【南あわじ市放課後支援】2月19日、1年間のプログラム発表・体験会開催報告
全国各地で新型コロナウイルス感染予防の対応に追われ、学校現場・放課後現場も大きな影響を受けている中、緊急事態に際して、子どもたちの居場所を様々な心配を抱えながらも、整えている各地の教育・福祉の現場の皆さまに心から敬意をもちながら、この記事をアップいたします。
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南あわじ市のアフタースクールに関わり始めて、まもなく1年。
ということで、子どもたちの日頃の様子や彼らが得たもの、学んだことを関係各所に伝えるため、去る2月19日、1年間の締めくくりの発表会を開催しました!
1年目ということもあり、どのくらいの方に集まってもらえるかそわそわ。
発表会の幕開けを飾るのは「ダンス」
今日は、スタッフさんたちも特技を活かし、
「司会といえば!」で満場一致、選ばれたスタッフさんがマイクを握ります。
さすが、慣れてらっしゃるなーという話っぷりでした。
そして、どこかで聞いたことのある音楽とともに元気よく飛び出してくる子どもたち!
曲は「みんなが知ってるYMCA!」
ダンスのプログラムが始まった9月頃からずっと続けて練習してきている踊り。
かなりスピードある振り付けだけど、子どもたちのエネルギーが溢れ出てきます!
そして、2曲目は子どもたちのお気に入り「ラタタダンス」
今月から練習を始め初披露の「タケノコダンス」へと続きます。
振り付けの一部は、子どもたちが考えた部分もあり、イキイキさが感じられます!
ダンスの先生であるYuko先生は、
「本当はもっとクオリティをあげていきたいとこなのですが、子どもたちが自由に楽しそうに踊るので、まだ今はこの感じでも良いかな♩と本番を見て改めて思いました」
と。
発表前は、「(友達に見られるの)恥ずかしい!」「ママ見ないで〜」と舞台のだいぶ後ろの方にいた子どもたち。
踊り終えた後、見にきてくださった先生方が、振り付けをマネして体を動かしながら自分のクラスの子どもたちに声をかけると、どの子どもも嬉しそうに笑顔で応えていました。
ダンスの後は、プログラム体験!
アフタースクールで定期的に行われているパステルアートには、普段アフタースクールにきてない子にも体験してもらいました。
パステルアートのおもしろさは、「絵が苦手な子もうまく描けちゃう」ところ!
この日、初めて参加した子は、出来上がった作品を他の友達に見せて、羨ましがられていました。
一方、パソコン室では、毎週行われるプログラミング教室で4年生が作りあげたゲームの体験。
これはテトリスのようなゲーム。
自分が作ったゲームの前に、制作者の4年生が付き、遊び方を説明していきます。
しかし、「バグった!」「これどうすりゃいいんだ?!」と体験してもらいながらのハプニングや「クエスチョン」が。
講師の先生にサポートしてもらいながら、一つ一つクリアにして、段々と説明がうまくなる彼ら。自分たちはある程度やってきているからわかるけど、全く初めての人に教えるのは、なかなか大変。
発表することで、かなり自分たちの学びが深まった時間でした。
アフタースクールが始まってこの1年、だいぶ落ち着かない日々が続きましたが、この日の終わりにスタッフさんたちからも感想を聞きました。
・先生もいたし、保護者の方も結構来てくれて体育館半分くらいまで人で埋まった。ダンス発表の子どもたちは恥ずかしかったようで、舞台の後ろの方で踊ってるようすもあったけど、楽しそうにしてて良かった。
・プログラミングは、参加した子がみんな楽しそうでいろんなゲームを体験してた。5年生の男の子が2人来てて、「またしたい」と言ってた。ゲームの説明をしてる子どもたちも、教えなあかんという気持ちが出て、教えることで勉強したことがあったように見えた。
・4年生の女の子のゲームが素晴らしかった。ダンスもパワフルな踊りでとてもいいステージだなと思った。
今までは、アフタースクールの中で完結しがちがった活動。
それが、今回は保護者の方や同級生、先生たちにも見てもらえる良い機会になりました。
より多くの人の理解をいただきながら、引き続き、子どもたちにとってよりよい遊びと学びの場にしていけたらと実感する気持ちのいい1日でした!
南あわじ市放課後サポーター:秋山千草