【幻の第一部!】全力感謝の10周年記念!スタッフ向けフォーラム
2019年6月16日に開催した「放課後NPOアフタースクール10周年記念フォーラム」。
当日の様子をブログにてお伝えしておりますが、実はこの日、2部構成になっておりまして(!)、お客様をお招きしたのは第二部だったのです...!
同日、放課後NPOアフタースクールのスタッフ向けに開催された第一部の様子をご紹介させていただきます。
そもそもなぜ内部向けの一部を開催したのか。
そこには代表平岩のある想いが込められていました。
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放課後NPOアフタースクールは現在、常勤職員が82名、各アフタースクールの子どもたちのプレイングパートナーや本部サポートを担ってくださっている非常勤職員が約200名、総勢300名近くが働いています。
職員の全体会などは年に数回開催し、タテヨコナナメ楽しく色々な関係性を大切にしたいと思っていますが、日々は離れた拠点で働いているためなかなか会う機会、ゆっくり話す機会を持つのが難しいのも現状です。
特に全体の2/3を占める非常勤スタッフの皆様に組織の「今」を丁寧にお伝えするにはどうしたらいいか模索している面もあります。
しかし、法人の運営や企業様との協働プログラム開催に欠かせない存在である本部サポーターの皆様、子どもたちを心から愛し、地域の大人としても携わってくださっている現場の皆様には、同じ放課後NPOスタッフですが感謝してもし切れず、平岩は特に強くその想いを抱いています。
「部活の雰囲気、プロの仕事」をスローガンに、同じ道を歩く仲間に心から感謝を伝えたいと願う平岩にとって、この第一部開催は必然だったと思います。
さぁ、どんな会だったのでしょうか。
第一部もブランディングムービーの上映からスタートしました。
私たちも観るたびに色んな想いを感じ、また前へと進んでいきます。
そしてチアリーディングの子どもたちも実は一部から参加!元気いっぱいに盛り上げてくれました!
4月に入学したばかりの1年生も上級生たちと一生懸命練習を重ねてくれました。出演校のスタッフを筆頭に多くのスタッフが感動で目頭が熱くなりました。
また保護者の皆様が温かい声援を送ってくださり、とても素敵なステージでした。
最高のステージをありがとう!
第一部は子どもたちにインタビューをするシーンも!
-アフタースクールでチアリーディングを始めて良かったことは何ですか?
「放課後の楽しみが増えたことと、友達ともっと仲良くなれたことが良かったです」
-今後頑張ってみたいことは何ですか?
「私たちのチームは掛け声が小さいのでもっと大きく出来るように頑張りたいです」
微笑ましくもプロ根性が垣間見える答えに会場は笑顔が絶えませんでした。
本当にありがとうございました!
続いて平岩によるご挨拶をさせていただきました。
スタッフと、一部ご関係者の皆様にもお越しいただいておりましたので、日曜のお昼に足を運んでくださったこと、また素晴らしいホールを貸してくださった聖心女子大学様に心から感謝をお伝えいたしました。
以下平岩より)
この10周年記念フォームに向けた動きを随分と前からしていて、今日という日をずっと待っていましたが、今はもう終わってしまうのが惜しいという気持ちの方がすでに強くなり始めています。
ずっと待ちに待っていた瞬間が今ここにあり、私から見ている景色は皆さんと逆なんですが、本当にこれ以上ない、今日しか見られない美しい光景だなと思いながら見させていただいております。
今日は私のこだわりでまずはこの日を仲間で分かち合いたく、一部を開催させていただくことにいたしました。
私にとって今日は人生で忘れられない日になると思っておりますし、ここに来ていただいた皆さんもぜひ忘れない時間になってほしいです。
我々のスタッフが多く来ていますので、ゲストの皆様にいただく温かい気持ち、感謝の気持ちを子どもたちの元に持ち帰り、また明日から現場で発揮していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。ぜひ楽しんでいってください。
続いて、一部から駆けつけてくださった理事・アドバイザリーボードの皆様のご紹介と皆様よりお一言ずつご挨拶をいただきました。
各界でご活躍の皆様ばかりですので前後にお仕事もある中、足を運んでくださり感謝に溢れた幸せな記念日となりました。
皆様からの温かいお祝いメッセージ、力強いエールを胸に明日へ明日へと進んでいきます。
第一部にご参加くださったご来賓の皆様のお名前をご紹介させていただきます。(あいうえお順)
坂井 利彰さん(慶応義塾大学慶應義塾大学体育会庭球部 監督)/坂本嘉種さん(ザリガニワークス)/白石智哉さん(フロシネス・パートナーズ株式会社)/瀬川晶司さん(プロ棋士)/永井一史さん(HAKUHODO DESIGN)/中村陽一さん(立教大学大学院教授)/松延康さん(理科教育研究フォーラム)/松本理寿輝さん(ナチュラルスマイルジャパン株式会社)/武笠太郎さん(ザリガニワークス)/村井満さん(Jリーグチェアマン)/森本千賀子さん(株式会社morich)/柳澤大輔さん(面白法人カヤック)/吉田博彦さん(NPO教育支援協会)
この日最初の10周年ポーズはここでした笑。本当に豪華です。
そして、第二部で大勢のご来賓の皆様が写真撮影の際にすっと集まってくださったのは、"カヤックの柳澤さんを中心に"が練習済みだったからでした。
さすがあらゆる業界のプロフェッショナルの皆様...!
次に、放課後NPOアフタースクール活動開始から現代に至るまでを平岩が語ります。
2004年にはじめての子どもが出来たことをきっかけに構想され、翌年活動開始。2009年にNPO法人化を迎えてから今年で10年が経過しました。
平岩「娘がある時、私にこう言いました」
「パパは子どもが好きだから、子どものための会社を作ったんでしょう?」
本当にその通りだと思った、と平岩は続けます。
僕は子どもが小さくて可愛いから好きだという面もなくはないですが、子どもたちが一生懸命に何かに取り組む姿が好きです。大人も一生懸命な人が好きです。
そして今日この場に来てくださった皆さんは私の仲間です。ここまでやってこれた中で、私にとってはそれがとても大きかったです。
一人では決して出来なかったんですが、"私の夢"を"私たちの夢"と言ってくださった皆さんに、どんな言葉でも感謝を表現できません。
皆さんと10周年をお祝いできることが本当に嬉しいです。言い表せませんが、心から感謝しております。本当にありがとうございます。
そう言って深く頭を下げた平岩に、会場からは大きな拍手が。
私たちのリーダーは共に夢を追いたくなる人なのです。
そしてこの10年の歩み、やり遂げられたこと、これから頑張らなければならないことを発表しました。
■これから頑張りたいキーワード3つ
・放課後をピンチの時間からチャンスの時間に。
・大人が決める放課後ではなく、子どもたちの手に取り戻し「今日は何をしよう」から始められる放課後へ。
・自分たちでする(小さな点)からみんなでする(大きな流れ)へ。
日本の放課後を良くするために、全国の仲間と手を取り合い、アフタースクールモデルのノウハウを全て公開していきたい。そのために私たちは常に放課後のトップランナーであり続けながら、このNPO法人の良さを追いかけ続けたいと思っています。
平岩はそう宣言し、その場にいたスタッフ全員に立ち上がってくださいと伝えました。
「私たちの組織は10歳になりました。10歳の小学生に似た感じがいたします。非常に一生懸命だし、夢も空想ではなく、実感を持てるようになってきた一方、まだ幼さや心許なさもはらんでいる、そんな10歳の団体です。これがもし、あと10年で先ほどのキーワードを達成して世の中の役に立つ団体になれば本当に二十歳の立派な青年になれるのかなと。そうなれるように、これからもみんなで頑張っていくことを本日お誓い申し上げたいと思います。どうぞ会場の皆様で拍手をお願いいたします!」
会場いっぱいに大きな拍手が広がり、第一部は終演となりました。ご来場くださったゲストの皆様、本当にありがとうございました!
これからも、仲間と共に。
文/広報:すずきかおり 写真/Nagisa Kamiya