【レポート】バークレイズ様との交流イベントに参加
放課後NPOでは、バークレイズ様のライフスキルズプログラム(※)のご支援を受けて、全国の教員、放課後職員の方々向けに職場で必要とされるノウハウやスキルを共有・習得するためのワークショップ・研修・イベント等を開催しています。
そのご縁から、バークレイズ様に開催いただきました社員・スタッフ交流イベント「チャリティスポットライト with 放課後NPOアフタースクール」に参加してきました。
同社代表取締役社長の木曽様や社員の皆様に対して、日本の子どもたちや社会が抱える課題と、私たち団体の活動についてお伝えし、子どもたちの幸せを社会でつくっていくためにできることは何かを考える時間となりました。
ご多用の中、木曽社長をはじめ、約30名の社員の皆様にお集まりいただき、まずは代表平岩からこれまでのご支援への感謝を申し上げました。
団体概要や活動についての説明の中では、「小学校低学年では、学校で過ごす時間が年間1200時間であるのに対し、夏休みも含めた放課後の時間は年間1600時間である」というお話を受けて、少し驚きながらもうなずかれる社員の方も。
その後は、パネルディスカッションを実施。バークレイズ様からは木曽社長と2児の母でもある社員の方、放課後NPOからは代表平岩と2児の母でもあるスタッフがパネリストとして参加しました。
パネリストの社員の方は、お子さまの放課後の過ごし方についての悩みも交えながら、「金銭的にもコンテンツ的にも魅力的な放課後の居場所があれば、保護者も罪悪感なく働くことができる」とお話しくださいました。
また、「出産・保育園入園などを経験してきて感じることとして、当事者のタイミングになると課題認識をして自分事化されるのだが、それが過ぎ去ると気にならなくなってしまう部分も。過ぎ去ってもそれぞれの課題に向き合っている方もいることを忘れないようにしたい。」といった話もしてくださいました。
木曽社長からは「子どもたちの自己肯定感が低いというデータがあったが、解決策は?」とのご質問をいただき、平岩は、「小学3年生と中学1年生で自己肯定感がグッと下がる傾向にある。何か一つでも好きなこと・得意なことがあって、それを誰かが認めてくれる機会があるといい。もちろんそれは保護者や先生だけではない。」とお伝えしました。
また当団体スタッフは、「自分で選択する機会があることも大切だと感じる。自身で選択して行動してみた後に経験する『やりきった、楽しかった、悔しかった』という感覚も、その選択を自分でしたのか誰かに言われたからなのかで、本人の感じ方も変わってくると思う。」と続けました。
ここまでの全体のお話を通して、参加くださった社員の方からは「1600時間という時間が印象的だった」「認めてあげる大切さを改めて感じた」「子育て中だが、仕事への責任もある…」といった率直なご感想をいただきました。
また、日本の子どもたちの育ちに対して心を寄せてくださり、社会や企業、個人として何ができるかと考える機会となったとのお声もいただきました。
今回の交流会を通して、木曽社長をはじめ、バークレイズ社員の皆様と共に、社会全体で子どもを育てていくには何ができるかを考えながら、様々な視点からのご意見を伺うことができました。今後の活動にもいかしてまいります。このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!
※バークレイズライフスキルズプログラム詳細(英語)はこちら
https://home.barclays/sustainability/supporting-our-communities/
文・写真/コミュニケーションデザインチーム 太田