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違いと共通点を通じて、お互いに認め合う。映画『バベルの学校』上映会開催!

イベント

放課後NPOアフタースクールでは毎年、大人の放課後活動として教育的意義の高い映画を鑑賞して、教育に対する想いを語り合う映画上映会を実施しています。

今年は11月27日(水)、弊団体オフィスにてフランス・パリの多文化学級を舞台にした映画『バベルの学校』を上映しました。当日は約20名の皆さまと映画を鑑賞し、教育や子どもたちのことについて改めて考える機会となりました。

映画に出てくるのは、11歳~15歳の子どもたち。アイルランドや中国、セネガル、モロッコ、ブラジルなど様々な国籍とバックグラウンドを持ちます。

祖国で迫害にあって亡命してきたユダヤ人の子や、母親と10年会えていない中国人の子、虐待を受けていたセネガル人の子…。やむをえない事情でフランスにやってきた子どもたちが、衝突しながらもお互いの違いを認め合い、友情を育んでいく姿には心に響くものがありました。

映画の中では、子どもたちがお互いの「違い」と「共通点」について語る映像作品を制作しています。その過程の中で、お互いの考え方や背景について知ることで、子どもたちの視野が広がっていっている様子がうかがえました。なかなか日本でこういった機会は少ないですが、ぜひ日本の子どもたちや教育、保育に関わるみなさんに見ていただきたい作品だと感じました。

上映後の懇親会では、参加者の方にご自身のお仕事についてと映画についての感想などをお互いに話しました。

「子どもに与える親の影響は大きいなと感じました」「映画に出ているクラスの担任の先生はとても優秀ですね」といった話題から、「在日の外国人の子どもへの教育はどうなっているんでしょうか」と国内での教育について思いを馳せている方もいらっしゃいました。教育に対する熱い思いがみなさんからあふれ出し、秋の夜は更けていきました…。

今回の上映会が、多様な背景をもつ子どもたちの現状を知ったり、私たちはどう子どもたちに関わっていくのが良いのかを考えたりする機会となっていたら嬉しく思います。

今後もこのような映画上映の場を開催していくので、ぜひご参加ください。ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました!

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