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【桐蔭学園アフタースクール】あおぞらアフター

こんにちは、桐蔭幼稚園・小学校アフタースクールです。今年度、桐蔭学園アフタースクールでは、新企画『あおぞらアフター』を開催しました。(主に幼稚園での開催)

■あおぞらアフターとは?
おやつを外で食べたり、自然遊びのプロを招いたりして、思い切り外遊びを楽しむ時間を「あおぞらアフター」と名付けました。預かりの時間の中で、最大限外で過ごそうという企画です。冬場はたき火もしますが、特に決まったプログラムはなく、とにかく子どもたちから生まれた遊びや過ごし方を大事にする一日です。

■とにかく遊ぶ!そしてチャレンジ!
この企画は、たくさん外遊びをしてほしい、普段経験できないようなことにもチャレンジしてほしい、ということが最大のねらいでした。
いつも制服で過ごしている子どもたちも、私服に着替えて汚れを気にせず遊び、外遊びの世界に没頭する。目の前の自然に目を向けたり、経験がないことにもちょっと勇気を出してチャレンジすることで、自分の可能性が広がる、そんな機会を作りたいと思ったのです。

自然環境は、人間の力では及ばない変化に溢れています。中でも火と水は、形を自由に変え、工夫次第で無限大の遊びものにもなり、また人間を脅かす存在にもなりえます。
なかなか触れ合う機会が持てない「火」ですが、少しでも身近に感じてくれたらいいなと思いました。
と少しかっこつけて書きましたが、何よりも、運営スタッフが大のたき火好き。だから、その楽しみを一緒に味わえたらいいなぁという思いから企画が生まれました。

■たき火の周りの子どもたち
初回は、たき火の定番「焼き芋」をおやつにしました。お芋をアルミホイルでくるみ、自分で火の中に入れます。火ばさみを使っても近づけず、恐る恐る投げ入れるようにお芋を放り込む子もいました。
そして出来上がるまでは自由に遊びます。遊具で遊ぶ子もいれば、ずっとたき火の周りから離れない子もいました。煙で目が痛いという子には、「煙をよけるには風の向きを考えるといいよ~」とすこし実践編の知恵も伝えながら、楽しくたき火を囲みました。気づけば火の回りには男の子ばかり。枝を拾ってきては、代わるがわる火にくべ、たき火のとりこになっていました。

第2回となった11月は、自然体験のプロをお呼びして、森あそびのバリエーションを増やしていただきました。松ぼっくりや落ちている枝でこんなことができるの??と、もうそれはそれは夢中の2時間。大きな枝を協力して運んだり、腰丈くらいの草が生えているところも冒険気分で探検したり…。またやりたい!と名残惜しく、フィールドを後にしました。
市民先生と連携もしながら、より良い形にしていけるのが放課後NPOならではのチャレンジだと思っています。

12月はたき火&焼きリンゴ。1月と2月は残念ながら、感染症拡大に伴う、アフター閉室で中止となってしまいました。

■「またあおぞらアフターで!!」
10月よりスタートし、何度か開催したあおぞらアフターですが、子どもたちにもその名前が定着してきました。
ある日、いつもあおぞらアフターに欠かさず来てくれている子が、帰り際にお友達に「○○くん、じゃ、またあおぞらアフターで!」と大声で手を振りながら帰っていきました。「いやいやいや、君たち、明日も幼稚園で一緒に過ごしますよね?(次のあおぞらアフターは1か月後ですよ。)」と軽くツッコミどころ満載でしたが、それほどまでにあおぞらアフターを楽しみにしてくれていて、あおぞらアフターで友達と一緒に過ごした時間のインパクトの大きさを実感し、嬉しさいっぱいのスタッフでした。

残念ながら、3月いっぱいで幼稚園のアフタースクールはクローズとなりますが、この経験が、子どもたちの心のどこかに響いてくれていることを願っています。
そして、普段できない経験をすることで、可能性を広げていくこと、自分が夢中になれることに新たな何かに出会えること、その機会をこれからも作っていきたい、そう強く感じています。

文・桐蔭学園アフタースクール/高柳

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