【星美アフタースクール】なんでもない日の贈り物
こんにちは、星美アフタースクールです。
アフタースクールではどんな学年の子も入り混じって過ごす中で、自然と異学年の子と繋がり、力や考え方の違いなど、子ども達同士で気が付いていく姿を目にします。
最近、仲良くなった2年生と1年生の子達がいました。
2人は下校方面が同じで、よく一緒に帰ることがあり、そうしたところから、2人はお部屋でも話したり、一緒に遊んだりと、少しずつなかよしになっていっていました。
ある日、2人とスタッフが一緒に遊んでいると、1年生の子がチューリップを作りたいと折り紙を作り始めました。花と、茎までできたところで、プログラムに参加する時間となり、他の教室へ。
1年生の子が部屋を出た後、2年生の子が葉っぱをせっせと作り、それぞれのパーツをくっつけ、チューリップを完成させてくれました。
とても可愛く、これはきっとあの子が喜ぶねと、一緒に喜んでいた所、「更に花瓶に入れたらどうかな?」「そこに飾りをつけたら?」「水も折り紙で作ろうよ!」「キャラクターの折り紙も折ってあげよう!」と、どんどん新しいアイデアが浮かんできました。
早速取り掛かると、ふとその様子を見た子達が「何してるの?」「折り紙得意だから手伝う!」と、声をかけてくれて、いつの間にか様々な子が関わり、紙袋にラッピングも施した、素敵なプレゼントが目の前に出来上がっていました。
プログラムを終えて帰ってきた1年生に、渡すととても喜んで受け取ってくれ、周りで一緒に作っていた子達もみんなで喜びました。
そして、その後も子ども達がせっせと何かを作りはじめ…
夕方の帰る間際に、スタッフを呼び、今度はスタッフへのプレゼントを渡してくれたのでした。
「いつもありがとう」と。
思いがけないプレゼントにとても嬉しい気持ちが溢れ、何より子ども達が自然と誰かに手を差し伸べていく姿に、心が温かくなりました。
子ども達も思い通りにならない今の日々に、心が落ち着ないことが沢山ありました。時には大きな声で泣いたり、苛々したり、心のモヤモヤのやり場に困っていることもありました。
このような時だからこそ、彼らのように、小さくとも誰かの笑顔を思い行動できる、そんな人でありたいと感じた日でした。
文・星美アフタースクール/関澤