【文化】フィリピン大使館で”多言語の島国”フィリピンを学ぼう!
2012.02.13
こんにちは! 19号(坂本)です。
まだまだ寒いですが、梅が咲く時期にもなりました。
春は確実に近づいていますね。
さて、本日は赤坂・青山子ども中高生共育事業で、
国際共育プログラム、
【フィリピン大使館で”多言語の島国”フィリピンを学ぼう!】を実施しました。
2月11日祝日のお昼過ぎ、港区にあるフィリピン大使館へ、小学生と保護者のみなさんが集まりました。
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今回の先生は、フィリピン大使館の二等書記官シリバンさん、文化部のリベラさん。
通訳の黒田さんもご一緒していただきました。
普段滅多に入れない大使館で、フィリピンの文化や言語を知り、日本の文化と比べ、学ぶということで、みなさんざわざわ。
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どうやら色々予習してきた子もいらっしゃる様子。
シリバンさんから、フィリピンってどんな国か説明していただきました。
場所、面積、顔、食べ物、誕生までの話など、様々な観点からフィリピンを見つめます。
例えば、国旗。
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フィリピンの国旗の中にも、それぞれ意味があります。
白は平等を、青は正義と平和、真実を、赤は勇気と愛国心を象徴しています。
黄色い3つの星は、ルソン島・ミンダナオ島・ヴィサヤ諸島を、真ん中の太陽から伸びる8本の光は、フィリピン独立の際、最初に武器を取った8州を表しているそうです。
フィリピンの食べ物については、聞き慣れないものからよく知っているものまで色々出てきましたね。
知っている子も結構いらっしゃって、アドボ、ココナッツ、サワーソップ・・・
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ちなみに、
カルデレータは、フィリピンのシチューでご飯と一緒に食べるそうです。
ハロハロは、「まぜまぜ」という意味のデザート。日本でも夏になると食べることができますよね。
さらには、皆さんご存知の、バナナ!
日本のバナナは、フィリピンからの輸入が一番多いそうですよ。
貿易の一面も少し見えてきますね。
ペソ、センタヴォなど、お金の紹介もありました。
そのあとは、島国についてのお話。
日本もフィリピンも同じ島国。
本当にたくさんの島で構成されているのですね。
たくさんの島があれば、言葉や方言も様々。
日本なら・・・「大阪弁!」
フィリピンなら・・・「・・・??」
日本にも方言はたくさんありますが、日本語だけですよね。
でもフィリピンでは、フィリピン語と英語の2ヶ国語を使います。
しかも、小学校1年から大学まで習い続けるそうです。
他にも、176の言語と方言があるというから、びっくり。
まさに”多言語の島国”ですね!
そこで、シリバンさんにフィリピンの言葉を習うことになりました!
「おはよう」は、「マガンダン ウマガ(Magandang umaga.)」
「ありがとう」は、「サラマッ(Salamat.)」
などなど。
昔のフィリピン語の文字(バイバイン)で、フィリピン語(タガログ語)を書いてみたりもしました。
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「おはよう」です。
書けたかな?
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習った言葉で伝言ゲームにもチャレンジしました!
お題を聞いて・・・
こしょこしょ・・・
最後の人はホワイトボードに答えを。
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正解は・・・「ワラン アヌマン」(どういたしまして)!
保護者の方々も笑いに包まれていました。
このあと、2グループに分かれて、大使館ツアー!
こちらは写真撮影禁止ですが、シリバンさんとリベラさんに
歴代大統領や外務大臣の肖像画など説明していただきました。
ロビーには、ホセ・リサールの像も。
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ツアー中に広間に残った組は、フィリピンの伝統的な楽器や衣装、おもちゃに触れたりしたのかな。
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気が付いたら、あっという間の2時間。
今日のプログラムも、もうすぐおしまいです。
最後は、シリバンさんに「大使館とは」何か、
どんなお仕事をされているのか、
どうやったらここで働けるのかについて伺いました。
自国を代表して来ている「外交官」であるということ、
その国の言葉を話せれば、スタッフになることも夢じゃないことなど、
大切なお話がありましたね。
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子どもたちからの発表タイムを経て、
しっかりお礼。
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なんと、大使館の方々から、お土産もいただきました!!!
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最後の質問タイムには
質問に並ぶ子、一旦帰りかけて戻ってくる子など、みなさん貪欲にフィリピンを知ろうとしていましたね。
今回のプログラムも、これにてお開き。
フィリピンという国について、外交官のお仕事について、そして、皆さんの住んでいる日本について、
関心を持つことが出来たと思います。
シリバンさんや通訳の黒田さんはじめ、フィリピン大使館の皆様、本当にありがとうございました!