【好きをみつけよう!】フェンシング木村毬乃選手がアフタースクールにやってきた!
お盆休みも終わり、子どもたち夏休みもあっという間に終盤に。
そんな聖学院アフタースクールに、今日はトレーニングの合間を縫って、
フェンシング(サーブル競技)の木村毬乃(きむらまりの)選手が子どもたちに逢いに来てくれました!
「今まで子どもたちとの活動はできていなかったのですが、こういった機会はすごく大切に想っていて。今日は子どもたちを会えるのを楽しみにしてきました!」と元気に話してくれた木村選手。小学生とどんな時間を過ごしたのでしょうか。
まずは子どもたちとご挨拶。子どもたちに木村選手を知ってもらい、少しでも早く仲良くなれるようにクイズからスタートです。
食べることが大好きな木村選手、中でも本当に目がない食べ物があるとのこと。
さあ、なんの食べ物でしょうか?
正解は抹茶チーズケーキ!この<抹茶>に特に目がないそうです。
「抹茶●●と名のつくものには本当に目がなくて(笑)。海外でも緑色をつい探してしまって、あったー!と想ったらピスタチオだったり(笑)。でもフランスなんか行くと抹茶は大人気で、抹茶のチョコレートなんかをお土産で持っていくとみんな喜んでくれるの(笑)。もし海外に行くことがあったら、何か自分の好きなものをお土産に持っていくといいかもね。好きなものは色んな人と繋がれる。私は抹茶がおすすめ(笑)。」
と、自分の好きな食べ物と共に海外でのエピソードも話してくれました。
他にも、得意なスポーツは?どんな国に行ったことがある?などクイズは続きました。
「私は、小学校高学年でアルペンスキー、中学生ではバドミントンに熱中して、高校生でようやくやりたかったフェンシングができることになった。今やっているスポーツや好きなことに夢中になったり、将来やりたいなって思うことがあったら、思い続けて今できることをすることが大切だよ。」
「今やりたいことがない、夢がみつからないって子はいる?」
と木村選手が問いかけると、何人か手を挙げる子も。
「その時間も大切なんだよ。そういう人は、なんでもいいから小さな好きを見つけるといいね。」
また海外に行った話では、
「素敵な国が沢山あるよ。私は高校3年生のときにハンガリーに行ったのが最初だったかな。好きなフェンシングをして頑張って、高校や大学の時に日本チャンピオンになって、世界大会に出られるようにもなって、初めていく国、何度も行く国ができて、そこで沢山の人と知り合って、友達になって。海外で本当に日本のアニメは大人気だよ。私も大好きなONE PIECEとか鬼滅の刃とか、すごい人気。そのことで海外の人とも友達になったりするよ。フィリピンに<海賊王に俺はなる!>って本気で言ってる選手もいたよ(笑)。」
会話の途中で出てくる子どもたちからの質問「大会で優勝したことはありますか?」などに答えながら、興味のありそうなキーワードを散りばめ、とても大切なことを、子どもたち目線で話してくれる木村選手。
色んなことをお話ししてくれた後に、実際のフェンシングのことを教えてもらいました。
「今日は私が本当に試合で使っている道具を持ってきたんだ!」
剣とマスクを取り出してくれました。
クッションを持ったスタッフに向けて実際の動きのパフォーマンスも。
「笑っているけど、対峙するとなんとも言えぬ迫力を感じた」
とスタッフも話していました。
「じゃ、この剣とマスク触りたい人はステージに上がってきてー!」
と木村選手。もちろん全員が我こそはとステージに上がって行きました。
「試合で使っている道具だから、大切に扱ってね。」
「ほんとにさわっていいの?」と少し緊張気味に受け取る子どもたち。
「さっき私がやったみたいに、ついてみる?ついていいよ!」
「え、、先生、、突くってどうやって、、、」
「こうやってやっていいよー(笑)」
「こうですか!」
「おおー!力強い!いいねー!(笑)フェンシングやったほうがいいよ!」
参加した全員の子どもたちが本物のフェンシング道具に触れることができました。
「フェンシング体験もしたいんだけど、さすがにサーベルを使うのは危ないから、今日は私たちがやっているストレッチを教えるね。ストレッチは体にいいから、みんな朝起きたら毎日やったほうがいいよ!」
ストレッチが上手にできたので、
「じゃあ、フェンシングの立ち方もやってみようか!かかとをくっつけて、90度に開いて・・・・・こう!」
「えー!みんないいじゃん!うまいよ!ほんと上手!」
木村選手と一緒に踏み込んでポーズの練習を行いました。
その後はさらに木村選手に質問する子、
さらにポーズを練習する子
一緒に楽しい時間を過ごしました。
最後は木村選手から子どもたちにメッセージ。
「今日はみんなと会えて本当に楽しかった。みんなも楽しかったらいいなって思います。なんでもいいから小さな好きを見つける。そしてその好きなことができたときに<幸せだー!>って思うこと。思いっきり幸せだーって思うことがとってもいい力になるよ。今日は私もみんなと会えて、沢山お話しできて幸せいっぱいです(笑)。」
終始笑顔が絶えなかった木村選手の温かいメッセージを受け取って、今日のスペシャルプログラムは終了。最後はみんなで記念撮影。
さらに、一人一人に名前入りでサインのプレゼントをしてくれました。
実は事前に木村選手から「この時間、一人一人にしっかり時間とっても良いですか?」との提案がありました。
木村選手が小学生の頃、ある方から頂いたサインとその時の言葉が忘れられず、今の自分に繋がっているそうです。
自分も選手という立場になって、何か一人でも子どもたちの心に残るようなことがあったらいいなという思いからとのことでしたが、木村選手はこのサインの時間に限らず、子どもたちとのプログラム中、ずっと一人一人の言葉や体と心の動きに気を配ってくれていました。
子どもたちにもそのことが響いたようで、最後にサインをもらう時には一人一人が木村選手に感謝の想いを伝えていました。
木村選手、お忙しい中本当にありがとうございました!
またこの機会を調整くださった、POD Corporationさんもありがとうございます!
開催:聖学院アフタースクール
協力: POD Corporation