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【聖学院アフタースクール】バリ島の子どもたちの放課後を覗いてみよう~part2~

こんにちは、聖学院アフタースクールです。

聖学院アフタースクールでは昨年度より、インドネシアのバリ島にあるアフタースクール(フリースクール)BJC(※)さんとオンラインで国際交流を行うことで、子どもたちと一緒に「世界の広さ」と「文化の違い」を画面を通して体験してきました。

最初は緊張していた子どもたちもだんだん慣れてきて、最近は学校で習った英語をこの時間に発表したり、インドネシア語に挑戦する子や、反対に日本語をレクチャーする子もいます。
お互いがお互いの知的好奇心をくすぐりあっているこの機会の重要性を改めて強く感じました。

さて今回は、BJCさんの提案で「からだでイメージを表そうゲーム」を一緒に遊んだプログラムについてのお話です。

「からだでイメージを表そうゲーム」とは、言わば「連想ゲーム」です。
お互い事前にスタッフがフリップにお題を書いておき、そのお題を子どもたちが全身を使って表現します。画面の向こうの子どもたちは、相手チームが「何を表現しているか?」を時間内に当てます。

例えば、日本チームに対して「うさぎ」というお題の場合、日本の子どもたちはうさぎのジャスチャーを行います。インドネシアチームは検索・翻訳エンジンなどを使用し、日本語で「うさぎ」と答えたら正解です。

逆にインドネシアチームに対して「風船」というお題が出た場合、インドネシアの子どもたちは「風船」のジャスチャーを行います。日本チームは「風船」をインドネシア語で、つまり「balon (terutama yang kecil, jenis mainan)」と答えることが出来たら正解となります。これを交互に行います。

ちなみに今回はお互いにこんな問題を出してみました。
▼インドネシアチームお題
・オランウータン
・馬
・焼き鳥
・風船
・ろうそく

▼日本チームお題
・うさぎ
・フライドチキン
・ごみ箱
・学校
・バス

始まるまでは「どうかなー、みんな出来るかなー」とスタッフも少々ドキドキだったのですが、そこはさすが遊びの達人のみなさん、お互いにどんどん手を上げて答えていました。
間違えても何度でも何度でも回答OK!個人で回答していた子どもたちが、気づいたらチームで話し合ったり…

答えが分かっても、相手の国の言葉の発音がわからない!というピンチも多々ありました。何度も音声機能に耳を傾けて相手に伝わるまでトライ!

するとこれがなんと!案外伝わるものです!身振り手振りで頑張る子どもたち!とてもかっこよかったですよ。



あまりにも盛り上がってしまって、気づいたら他の教室からも子どもたちが「なんだ?なんだ?」と集まって来て、最後は全員でジェスチャーをしていました。ここまで多いと、もう誰がなんのマネしているのかわかりませんね(笑)インドネシアの子どもたちも笑っていました。


あっという間の1時間でした。BJCのみんなも聖学院のみんなもありがとう!お疲れ様でした!

バリ島の学校は、自然に囲まれていて自由な空気感に包まれています。日本の小学校とはまたちょっと違った景色だと思います。建築も文化も生活リズムも。

画面の向こう側の彼らの目に、聖学院アフタースクールはどう映ったのでしょうか。また、聖学院アフターの子どもたちの目には、バリ島の学校はどう映ったのでしょうか。

違いや変化を尊重し合い、お互いの人生がより豊かになるきっかけになれば、嬉しいですね。そして、国境を簡単に超えてしまう「ゲーム」の有能性と、子どもたちの「好奇心」に感謝します。

インドネシアはバリ島にあるBJCのみなさん、いつもありがとう!Terima kasih!

文・聖学院アフタースクール/森澤


※BJCは、バリ島の内陸部にある小さな村のフリースクール。7歳から15歳までの地元の子どもたちへ、日本語と環境学習をメインとする活動を行っています。
▼詳しくはこちら!
https://www.facebook.com/bjc.bali?mibextid=LQQJ4d

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