レポート【感動体験プログラム】君は何の発明家になる?
2020年 8月下旬から9月上旬にかけて、日本財団が子どもの貧困対策の一環として運営する「第三の居場所(https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty)」の兵庫と埼玉の2拠点において、オンラインで感動体験プログラム「 MESH™で発明家になろう!」を実施。約20名の子どもたちが参加しました。子どもたちは、IoTプログラミングブロックMESHを使って、学童をより楽しく、便利に過ごす場所に変身させる発明に挑戦します!
ソニーの「感動体験プログラム」は、国内における子どもの教育格差縮小に向けた取り組みとして始まりました。アニメワークショップやサイエンス、プログラミングなど、ソニーグループの技術やコンテンツを活かした様々な分野のプログラムを通じて、子どもたちの創造性や好奇心を育むことを目指しています。
▽感動体験プログラムとは??
今回は2回にわたって行われる「MESH™で発明家になろう!」プログラムをお届けしました。
MESH™は、日常生活をより楽しく便利にするアイデアを実現できるIoTプログラミングブロックです。タブレット上でプログラミングすることで、ボタンを押すと録音した自分の声を出せたり、人が通るとカメラで撮影できたり、様々な仕掛けをつくることができます!https://meshprj.com/jp/
1回目のワークショップで、はじめてMESHに触った子どもたち。まずはMESH博士が実演をします。博士が、緑のMESHボタンを押すと、LEDがぴかーんと光ります!そしてタブレットから「おきろー!」の声がとどろき、みんなから「おおおおお!」というおどろきの声があがります。
MESHの「つながる驚き」にすっかり魅せられた子どもたちは、はじめて挑戦するMESHにも前のめりな姿勢に。
オリジナル目覚まし時計ができあがると「早く試したい!」とワクワクしている様子でした!
1回目のワークショップが終了してから2週間。子どもたちは、MESHを使ったプログラミングを通して、学童をもっと楽しく便利にする発明品づくりに取り組み、「MESHを使ったオリジナル発明品」が合計9作品完成しました!力作揃いですが、ここでは3作品に絞って紹介します。
まず、「困ったを解決したで賞!」にエントリーされた2作品をご紹介。
1つ目は、「おやつの時間に人が集まらない」困ったを解決する「ボタンを押すと、ベルが鳴る」作品です。これには「使ってみたい!」の声が多数寄せられました!
2つ目は、「ケンカ」を解決する作品です。マイクがケンカの大きな音を感知すると、LEDが赤く光って警告。続いて「ケンカはやめてー!」という音が流れるという画期的な発明品です!子どもならではの視点が生きていますね。
つづいて、「遊びを工夫したで賞」のエントリーでは、MESHを使った、新しい「宝探し」が発明されました。部屋に隠されたMESHブロックを見つけ、ボタンを押すと、「ぽ!」と謎のキーワードが聞こえてきます。他の3つブロックをすべて発見して、動かしたり明るさを変えたりしてスピーカーから聞こえたキーワードをつなげると...秘密の暗号が解けました!誰もが大好きな宝探しがパワーアップした最高の発明品ですね!
最後に、ソニーの社員の方からコメントをもらいます。
「みんな今回のMESHは楽しかったかなー?」
「楽しかった!」「便利だった!」
子どもたちは、MESHと日常をつなげようとすることで、自然とわからない子に教えることやチームで協力する、人と「つながる力」を発揮していました。これからも世界にあふれる「あったらいいな」を、テクノロジーや人と「つながる力」で実現していってほしいと願います。
今回参加してくれた子どもたち、スタッフの皆さん、ソニーの社員の方々、ありがとうございました。
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実施場所 /日本財団「第三の居場所」/学童保育所(埼玉県、兵庫県)
実施日時 /2020年8月上旬から9月にかけて
参加者数/小学生計約20名
文:天田、榎本/学生インターン