【子どもの森(森村学園幼稚園)】のり巻きを作ろう!
こんにちは、子どもの森の大橋です。
残暑の残る9月、美味しくて楽しい思い出をご紹介いたします♩
子どもの森には、みんなで育てている畑があります。
そこに夏前に植えたキュウリの苗。
7月に入ると少しずつ、成長したキュウリを収穫できるようになりました。
子どもたちとキュウリを収穫していると「このキュウリでかっぱ巻き作りたいね」と、Kくん。
昨年も沢山のキュウリを収穫し、その都度おやつやお昼ごはんにみんなで食べていたのですが、かっぱ巻きを作るとは思いつかず...!
「それはいいね!」と盛り上がり、夏休みのプログラムとして子どもたちとかっぱ巻きを作ることになりました。
幼児のプログラムを考える上で大切にしていることはズバリ「ねらい」。
ただ楽しいからだけではなく、子どもたちに何を体験させ、どこを到達点にするかなどを考えながら毎回プログラムを組み立てていきます。
今回のねらいは
(1)季節のもの(自分たちで育てた野菜)を食べるおいしさを味わう。
(2)巻きすを使って巻く難しさや楽しさ、切ったときの断面の面白さを知る。
一見、料理プログラムのような今回ののり巻き作りですが、この2点をねらいにしているために、キュウリや卵焼きを切る工程などは重要視せず、事前にスタッフが準備。
子どもたちが巻きやすいキュウリやたまご焼きの大きさやご飯の量など、試作をすることで適量を割り出します。
できること、できないことが学年や個人差も大きい幼児のプログラムは材料の準備は勿論、参加者の顔ぶれを考えながらのグループ分け、スタッフの配置、導入を含めた活動の進め方など、念入りな打ち合わせと事前準備がとても大切です。
始める前にはのりまきのお話も。みんないい笑顔です^^
プログラムで子どもたちがやることは以下の3点!
・飯台の中の酢飯をうちわで仰ぎ、しゃもじで混ぜる。
・子どもたちが海苔の上にご飯、キュウリ、卵焼きなどを乗せて、巻きすを使って巻く。
・のり巻きを切る
さてさて、このように組み立てて行ったプログラム、子どもたちは…
・初めてみる巻きすに興味津々!
・巻きす使いはスタッフの予想を超えて、とても慎重に丁寧に扱っていて、材料を乗せて上手に巻けるととても嬉しそうな表情を見せていました。
・切ったときの断面の面白さや出来栄えに満足そう!
・苦手なもの(キュウリ、たまごやき)があっても自分たちで収穫したキュウリを使い、作ることでおいしく食べることができました。
初めてののりまき作りでしたが、収穫したキュウリで巻きすを使いのりまきを作る体験は子どもたちの想像よりもはるかに楽しく、満足感のある活動だったようです。
「楽しかった!」「ほら、きれいにできた」「おいしいねー」「またやりたいね」の声も多く、楽しい夏のプログラムとなりました!
おいしくて楽しい、でも真剣の、夏。
文:子どもの森(森村学園幼稚園)/大橋