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【文化】丸の内キッズジャンボリー2019 1日目 ~涼を感じる匠の技 江戸風鈴の絵付けを体験~

企業協働

丸の内キッズジャンボリー“ワザ伝!日本のモノづくりを学ぼう!” 1日目の様子をお届けします。
キッズジャンボリーは国際フォーラムで開催される、夏休みの子どもとその家族のための参加型イベントです。
イベントには子どもたちへ「未来の夢を育む感動・発見・驚きを届けたい」という思いが込められています!

1日目に行われたのは、江戸風鈴絵付け体験です。

風鈴に絵を描くって…そんな、簡単な〜!?ただ、外側からポスカで色塗るだけでしょ??

そう思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?違うんです!!江戸風鈴は内側から筆で絵を描くんです。内側から描くということは、絵は左右反転するし、何より球体のガラスがキャンバスというのは想像以上に難しいんです!

大人でも難しい絵付け体験を、この日は小学生が頑張りました!

早速、本日の先生をご紹介します。
「篠原まるよし風鈴」の篠原先生です。先生のお店は、スカイツリーの近くにあります。江戸風鈴を制作している所は現在2店舗のみとなっています。

はじめは少し風鈴についてお勉強します。

風鈴の生まれは日本ではなく中国。ガラスではなく金属でできていて、風の吹いてきた方向や音で占いをするための道具の1つでした。
その後中国から長崎に渡り、ガラス製の風鈴が生まれ、大阪や江戸へと広がっていったのです。


江戸風鈴の特徴は、何より1つ1つ全て手作りされていることです。
大きさや切り口の形は少しずつ異なり、同じ音がなることはありません。
実際に鳴らしてみて確認!「本当だ!!ちょっと違うねー!」と子どもたちも納得の様子。

風鈴は「風を音に変えるもの」です。
日本の暑い夏を涼しげな風鈴の音で乗り越えようという日本人の粋な発想なのです。

知っていますか?「風鈴の音=涼しげ」と思い込んでいるのは日本人古来の発想で、外国人は風鈴の音を聞いて「綺麗だな。」とは思っても「涼しいな。」とは思わないそうです!(この間、テレビでチコちゃんが言っていました。)

さて、風鈴について勉強した後は、先生の絵付けの実演の見ます。
先生はサラサラと魔法のように、透明なガラスの風鈴に、金魚や花火、とんぼ、花、富士山の絵を描いていきます。

先生は、筆を滑らせながら「こんなおじさんが、キレイな絵を描くなんて!!ってビックリするでしょ~!クマみたいな大きな手でも、思いを込めるといい絵が描けるんだよ~」とトークも面白く、子どもたちはクスっと笑みがこぼれます。

絵に釘付けになりながら、「自分も早く描いてみたい!!」と、うずうずしている子がたくさんいました。

みんなが描き始める前に先生から、「うまくいかなくても、必ず最後まで描きましょう。使うときのことを思って、やさしい気持ちで描きましょう。その思いが気となって、風鈴の音色が変わります!!」という深い言葉が、子どもたちに投げかけられました。

では、作業開始!

まずは、用意された紙に下書きします。先生の言われた通りに描いてみますが、慣れない筆に、なかなか苦戦している様子。
「あ、水つけすぎたら絵の具が流れちゃった…。」

そうなんです。筆に含ませる水の量も、うまく絵を描くためのポイントです。
そのあと、先生が用意してくださった、まあるい風鈴に絵を描いていきます。

みんな、一生懸命絵を描いています。
何度も描いたり消したりを繰り返しながら完成を目指します。

「できた!」ついに完成です!!

誰1人投げ出すことなく、世界に一つの風鈴を作ることができました。先生との約束を果たせましたね。

プログラム中にアクシデントで、風鈴を割ってしまった子がいました。それに対し先生は、「風鈴が自分の身代わりになって、悪いことから身を守ってくれたのだと思ってください」と教えてくださいました。

最後は、ワークシートを書いて、箱に詰めて持ち帰ります。
「持ち帰った風鈴をどのように使いたいですか?」という問いに対して、「おうちに飾りたい」「おばあちゃんにプレゼントしたい」など、素敵なアイデアが集まりました。大切に使ってくださいね!

みんなのおうちに素敵な風鈴の音色が響きますように!

改めまして、ご参加いただいた皆さま、ご協力いただきました篠原先生、あんしん財団の皆さま、ありがとうございました!

(文/学生インターン角田)

 

 

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