レポート【感動体験プログラム】MESH™を使って、アイデアを形にしよう!
こんにちは!学生インターンの倉島です。
ソニーの「感動体験プログラム」「MESH™で発明家になろう!」を7月末から8月上旬にかけて東京都足立区・墨田区にて、オンラインで実施しました。
「感動体験プログラム」とは、国内における子どもの教育格差縮小に向けて実施している取り組みです。ソニーグループの技術やコンテンツを活用して、子どもたちの創造性や好奇心を育むワークショップを行っています。
MESH™は、日常生活をより楽しく便利にするアイデアを実現できるIoTプログラミングブロックです。タブレットでプログラミングすることにより、ボタンを押すとスピーカーと連動して音声を再生したり、人や物の動きを感知してカメラ撮影をしたりするなど、様々な仕掛けをつくることができます。
今回のMESHオンラインワークショップは2週間のプログラムとして構成されており、ワークショップ1日目はミッションを通してMESHブロックやタブレットの使い方を学びます。その後、プログラム最終日の発表会に向けて約2週間、学童での生活を便利にしたり、遊びを工夫したりする発明品を考えてもらいました。
初回のワークショップでは、「LEDブロック」の光り方を工夫したり、自分の声をタブレットに録音して再生するプログラミングを考えたり、簡単なミッションからスタート。 最初のミッションは、「ボタンひとつで目覚まし―ん!」
ウトウトしているお友達を起こす仕組み作りです。「起きろー!」と、一生懸命に録音する子どもたちの元気な声が聞こえてきました。
1日目のワークショップ終了後は、放課後の時間を活用し、毎日出題されるミッションにチャレンジしながらプログラミングの考え方を身に着けていきます。また、発表会に向けて、2~3人のグループでどのような発明品を作るか作戦会議開始!
発表会当日は両学童合同でワークショップを行い、2週間かけて取り組んだ発明の成果を紹介し合いました。
その作品にはどのMESHブロックを使ったのか、 どんな場面で使う発明品なのか、 どんなきっかけでどんな反応が起こる仕組みなのか。 時間をかけて取り組んだ作品に込めた思いや、工夫を発表します。発表するときの順番や担当など、発表のリハーサル中もチームワークが発揮されていました。
こうして、子どもたちが紹介してくれた発明品は、 ボタンを押すと怖い音が聞こえてくるという、お化け屋敷を想定した夏らしい仕組みや、録音した電車の音や車掌さんのアナウンスが聞こえ、まるで旅をしている気分になれる作品など、様々な工夫を凝らしたものばかり!
そんな中でも特に人気だったのは、“遊びを工夫したで賞”にエントリーされたおもちゃの剣。
「戦いごっこの時に使うんだ!」
「振ると音が出るんだよ!」
新聞紙でつくった剣に「動きブロック」を取り付けて振り回すと、「シャキーン!」と音が出る、いつもの遊びをもっと楽しくする発明品です!剣を振る実演を交えながら、意気揚々と発表していました。
「ぼくも使ってみたい!」「こんな仕組みがあるんだなぁ」
プログラム終盤、お互いの学童に向けて感想を伝える際には、画面の向こう側にいる子どもたちの発明に対して、「すごかった!!」と大きな声が挙がっていました。2つの学童をオンラインでつなげたプログラムだったからこそ、驚きや感動、子どもたちの豊かな発想といったものを共有する時間にもなりました。
「~したら~する」というのがプログラミングの考え方です。
子どもたち自身が「~したら~する」とプログラミングの仕組みを考え、自分の声を録音してみたり、複数のブロックを組み合わせてみたり。試行錯誤を繰り返し、「こんな仕掛けがあったら楽しいだろうな、便利だろうな!」というアイデアを作品として形にしてくれました。また、他のグループの発表からも、新たな気づきを得られたことと思います。
挑戦と失敗を重ねながら、友人と力を合わせて発明品をつくり上げた経験が子どもたちの自信となり、新たな挑戦につながったなら嬉しいです。
参加してくれた子どもたち、先生方、有難うございました!
実施場所 / 東京都足立区・墨田区
実施日時 / 2020年7月30日(Day1)、7月31日(Day1)、8月12日(Day2)
参加者数 / 小学生25人