【STEAM教育】プログラミングの旅 授業in熊本県益城町(2021/03/02実施)
こんにちは!学生インターンの池田です。
2021年3月2日(火)、熊本県益城町にて世界最大手の半導体製造装置メーカーであるアプライド マテリアルズ様と一緒に、オンラインで「プログラミングの旅」をお届けしました。
「プログラミングの旅」は、子どもたちにプログラミングの考え方や楽しさを、タブレット端末を使った実践を交えながら体験してもらうプログラムです。
今回このプログラムに参加してくれたのは小学生116名。さあ、プログラミングの旅が始まります!
まず初めに、プログラミングに必要な半導体について学びます。半導体という言葉をはじめて聞いた子がほとんどでしたが、ゲーム機やスマホなどいろいろな物の中に入っていると知ってとても熱心に聞いていました。
前半はプログラミングの考え方を4つのミッションを通して学び、後半はプログラミングを実践していきます。
1つ目のミッションでは、3つの命令をロボットに出して、特定の洋服をたくさんの中から選ぶことにチャレンジ。命令を3つだけ選ぶ作業を通して、プログラミングでは必要な命令だけを行うことや、曖昧ではない明確な命令を出すことが大切だということを学びました。
2つ目のミッションは、給食ロボットがカレーを配膳できるよう、命令を正しい順番に並び替えます。
しかし、正しく並び替えたはずなのに、給食ロボットはエラー。
「なんで?」「どうして?」
子どもたちからも驚く声が聞こえてきます。
ここで追加のミッション。エラーになったのは、命令が足りなかったからでした。そのため、どのような追加の命令が必要なのかを考えます。
子どもたちが追加した命令のおかげで給食ロボットはうまく配膳ができました。 エラーが起きても、プログラミングは失敗を直して改善していくことが大切だということを学びました。
また、「福神漬けをトッピングする」という素敵なアイデアも!
「こんな機能があったらいいな」ということを、プログラミングを使って実現しようとする、とっても自由な発想ですね!
3つ目のミッションは 、自動販売機のなかでは何がきっかけとなり、どんな命令がなされ、結果としてどうやって私たちのもとに飲み物が届くのかを考えながら、きっかけ→命令→結果の流れを学びます。
後半はプログラミングを実践!子どもたちはホットドッグ屋さんに変身して、お客さんが出す様々な要望に合わせてホットドッグを作ります。
実は似ている、料理のレシピとプログラミングの仕組み。
『決められた情報を正しく整理し、分解して並べる』というプログラミングの考え方を楽しく学び実践していきます。
授業の最後に「プログラミングでどんなものを作りたい?」と聞いてみると、様々なアイデアが飛び出します。
まず挙がったのは『天気や気温によって温度を変えてくれるエアコン』
天気や気温の情報を入力して使います。自分が使いたいだけではなく、動けない人やけがをしている人のためにもなるこの装置は、きっとたくさんの人の役にたつでしょう。
次は『勉強の手助けをしてくれるロボット』を作りたいというアイデアを発表してくれました。
単元ごとに苦手を見つけたり、復習のお手伝いをしてくれたりする相棒は、普段から学ぶことが多い子どもたちならではのアイデアですね。
最後の発表は、『台風をセンサーで感知し、家の中で安全に過ごせるようにする』という装置です。
いつ起こるかわからない災害に備え、誰かを助けられるような発明をひらめけること、とっても素敵なことだと思います。
このプログラムを通して、プログラミングについてみんなで理解を深めることができました。
子どもたちは、「楽しかった!」「身近に感じるようになった!」と授業前よりもプログラミングについて興味を抱いてくれたようです。その気持ちをきっかけに、子どもたちの「あったらいいな」をプログラミングで実現してほしいなと思います。
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- 実施場所/熊本県 益城町
- 実施日時/2021年3月2日
- 参加人数/教職員、小学生 116名
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文:池田圭一郎 / 学生インターン