【プレスリリース】子どもの教育格差縮小に向けた取り組み「感動体験プログラム」 約5か月間の「長期プログラム」を新たに足立区と鳴門市で展開 ~行政と連携し、より多くの子どもたちに感動をお届け~
報道関係各位
ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)と特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール(以下、放課後 NPO アフタースクール)は、子どもの教育格差縮小に向けた取り組みとして、ソニーグループのテクノロジーやエンタテインメントを活用したSTEAM分野の多様なワークショップを届ける「感動体験プログラム」より、約5か月間にわたる「長期プログラム」を、新たに東京都足立区と徳島県鳴門市で展開します。
近年、貧困や家庭環境、地域の違いなどの理由から、子どもの「教育格差」の広がりが国内の社会課題の一つとなっており、学習機会だけでなく、創造性や好奇心などを育む体験機会の差も生じています。ソニーは子どもの教育格差縮小に向けた取り組みとして2018年より「感動体験プログラム」を実施し、その一環として、小学生の放課後活動の充実や環境向上に取り組んでいる放課後 NPO アフタースクールと連携し、両者でソニーグループのテクノロジーやエンタテインメントを活用したSTEAM分野の多様なワークショップを実施することで、子どもたちの創造性や好奇心の向上をサポートしています。
2021年度からは新たな取り組みとして、「感動体験プログラム」のパートナー団体である日本財団の「子ども第三の居場所」事業と連携し、同財団の子ども第三の居場所拠点である「さのだい子ども食堂キリンの家」において、1つの拠点で同じ児童に対して約半年間のうちに複数のプログラムを行う「長期プログラム」を実施しました。第三者機関による「感動体験プログラム」の社会的インパクト評価結果では、長期プログラムは「単発のプログラム提供よりもより高いコンピテンシー指標の改善があり、意図したプログラム効果が発揮されているといえる」という結果が確認されました。この結果を受けて、今年度から「長期プログラム」を行政と連携して東京都足立区と徳島県鳴門市の2拠点に拡大し、展開します。
今回の長期プログラムでは、東京都足立区では区の協力を得て、足立区佐野児童館において、ソニーのエンタテインメントロボットaibo(アイボ)、プログラミングツールのMESHTM(メッシュ)とKOOV(クーブ)を活用し、2022年10月~2023年2月に計7回のTechnology(技術)系プログラムを実施予定です。
また、徳島県鳴門市においては、鳴門市と日本財団が共同でつくる子ども第三の居場所「徳島県鳴門拠点」において、子ども向けの事業を多数展開しているソニー音楽財団と共同し、2022年11月~2023年3月の期間に計6回のArts(芸術)系プログラムを実施する予定です。
「感動体験プログラム」は、これからも行政との連携を継続的に推進し、より多くの子どもたちの創造性や好奇心を育む体験機会の提供につながることを期待しています。そして、子どもの教育格差縮小に向けて、行政、企業、支援団体、NPO、学校、地域や個人など多くの方と連携することでコレクティブ・インパクトを創出し、みんなで子どもを育てる社会を育み、子どもたちを支えられることを願っています。
■ 2022年度長期プログラム概要
・東京都足立区:
場所:足立区佐野児童館
期間:2022年10月~2023年2月(計7回)予定
内容:ソニーのエンタテインメントロボットaibo(アイボ)、プログラミングツールのMESHTM(メッシュ)とKOOV(クーブ)を活用したTechnology(技術)系プログラム
・徳島県鳴門市:
場所:徳島県鳴門拠点
期間:2022年11月~2023年3月(計6回)予定
内容:ソニー音楽財団と共同したArts(芸術)系プログラム
■ 感動体験プログラムとは
「感動体験プログラム」は、国内における子どもの教育格差という社会課題の解決に向けた取り組みとして、ソニーが2018年より展開。プログラムの一環として、小学生の放課後活動の充実、環境向上に長年取り組んできた放課後 NPO アフタースクールと連携し、ソニーグループの技術やコンテンツを活用したSTEAM※分野の多様なワークショップを実施することで、子どもたちの創造性や好奇心の向上をサポートしています。※Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の略
- ソニーが取り組む教育支援活動について
ソニーは社会貢献活動のスローガンとして「For the Next Generation」を掲げ、次世代を担う子どもたちのための教育プログラム「CurioStep with Sony(キュリオステップ)」を国内外で展開しています。2018 年には、国内における社会問題の一つである子どもの「教育格差」縮小に向けた「感動体験プログラム」を開始。NPO などの外部団体とのパートナーシップのもと、放課後の学童、地方や離島の小学校、子ども食堂などにおいて、ソニーグループの技術やコンテンツを生かした多様なワークショップを実施しています。
- ウェブサイト:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/
- なお、2020年以降、「感動体験プログラム」の社会的インパクト評価を実施しています。
2021年度評価報告書(サマリー版):https://www.sony.com/ja/SonyInfo/csr/ForTheNextGeneration/kando/pdf/kando_summary2021.pdf
■ 特定非営利活動法人 放課後 NPO アフタースクールについて
「放課後はゴールデンタイム」をビジョンに、安全で豊かな放課後を日本全国で実現するため、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」を展開しています。また、企業や行政等と連携し、子育て・教育プロジェクトを実施するソーシャルデザイン事業も推進。活動に賛同くださる企業や団体とともに、社会全体で子どもたちを守り、育む活動を加速させ、子どもたちのためのより豊かな放課後の実現に向けてチャレンジを続けています。https://npoafterschool.org/