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【桐蔭学園アフタースクール】リアル消防体験!積載車がやってきた!

こんにちは!桐蔭学園アフタースクールです。
2月も後半となり、春の訪れも意識する時期になってきましたね。朝夕はまだ寒い日が続いていますが、今日も子どもたちは元気いっぱいに放課後を楽しんでいます。

さてこの日は、普段なかなか経験することのない消防のお仕事を、子どもたちが実際に体験する1日。
よく晴れた空のもと、アフタースクールに消防の積載車がやってきてくれました!みんな、目の前の積載車にすでに目をきらきらと輝かせています。

今回教えてくださるのは、区の消防署員さんと、消防団員さん。
消防署員さんは、消防署に所属し専門でお仕事されている方で、消防団員さんは、普段は別のお仕事をされながら、消防や防災の面から地域の安全を守ってくれている、と、そんな違いの説明も聞きながら、いざプログラムのスタートです!

■目の前で人が倒れていたらあなたはどうする?
「今、目の前で人が倒れていたら、みんなはどうする?」署員さんからの質問に早速みんなで考えます。

「大丈夫ですか?と声を掛ける」
「息をしているか確認する」
「心臓マッサージをする」
「119番通報をする」
「周りの人に知らせる」

子どもたちからは、たくさんの意見が出てきます。
実際、このような状況に立ち会ったら、大人ですら冷静な判断ができないかもしれません。でも、こうして普段から考えを巡らせることによって、いざというとき、小さなことからでも行動に移すことができるのです。

ここからはグループに分かれてリアル消防体験です。

■AED・心臓マッサージ体験
そして、人の命を救うことができる医療機器、AED(自動体外式除細動器)の使い方も教わります。学校内や駅などでも見かけるAEDですが、使い方を知る機会は、これまで子どもたちにはなかなかありませんでした。

一つひとつ丁寧に説明してくれる皆さんの前で、子どもたちの目も真剣です。
いざ電気ショックを流すボタンを押す時は、ドキドキしながらその様子を見つめていました。今まで何気なく目にしていたAEDも、実際に触れてみると見方が変わってくるかもしれません。

人形を使って、実際に心臓マッサージも体験。思った以上に力が必要だったようです!座り方など、力の入れ方のコツも団員さんが教えてくれました。

■水消火器体験
火事を見つけたら、まずは「火事だー!」と大きな声で叫んで周りの人たちに知らせることが大切です。
体験では、消火器の使い方を教わります。



訓練用の消火器は水が入っていましたが、その勢いに後退りしてしまうほど、びっくりしていた子どもたちでした。

■消防士になりきって積載車前でパチリ!
子ども用の防火服とヘルメットを着せてもらいました。ヘルメットは想像よりずっと重かったね。

敬礼しながら、積載車の前でパチリ!気分はすっかり消防士です。

■子どもたちに伝えたかったこと
今回の体験を通して、もしものときに自分たちにできることを学ぶことができ、防災、防火に対する意識をもつきっかけとなりました。

実は、この日来てくださった消防団員さんの中には、アフタースクールを利用している子の保護者が2名。
「小学生でも人の命は救える」
このことをぜひ子どもたちに伝えたいという保護者の方の想いから、今回のプログラムが実現しました。

夏休み前にお声がけをいただき、場所の下見や雨天時の想定、当日の流れなど、打ち合わせを何度も重ねました。そして、当初は予定にありませんでしたが、地元の消防署の方々にも来ていただけることになったのです。

「このような体験を繰り返し行い、よりみんなの意識を高めてほしい。知識をもつことによって、いざというときに自信をもって動けるようになってほしい。アフタースクールの子どもたちみんながそれを経験しているというのが理想です。」とおっしゃっていました。
また「今日体験したことや消防団員の存在というのを、お家に帰ってぜひ親御さんに伝えてほしい」とも。

子どもたちは、お友達のお父さんお母さんから学ぶことで、消防署員、団員さんの活動をより身近に感じることができたのではないでしょうか。

普段から電車通学をしている子どもたちなので、駅で人が倒れている場面に遭遇する、ということは十分考えられます。小学生が救急や消防について身近に学ぶ機会が少ない中で、各所へ調整してくださり、準備をしてくださった保護者の方々、本当にありがとうございました。
私たちもこのような思いと場をつなげていくプログラムを、今後も企画していきたいと思います。

小学生でも人の命を救える。命の大切さを考えるとても貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

文・桐蔭学園アフタースクール/高柳

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