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「未来の先生展2019」でセッション参加しました!

国内最大級の教育イベント「未来の先生展2019」に参加させていただきました。

14日、15日と2日間に渡り開催された本イベント。放課後NPOアフタースクールは15日(日)の午前中にセッションのお時間をいただきました。
学校授業に直接関連する内容が多い中、放課後の取組みにご関心いただけるかしら...!とそわそわしながら当日を迎えましたが、世代も幅広く多くの方が日曜の朝にも関わらずご参加くださいました。

ブランディングムービーをご覧いただき、はじめに代表平岩より「今の時代を生きる子どもたちだからこそ、どんな放課後が必要?」という内容で講演をさせていただきました。


そもそも放課後とはどんな時間なのかをまずはご紹介し、放課後ならではの育ちや学びがたくさんあることをお伝えさせていただきました。


最近の具体的な事例として、放課後だからこそ実現できる未来の遊びと学びを子どもたちに届けたいと立ち上げた「STEAMラボ」など、担当スタッフの栗林からもご紹介しました。


お写真もたくさんありがとうございます。
「記者会見みたいですね、ありがとうございます」と平岩。


あくまで冷静な栗林。

そんな2人の掛け合いも交えて前半パートを終えました。

続いて!


今回はとっても素敵なゲスト講師をお招きいたしました。

モジョコンサルティング合同会社代表の長浜洋二さんです。
今年から放課後NPOアフタースクール本部スタッフへのシステムコーチング研修を開催くださったり、日頃の悩みを仏のように受け止めてくださったりと、大変お世話になっており、また心から尊敬している方です。

後半はロールプレイのワークショップを通じて、さらに参加者の皆さんに放課後を体感していただく時間になります。

まずは体と心、頭を慣らすためにアイスブレイクから!

近くの方とペアになっていただき、お名前やご所属のほか、自分が小学校低学年だった頃に何をしていたか、またそれが今につながっていることがあるかを共有していただきました。



開催前は緊張されて会話が弾まなかったらどうしようと不安もあったのですが、全く不要だったとすぐに感じました。ご参加いただいた皆様は始まるとすぐに笑顔でお話されていて、教室いっぱいに楽しい話が盛り上がっていました。
子どもの頃の話、夢中になっちゃいますよね。


つづいて全員立ち上がっていただき、教室内を歩きながら次のペアを探していただきました。そしてまた同じように子ども時代を語り合います。
会場内はさらに盛り上がり、話し足りない感が十分に伝わって来ました笑

ここでいよいよワークショップ本番です。


小4の男子5人が校庭で野球をやりたいと言い出した!

というお題の元、そこに登場しそうな人たちになりきっていただき、ロールプレイで参加者のみなさんに展開してもらいました。

主役である小4男子はもちろん、他の子もいそうですし、学校なので先生もいます。保護者や近隣の方などいろんな方がここに関わってきそうです。
「こんな方が登場しそう」という意見を少しシェアし、あとはその場に任せてどんどん皆さんに役になりきって入ってきてもらいました。

「今日はあえて、ご自身では普段言わなそうな意見をどしどし言ってみてくださいね」と長浜さん。


最初は少し不安げな表情もありましたが、


最初に口火をきってくださった方は学校付近のビル・オーナー役で登場してくださいました。

「子どもが野球なんかしてうちのビルの窓が割れたらどうするんだ」

こういうシチュエーション、ありますよね。


続いて保護者の方も登場。

「怪我をしないか心配です。子どもたちのこと、誰が責任を持って見守ってくれますか?」


学校の校長先生役は賛成派、反対派それぞれいらっしゃいました。

他にも、近所を散歩していて子どもたちの様子をいつも見守ってくれているおじさん、地元野球チームや企業、受験勉強をしている6年生や塾の先生などなどが登場し、
どうしたら野球ができるのか、はたまた学校の校庭ではさせるべきではないという意見が錯綜しました。(近隣にボールが飛ばないようにクラウドファンディングで資金を集めてネットをつけようなど様々な意見も)

少し空気を変えたのは小学生たちです。

小学生女子「私は野球が怖いからいや。男子って何考えてるの」
小学生男子「野球より女子の方が怖いよ」

などと笑いあっていると、別の小学生女子に扮した方が
「みんなで一緒に遊びたい。野球しよう」

そうだね!そうだね!と盛り上がり、野球をしたのですが、なんとボールが先ほどのビルの窓を割ってしまいました。
(こうしたストーリー転換はすべて参加してくださった方が独自に進めてくださるのですが、さすが教育関係者が多い会場!気持ちのいいタイミングで見事に転換していきます)


「ごめんなさい!」と心から謝るのですが、「修理代金を誰が支払うの?」という問題や「やっぱりこうなるならやらせなきゃよかった」と悲しみの意見が。

演技が上手な方が多く(笑)、引き込まれていくのですが、最後に小4男子がぽつりと言いました。

「一回ガラスを割ったら2度と野球できなくなっちゃうんだ。やらなきゃよかったな。」

胸にすっと冷たさが流れ、押されるように痛い。そんな思いでこの言葉を聞きました。

=====

ロープレを終えて、全員で円になっていただきました。
今は役を脱いで、ご自身としてここに座っていただいています。

このワークショップはご参加いただいた方によっては全く異なるストーリーになっていたはずです。
ある日の放課後を体感し、どうだったかを話しあっていただきました。




この時間もさすが学校の先生や教育に関わっていらっしゃる皆さんだなぁと思ったのですが、感想をシェアしながらどんどん解決策を模索されていました。


感想をお聞きすると、
「相手の立場もよくわかるので、悪役になりきるのは難しかったです」(もっと攻撃的な意見が出ることも現実にはあると思いますが、今回はそこまでの雰囲気にはならなかったですね、と長浜さんからも)
「本当にいろんな立場の人がいるので、みんなの意見をうまく導いてくれるコーディネーター役が地域には必要だなと感じました」

などなど、まっすぐなご意見をたくさんいただきました。


「今日、放課後の時間に可能性を感じていただけた方」とうかがったところ、皆様が手をあげてくださいました。
さらに、「可能性はあるけど、放課後づくりをしていくのが難しいと感じた方」とうかがうと同じように皆様手をあげてくださいました。

放課後の価値、可能性、課題。なかなか気づきにくいところでもありますが、体感を通して知ることでぐっと心を寄せられるということは大きな気づきでした。
私たちはもっともっと対話が必要です。
子どもたちが大人になった時、ワクワクするような未来にできるように、その原体験がたくさん放課後に経験できるように、子どもも大人もみんなで話し、迷いながら創っていきたい。
みなさんとならきっとできると強く強く感じた90分でした。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!!

文:放課後NPOアフタースクール/広報 すずき

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