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【被災地支援】復興アントレプレナー2018 in 石巻 1st

企業協働

皆さま、こんにちは。

石巻在住の放課後NPOアフタスクールボランティアの鈴木です!

2018年10月28日(日)、宮城県石巻市にて、バークレイズ証券株式会社さまよりご支援いただいている「復興アントレプレナープログラム〜石巻編〜」の第1回目事前講座を開催しました。

被災地の中高生が実際に地元の特産品等を用いて起業体験をするという、本プログラム。

6年目を迎える現在、こちら石巻以外にも、大槌・釜石、仙台、熊本で実施しています。

石巻編第1回目のこの日、元気な石巻の高校生が集まってくれました!

現地コーディネートを担当してくだっている、特定非営利活動法人かぎかっこPROJECTさんにサポートいただきながら、2チームに分かれ、プログラムスタートです!

3回構成になっている本プロジェクトですが、第1回目の今回は、東京の六本木で開催される「ヒルズマルシェ」での出店に向け、起業するための基礎を学ぶところから始まり、マルシェで販売する地元の強みを活かした商品の選定、赤字を出さないための価格設定を行います。

参加者は、友人同士の子もいましたが、それぞれ同じチームになった初対面の子ともうまくコミュニケーションを図りながら、終始和やかなムードでプログラムが進みました!

プログラム冒頭のスタッフからの概要説明を少し緊張した面持ちで聞く子どもたちも、アイスブレイクで行なった「石巻のいいところ探し」のときには、笑顔を見せ、「ホヤがおいしい」、「牡蠣がたくさん獲れる」、「漫画の街である」、「頑張っている人が多い」、「みんな優しい」など、楽しみながら自身の暮らす町のいいところを考える様子がうかがえました。

自分たちが生まれ育った町の特色を改めて考え、知ることで、その土地に対し興味を持ち、より好きになるきっかけになることを願います。

アイスブレイクの後は、起業するための基礎を学ぶ座学の時間です!

放課後NPOアフタースクールスタッフのマッチ(松本)とやりとりをしながら、小売りや起業、自分たちが出店する「ヒルズマルシェ」の様子などについて学びました。

起業に関するクイズでは、昨年も参加した経験者がほかの子をリードし、場を盛り上げていました。

初めて知ることに目を輝かせ、クイズを楽しんでいる様子を見て、私も思わず顔がほころんでしまいました。

子どもたちの様子を見ていて、「何かに挑戦する」、「新しく何かを始める」ということに対しての心のハードルが下がったように感じました。

そして、いよいよ起業への第一歩!

自分たちのお店をどんなお店にするか、チームで考えるワークショップの開始です!

店長さんを決めるところから始まり、店名、お店のコンセプト、お店の強み、チームの目標を決めていきます。

ここで苦労したのが、店名決めです・・・。

・・・が、子どもたちはこんなお店にしたい!というはっきりとしたイメージがあり、今回はそこから店名を決めることができました。

一つ目のチームの店名は、「Makki-005」(マッキー・ゼロゼロファイブ)!

石巻の「まき」と石ノ森章太郎の漫画「サイボーグ009」(人数が5名なので005)に因んだ店名となりました。

二つ目のチームの店名は、「春風〜はるかぜ〜」!

お客様にとって親しみやすく、お客様が懐かしさを感じる、春風のようなあたたかいお店にすることが目標だそうです。

学校も学年も異なる子たちが集まったそれぞれのチームでしたが、3年生が1年生をフォローしたり、1年生が積極的に発言したりと、こちらの活動を通して、チームのメンバーの心の距離がとても近くなったように感じました!

その後、起業するための資金を得る方法を学び、スタッフ扮するアフタースクール銀行の押塚頭取へプレゼンを行い、無事、ヒルズマルシェ出店に向けた資金を調達することができました!

午後はいよいよお店で販売する商品の選定です!

地域にあるお店へ実際に行き、マルシェへ訪れた方々に販売したい商品を選びます。

今回、ご協力くださったのは、石巻の魅力を存分に味わうことのできるお店、「いしのまき元気いちば」さんと「石巻ASATTE(いしのまき・あさって)」さんです。

スタッフ・マッチより、店舗調査をする際の注意やポイントを聞いた後、フィールドワークへ出発です!

絶好のフィールドワーク日和!

かぎかっこPROJECTさん引率のもと、初めに伺ったのは「いしのまき元気いちば」さんです。

この日は、元気いちばさん主催のイベントも開催されており、お店はたくさんのお客様で大にぎわいでした。

ほかのお客様に配慮し、石巻のいいところや強みを頭に置きながら、チームのメンバーと意見を交わし、石巻の魅力が伝わるような商品を選んでいたのがとても印象的でした。

ただ、「要冷蔵のものはだめ」など、良いと思ったものを必ず商品にできるわけではないという商品選定の難しさも同時に感じていたようです。

石巻は海のそばに町がある土地柄、魚介類や海藻類を原材料にした加工品がたくさんあります。

元気いちばさんでは、特に「これはおいしいよ!」、「よくお母さんが買ってくる!」など、自分の「身近」を参考にしながら商品選びをしていました。

次に駅前商店街の様子を眺めながら向かったのは「石巻ASATTE」さんです。ASATTEさんでは、売り場のレイアウトや商品の陳列方法なども参考に商品選びをしていました。

幸い、落ち着いた時間帯に伺えたため、おすすめ商品やよく売れる商品などについて、店員さんにたくさん教えていただくことができました。

店員さんの人気商品の勧め方や商品陳列のポイントを伺ったことで、ヒルズマルシェ当日の接客対応の参考になったのではないかと思います。

また、石巻は海の幸だけではなく、お米などの農産物も穫れる地域なので、それを原材料にした商品も販売し、石巻をPRしたいとも意気込んでいました。

つくづく子どもたちが選ぶ商品は、大人の着眼点や想いとは異なり、おもしろいな!と思うものばかりでした!

どのような商品が販売されるかは、当日までのお楽しみです!

さてさて、本日のプログラムも終盤を迎え、最後に「利益目標を立てる」という重要ミッションに取り掛かります!

フィールドワークで得た情報を整理した後、自分たちのお店のコンセプトに合う商品や都会の方々におすすめしたい・知ってもらいたい商品を最終的に10〜15種類選びました。

・販売したいけど、利益がそれほど見込めない商品は見送る。

・まとめ買いをしていただけそうな商品は少し多めに仕入れる。

・首都圏の物価と地方の物価の違いについて、アドバイスをもらいながら販売価格を決める。

・どうしても知ってもらいたい商品には、キャッチーな謳い文句を考えて販売してみる。

などなど、「利益目標を立てる」までは到達しませんでしたが、子どもたちなりに試行錯誤しながら、最終的な商品を決め、販売単価を決めるところまで進みました。

頭も体力も使いましたが、皆最後まで積極的に取り組んでくれました。

「復興アントレプレナープログラム〜石巻編〜」第1回目、大変お疲れ様でした!

次回は、利益目標の決定、売り場づくりと接客練習を行います。それまでに、商品知識を深めるための「商品調べ」を宿題として行います。ヒルズマルシェ当日に、より良い接客ができるよう宿題頑張りましょう!

 

最後に、バークレイズ証券株式会社さま、被災地の子どもたちにこのような素敵な機会をくださり、本当にありがとうございます。石巻出身、そして現在も石巻で生活する者として、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

また、普段から高校生の活動のサポートをされている、かぎかっこPROJECTの皆さま、初対面の子どもたちがコミュニケーションを図りやすくするための雰囲気づくりをしていただくなど多大なるサポートを有難うございました。

そして、私どもの活動にご理解いただき、ご協力くださる地域のみなさまにも感謝を申し上げます。こちらのプログラムに参加してくれた子どもたちから、興味の輪が広がり、沢山の子どもたちがより大きな夢を持ち、人生を豊かに過ごすことができますように。

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