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【研修レポート】「子どもとの“性の会話”はじめませんか?」

研修

みなさん!突然ですが、子どもの「性」についてモヤモヤを感じたことはありませんか?
私はアフタースクールの現場スタッフとして働いているのですが、性器を触っている子どもに目の当たりにしたり、遊びの中で突然「ちんちん!」「おまた!」といった性的なワードがポンと飛び出したりしたときに、なんと声をかけたらよいのかと戸惑うことがよくあります。

そんな漠然としたモヤモヤ抱えていた私ですが、このたび素敵な研修の機会をいただき、団体内で総勢58名ものスタッフと研修を行うことができました。今回は、性の情報サイト「命育」を運営されている宮原さんと小杉さんをお招きし、オンラインにて行った研修についてご報告させていただきます。

「命育」は保護者の「困った!」から生まれたサイトで、約30名の医師や専門家による監修のもと、性に関する多様なテーマについての伝え方やお悩みQ&A等を掲載しています。サイトはイラストが豊富でとてもかわいらしく、いろいろなページをクリックしてみたくなります。どのテーマもポジティブなメッセージとともに関連サイトや書籍などの紹介もあり、信頼できる正確な情報を得ることができますので、是非のぞいてみてください。

▼「命育」WEBサイトはこちら
https://meiiku.com

研修にあたり、事前のアンケートではこのようなモヤモヤが集まっていました。
「幼児期の頃はこちらの話も素直に聞いてくれますが、今後の成長に合わせて何をどこまでどのように伝えていくべきか悩ましいです・・・」
「性教育に関して私自身知識がなく、今まで子ども対応で困ったことがあってもなんとなくやり過ごしてきてしまいました・・・」
「自分自身の性についてずっと疑問をもっています。大人になればそれは変わるのかもと思い続けながら今に至っています」

ひとまとまりに「性」とくくっても、身体の仕組み、恋愛・交際、性暴力、性的合意、子どもへの伝え方等、このほかにもたくさんのテーマが含まれているため、みんなそれぞれの価値観が異なる中で共通の考え方をもつことはとても難しいです。ましてや、それを正しく子どもに伝えるのは至難の業!
でもこうして、一緒に働くスタッフが自分と同じようなモヤモヤを抱えていることを知ることができ、まずはとても安心しました。

さて、研修ではまずはじめに「性の話に抵抗感をもってもOK!」というお話をしていただきました。
◆自分が性の話についてどこまで許容できるかを知る機会にする
◆途中気分が悪くなったら退出してOK!
自分のペースでじっくりと考えられることってとても大事ですよね。こういった配慮のある場で学べることをとてもありがたいと感じました。

次に、なぜ子どもに関わる大人に性の知識が必要なのか、動画を見て考えてみました。
ポイントとしては、
◆恥ずかしくても落ち着いた対応を!
◆子どもに性の話をしても、性的行動を早めることはない!
ということが挙げられました。大人に性の相談をしてもいいんだよ、というメッセージを伝えられるとよいですね。

それでは、お待ちかねのロールプレイングタイム!
3つのシチュエーションでの子どもへの伝え方について、ペアになってチャレンジしました。

(1)セックス!ちんちん!おまた!などと叫んでくる子どもにどう対応する?
(2)性器をさわっている子ども(幼児~小学校低学年)にどう対応する?
(3)子ども同士で性器を見せてと言っていたらどう対応する?

これは正直とっっっても難しいワークでした・・・。
自分が相手を傷つけることや間違ったことを言ってはいないか?と、ハラハラとしながら参加したのを覚えています。研修のチャットでも、「まずは受け止めてあげたいけど、何といえばいいのか分からない・・・」「実際にこういった場面にあったことがあるけれど、対応が分からず話をそらしてしまった・・・」など、参加者からのモヤモヤがたくさん流れてきました。

講師の小杉さんからは、このワークに対しての決まりきった正解はないということを前提に、対応の一例として以下のアドバイスをいただきました。

子どもから「性」についての問いがあったときは、「このチャンスに何を伝えられるか?この子はなぜこういうことを聞きたいと思ったのか?」ということを考えられるようになることが大切だと感じました。そして、「あなたの身体は大切なんだよ」というメッセージを込めた対応をすることを心がけていきたいと思います。


研修終了後、アンケートにて参加者のみなさんからこのような感想をいただきました。
「はじめは抵抗感があったけれど、大事にしたいことや伝えたいことが明確になってからすっきりしました。」
「今までは、現場で子どもに胸をタッチされたときに“やめなさい”とは言っていたのですが、私自身が“イヤだ”と思う気持ちを子どもに伝えてもいい、というお話をいただきとても安心しました。」
「曖昧な返しの方が、誤解を生んだり犯罪につながったりするのかも。しっかりと伝えることが子どもや大切な人を守ることにつながるということを、まずは大人がしっかりと学ぶ必要があると感じました。」


私が働く現場でも、この研修後に子ども対応の悩みやそれにどう対応するか?といった話をスタッフ間ですることができました。今後は、「性」というテーマに臆することなく、子どもたちやスタッフのみなさんとの会話や対話を大切にしながら学び続けていきたいなと思っています。
宮原さん、小杉さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。

文責:大久保みなみ(谷中小放課後子供教室)

▼命育オススメ!親子で読む&子どもに読んでほしい性教育本・絵本
https://meiiku.com/bookreview/
子どもに直接伝えにくいことは、絵本を使いながら話してみるのがオススメです。
他にも、イラスト豊富な本や漫画形式のものなど、読みやすく面白い本がたくさん紹介されているのでぜひ覗いてみてください。

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