【食育プロジェクト】ビンゴで楽しく大豆の力を知る!「食育ビンゴ」実施レポート
「人と地球の健康を考える」をテーマに、子ども達が世界の食糧問題や食の大切さを学ぶ出前授業を、食品メーカーの不二製油株式会社とともに全国へお届けしている食育プロジェクト。
大豆プログラムでは、世界の食糧問題や大豆のチカラについて学びながら、「身近な食」の大切さを子ども達と一緒に考える内容となっていますが、今年度は2種類のプログラムを訪問型・オンライン型でお届けしています。
今回は、低学年の子ども達も楽しく学べる「食育ビンゴ」について、実際にお届けした学校や放課後現場の様子も交えながらお伝えします。
▼プログラム「食育ビンゴ」の内容
▼プログラム実施の様子
▼子ども達からのメッセージ
▼実施団体の先生からのメッセージ
▼プログラム「食育ビンゴ」の内容
「食育ビンゴ」は、昔から様々な食べ物に姿を変えながら食べられている「大豆」について、ビンゴゲームやクイズを通して、楽しみながら知ってもらうことを目的としています。また、大豆が肉に比べて地球にかける負荷が少ないということも学び、実際に「大豆ミート」のような大豆から作られる新しい食材についても知ることで、身近な食材を通して自分たちの食と地球環境についても考えるきっかけを作る内容となっています。
▼プログラム実施の様子
今年度は、これまでに1年生から4年生までの子ども達の学校授業として5回、放課後の体験活動として2回、訪問型ならびにオンライン型にてお届けしています。今年は初めて沖縄からもご応募をいただき、オンラインで沖縄の子ども達に本プログラムを届けることが出来ました。
プログラムでは、予め「大豆」に関連する食べ物が描かれたシールから子ども達に自由に食べ物を選んでもらい、ビンゴカードを作成してもらいます。
子ども達は自分が食べたい物や気になる食べ物を選んでくれているので、「ビンゴカードは準備できたかな?」と私たちが声を掛けると、『早くやりたい!』とカードを一斉に見せてくれ、どの回もビンゴを早くやりたくてウズウズしている様子が見られます。
ビンゴがスタートすると、「豆腐がいい!」「大豆ミート出て!」と口々に自分たちが選んだ食べ物の名前をアピールしたり、「次こそお願い!」と手を合わせたり、くじを引いてビンゴが進むたびにどんどん白熱していきます。見事ビンゴになると「やった~!」と万歳ポーズをしながらビンゴになったことを満面の笑みで教えてくれるので、お届けしている私たちも、いつもとっても嬉しくなります。
ビンゴで大いに盛り上がった後は、不二製油株式会社の社員先生から出題される大豆に関するクイズにチャレンジ!授業で大豆について勉強している学校や、実際に大豆を育てて収穫している学校もあるので、自信満々に答えてくれる問題もありますが、中には大人でも迷うような問題もあるので、みんないつも悩みながらもチャレンジしてくれます。
最後のまとめでは、ビンゴやクイズを通して知った大豆が様々な食材に変化する様子を「ソイツリー」という図を通して振り返ったり、実際に「大豆ミート」の見本を見たり、体験も交えながらプログラムのおさらいをしています。
▼子ども達からのメッセージ
プログラム実施後に子ども達がアンケートで寄せてくれた様々なメッセージを、一部抜粋して紹介します。
・ずっとあまり大豆を口にしなかったけど、今日の学習で人にもかんきょうにもやさしいたべものとしって、もっといっぱい大豆のりょう理されたものをたべたくなりました。(3年生)
・わたしは、りょうりを調べています。なので、まだまだ大豆の食べ物があるんだなと思ったし、せいさんりょうや作るためにひつようなものも、たくさん調べてみたくなりました。(3年生)
・今日はたのしい大豆の授業をありがとうございました。新たな発見や体験をできました。(4年生)
▼実施団体の先生からのメッセージ
プログラムにご応募いただいた先生方からも貴重なご意見を頂戴いたしましたので、一部抜粋して紹介いたします。
・国語で「すがたを変える大豆」を学習した後だったので、子ども達の興味や学ぶ意欲が高くタイムリーでした。
・授業に使う資料や機材まで一式貸していただけたのでとても良かったです。給食の時間に「大豆を使った食材が4つあるので探してみてね」と声をかけると、子ども達は一生懸命探していました。
・子ども達が最後まで集中して話が聞くことができるよう、ビンゴやクイズを通してわかりやすく教えていただきました。授業日の給食で大豆がないか探している子等、子ども達の記憶に残る内容でした。
昔から様々な食べ物に変化しながら親しまれてきた「大豆」ですが、私たちが守り続けなければいけない地球環境にも大きな役割を果たしています。大豆が持つチカラについて、今後も全国の子ども達に「食育プロジェクト」を通して伝え続けていきたいと考えております。
プログラムに参加してくれた子ども達、実施に際して様々なご協力をいただいた皆様、誠にありがとうございました。