【愛を伝える、未来を拓く】いつか恋する君に贈るアフタースクール
小学生のみんなへ
こんにちは。
放課後(ほうかご)NPOアフタースクールです。
NPOっていうのは、大切な人が笑顔になるために世の中をより良くしようと頑張る団体のことです。
私たちは、子どもたちが放課後の時間をもっともっと楽しく過ごせるようにするために集まってできたチームです。
いつもなぞなぞばかり出しているんだけど、今日はお話もするね。
2020年も3月11日がやってきました。
この日が来ると、テレビでは2011年に起きた大きな地震のことを毎年伝えてくれます。大人たちも色んなことを思い出します。
小学生のみんなの多くは、まだ生まれていなかった日。東北を中心に、とても大きな地震が起きました。
この日のことを知りたい日が来たら、近くにいる大人の人と話してみて。家族でもいいし、そうじゃなくてもいいよ。
ちょっとお話するのはつらいなと言われたら、やさしく頭をなでてあげて。手をつないであげて。大人もそんな日がたくさんあるんだよ。
今日は学校がお休みです。
たくさん遊んで楽しく過ごしている子、勉強を頑張っている子、お友達に会えなくて寂しい気持ちの子、色んな過ごし方をしていると思います。
今日は少し、みんなの大切なもののことを考えてみてほしいな。
みんなが外を歩く時、お家や学校の近くをたくさん見ておいてほしい。
友達と一緒に遊ぶ公園、家族と買い物に行くスーパー、なかなか青にならない横断歩道も、春に菜の花がたくさん咲く場所も、大事に覚えておいてほしいんだ。
みんなの街のことを考えたり覚えているのは、未来の君たちへの贈り物になるかもしれない。
それから、お友達とか家族とか、大好きな人に伝えたいことがあったら声に出して伝えてみて。
楽しいことも嬉しいことも、不安なことも悲しいことも。
そばにいるその時間が、いつか君たちの宝物になるから。
3月11日は、いのちのことを考える日。
大切な人を大切に想う日。
タイムマシンはまだなくて、過去にも未来にもいけないけれど、時間をかけて歩いていこう。
未来へ。一緒に。
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「愛を伝える、未来を拓く」
東日本大震災で被災された方が、大切な人を一緒に守るために、全ての人に向けて発信している大切なこのメッセージに私たちは強く共感してお預かりし、子どもたちにつなげることが自らの役割と感じています。
自然災害の多かった昨年からより団体の防災対策強化をさらに目指し取り組んでいます。私たちの仕事は子どもを預かることではなく、命を守り、未来へつなげる仕事だからです。