、今回はコロナ対策をしっかり行った上で、今年度初のイベント「ジャガイモ掘り」に行ってきました!
今回参加してくれたのは、農大稲花小学校アフタースクールと、聖心女子学院初等科のジョアニークラブの子どもたちです。
梅雨時期で心配されたお天気も、日が近づくにつれて曇り予報へ!みんなの願いが届き、無事に開催が決定しました!
さて、ここからは当日のジャガイモ掘りの様子についてお伝えいたします♪
早朝、待ち合わせ場所の新宿駅に集合してくれた子どもたち。両校混合の6人×5グループに分かれました。初めましてのお友だちも多く、みんな緊張した様子で出発です。
グループごとにまとまって乗車しましたが、はじめはなかなか会話が弾まないグループも。しかし、少しずつ自分の学校のことや好きなことについてお話したり、絵しりとりや心理テストを行ったりと自然と仲良くなっていきました♪
途中、電車移動のトラブルがあり、現地への到着時間がかなり遅れてしまいましたが、その間の待ち時間には腕相撲大会などを行って打ち解ける姿が見られました。
お昼前に今回の目的地である、あきる野市武蔵五日市にある畑に到着!
まずは、地元のお母さんたちが真心こめて作ってくださった、炊き込みご飯のお弁当をブルーベリー畑に囲まれた場所でいただきます!とってもお腹がすいていた子どもたちは「おいしい!」とぺろりと完食!おかわりをする子もたくさんいました。
早く食べ終わった子は、ブルーべリー畑の探索や近くの田んぼを探検して、カエルやオタマジャクシ、バッタやトンボなど様々な生き物を見つけて楽しみました。
ご飯の後はいよいよジャガイモ掘りです!
収穫の前に、今回たくさんサポートしてくださった畑の指導員の方々からごあいさつをいただき、ジャガイモについてクイズなどを通して楽しく学びます。
ジャガイモの品種「メークイーン」「インカのめざめ」「きたあかり」それぞれの特徴や名前の由来にもなった原産国などを教えていただき、「そうなんだ!」と驚いた表情が見られました。
収穫するときは、茎の下を掘るようにすることというアドバイスを受け、みんなで力を合わせて一生懸命手で土をかきわけていきます!
「すごい土がふわふわ~!」と感動する声が上がり、どんどん掘り進めていくと昆虫の幼虫やミミズなどの生き物もたくさん出てきました!「こっちまだあるよ!」「そっち手伝いに行く!」と声をかけ合います。
子どもたちの手よりも大きなジャガイモや、親指くらい小さくてかわいいジャガイモなど、大中小様々な大きさのジャガイモを素早く掘り進めていき、あっという間にすべて収穫することができました。お家に持って帰るジャガイモを選ぶ子どもたちの姿は、市場の本物の農家さんのよう!みんな真剣にジャガイモを選びました。
次は、お待ちかねの川遊びです!今回遊ぶ「秋川」はとても水がきれいで、目をこらさなくても魚が見える程でした。くるぶしくらいの水かさでしたが、お友だちと楽しく水を掛け合って全身びしょぬれになる子や、水切りの練習をしてどんどん上達する子など、思い思いに楽しみました♪中でもオタマジャクシ採りが大人気で、はじめはなかなかうまく捕まえられなかった子どもたちも、コツを教え合ったり、相談したりしながら、自分たちで工夫してたくましく遊ぶ様子がありました。
また、つかまえたオタマジャクシやカエルを、自分たちで作った小さなため池に入れていたのですが、弱って力尽きてしまうオタマジャクシも。それを見て、「かわいそうなことをしたね、おはかを作ってあげよう」「さわりすぎはだめなんだよ」と自然の中で子どもたちは様々なことに自ら気づいていました。
他にも河原のお気に入りの石に絵を描くストーンアートで、この日の思い出作りをしてカラフルでかわいい作品を完成させていました!
川遊びの後は、おやつタイム!自分たちが収穫した新ジャガを食べる時間です♪
たくさん動いた後のほくほく、しっとりのジャガイモはたまらないおいしさ!シンプルに塩をつけて食べたり、バターやマヨネーズで食べる子もいました。こちらもおかわりがたくさん!「じゃがいも、おいしい…」ぽつりとつぶやいた言葉は、思わず本音がもれてしまったようなつぶやきで、心から味わっていることが伝わってきました。
1日たくさん体を使った子どもたちは、帰りの電車で寝てしまう子も。反対に思い出話が尽きず、「あれが楽しかったね」「今度はこんなことやってみたい」と帰り道のトークに花が咲いたグループもありました。
子どもたちにとって今回の体験は、見るもの聞くもの触るもの、すべてが新鮮で、五感をいっぱい使って自然を感じているように見受けられました。
何気なく口にしている食べ物一つにも、たくさんの種類があって手がかかっていることを肌で感じることができました。
はじめは、虫やオタマジャクシを嫌がっていた子も、自然の中でいつの間にか慣れて触れるようになったり、普段話したことのない子と会話を弾ませながら遊べるようになっていきました。
自然の中で過ごす子どもたちは、大人が心配しているよりもずっとたくましいのかもしれません。
子どもたちの新しい気づきや発見、楽しそうな笑い声が、これからももっともっと広がっていくよう、引き続き取り組んでいきたいと思っております。
今回、このような社会状況にもかかわらず、子どもたちを快く送り出してくださった保護者の皆様に心よりお礼申し上げます。これからもよりよい体験ができるよう、今回の経験を子どもたちへ還元してまいりますので、引き続きホリデーアフタースクールの体験活動にご期待ください!
文・ホリデーアフタースクール/佐藤優子