【STEAM教育】プログラミングの旅 授業in東京都中野区(2020/01/11実施)
こんにちは!インターンの鈴木です。
1月11日(土)に東京都中野区の小学校2クラスを対象にSTEAM教育プログラム「プログラミングの旅」を実施しました。
2020年度から小学校でのプログラミング教育が完全実施します。このプログラムはSalesforce様全面協力のもと、子どもたちにプログラミングの魅力を知ってもらうきっかけとなるプログラムとなっています。プログラミングの旅は全国で実施しています。
授業は前半と後半に分かれており、前半はプログラミングの考え方を学び、後半はタブレットを使って学んだことを実践していきます!
まずは、「プログラミングについて聞いたことある人?やったことある人?」という問いかけをしました。クラスの半数近い子どもたちが手を挙げてくれました。実際にやったことがある子どもたちは聞いたことのある子の半分くらいでした。
前半の授業では、プログラミングの考え方を学びます。
「自分の身の回りにあるプログラミング」について考えます。時間は1分間。
「時間が短い。」
「プログラミングてコンピューターを動かすものだから・・・」
「すぐ出てこないよー。」
と言いつつも「テレビ」「パソコン」「冷蔵庫」「カメラ」「ゲーム」「ロボット」「スマホ」「自動販売機」「飛行機」などなど10個書くところに全部は書くことはできなかったけれど、半分ほど書いている子が多くいました。
「冷蔵庫」について、なんでプログラミングなの?と問いかけると「開けっ放しにしていると冷蔵庫のドアが開いていることをお知らせしてくれる。」と説明してくれました。
次に、黄色いカードが配られます。そこにはトイレをするための様々な動作が書かれています。ロボットにトイレの仕方を順番通りに教えます。みんなが毎日している「トイレ」なのですぐできるかなと思いましたが、苦戦しているグループと難なくこなすグループに分かれていました。
「これ同じカードありますが、大丈夫ですか!」
「それは最初と最後で使うんだよ!」
「⑨の手を洗うはこっちだね。」
「いや、違うよ!」
グループのみんなが話し合いながら、正しい順番を決めていきます。
続いてお姉さんのセーターを選ぶために、多くのカードから3つの必要な命令を出します。
「日本製はどこにも書いていないから、いらない。」
「暖かい色って何だろう。」
「”素敵”かどうかは人それぞれだよー。」
「このカードは絶対に必要だよ!」
3分という短い間でしたが、話し合いを重ねて納得のいく答えを導きました。
最後のミッションでは、犬ロボットに目的地までたどり着かせる命令を考えました。
犬ロボットは1つの命令しか覚えられません!
「角を曲がり続ける」
「3回左を曲がる」
「道を作る」
前半の授業の中で一番難しいこのミッション。子どもたちは苦戦しながら、答えを出していました。
休み時間をはさみ、後半の授業ではタブレットを使ってプログラミングに触れていきます。料理ってプログラミングの仕組みに似ているよねということで、ホットドック屋さんになります。
「あれは入れて。これは苦手」と注文するお客さんの要望を聞いて設計し、アプリで調理して実装します。さらに最後には自分で友達の注文に応えられるようにレシピもつくっていきます。
子どもたちは設計もお手の物。すごい速さで実装していきます。
バラバラで複雑なお客さんの注文も、情報を正しく整理し、分解して正しく並べることでと要望どおりに完成を目指していました。
タブレットを使って実際に体験しながら、プログラミングがどんなものかを楽しく学べていました。
最後のまとめの時間では、「プログラミングでどんなものを作ってみたい?」という問いかけに、
「授業中に先生が言ってくれたことを自動的にノートに書く」
「給食のワゴンが自動的に教室にやってくる」
「宿題を代わりにやってくれる」
という声が。将来、ぜひみんなの力で実現してほしいです。
プログラムの終わりには、「家でもホットドック作りをしたい」「もっとやってみたい」「家でやってみます」「プログラミング楽しかった!」と声かけてくれました。この授業をきっかけにプログラミングに対して興味を持ち続けて欲しいです。
ご協力頂いたsalesforce様、小学校の皆様、参加してくれた子どもたち、ありがとうございました。