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【被災地支援】復興アントレプレナー2018-2019 in 仙台3rd

企業協働

こんにちは。

本部インターンの日下田です。

11月10日(土)に、仙台にて「復興アントレプレナー2018-2019 in 仙台」 の第3回目の事前講座を開催いたしました。

復興アントレプレナーとは、バークレイズ証券株式会社様のご支援のもと、被災地の中高生が、実際に地元の特産品等を用いて起業体験をするという大好評のプログラムです。

こちら仙台編では、22名の中学生が若きアントレプレナーとして、11月17日(土)東京のマルシェ出店を目指し準備に取り組んでいます。

本日は、とうとう来週に迫るマルシェ本番に向けて最後の準備を行います!

前回の事前講座から少し時間が空いたこともあり、まずはしっかり仲間同士名前を呼び合えるようアイスブレイクからスタートです。

「〇〇さんの隣の△△です」「〇〇さんと△△さんの隣の◇◇です」というように名前を全員分覚えながら仲間の顔と名前を改めて確認していきます。事前講座も三回目になるため、どのチームも和やかな雰囲気でスムーズに進んでいきます。

そしてアイスブレイクの後は・・・スペシャルゲストの紹介です!!

なんと東京からバークレイズ証券株式会社様 江良様がお越し下さいました。

江良様も自己紹介して下さり、自身の中学時代の夢や、高校時代新しい目標に向かって努力した事により、以前は考えられなかった選択肢が広がっていったこと、海外で様々なバックグラウンド、アイデンティティを持つ人たちと出会い、またその様な方々と共に仕事をする時の苦労や、やりがいなどもお話しいただき、子ども達は皆、真剣に聞き入っていました。

普段周りにはいない新しい大人(ロールモデル)との出会いに、子ども達は「英語話せるようになりたいな~。僕もできるかな!!」「俺も英語得意だからこんな風になれるかな・・・」「海外で勉強して働くとかかっこいい」等々興味津々で、沢山刺激をいただいたようです。

次に前回までの振り返りを行います。

自分たちのチームの強みは何か、大切にすることは何か等を改めてチーム全員で共有し、今まで皆で進めてきたことを確認します。

チーム全員でこれまでやってきたこと、そしてこれからやっていくことを確認したところで、この日のメイン作業「看板・POPづくり」に入ります!

ブラックボードと画用紙を手に、子どもたちはどんなデザインが良いのか話し合い、創意工夫しながら取り組んでいました。

「マルシェには外国人のお客様も沢山来るって言ってたから英語も書こうよ!」と江良様に積極的に英語の質問をする姿が印象的でした。

こちらは画用紙に下書きをしてから、それをもとに看板を制作するチーム。

「ここに写真を貼って値段も書けば、何が売っているのかわかりやすいと思う!」と、丁寧に作業を進めます。

「どうしよう…どんなアイデアがいいのかな…」となかなか進みだせない子どもには、スタッフが「とにかくまず書いてみよう!」と声掛けをしてきます。すると、一度書き始めたことで考えが浮かび、あっという間に素敵な看板が完成しました。むすび丸がとても可愛いですね!

そして、こちらのチームは中国語や英語の挨拶を看板に盛り込んで、外国人のお客様の目を引く看板を作りました!

今回販売する商品は各チーム10~15種類ほどあります。それぞれの商品をアピールするべくPOP作りにも気合いが入ります!POPには値段や商品名、そしておすすめポイントの情報を上手く盛りこまなくてはなりません。

どのように描けば、相手に伝わりやすいのか?

どのようなデザインであればお客さんに足を止めてもらえるのか?

子どもたちはインターネットやパンフレットを見ながら、よりよい情報を探し、目を引くデザインとなるよう必死に考えてPOPを作ります。

一目でわかる牛の形のPOPや、商品の写真を使った分かりやすいPOPなどを作っていました!

見てください、試行錯誤して作りあげたとっても素敵なPOPたち!

子どもたちの熱意が伝わってきます。限られた時間の中で子どもたちは集中して一生懸命に取り組んでいました。

完成した後は、自慢の看板・POPをチームごとに発表していきます。

どのようなPOPが出来上がったのか、どのような点を工夫したのか。

チームは違うけれど、同じ目標に向かって一緒に販売する仲間たち。みんなで今日の作業成果を共有することで一体感も高まっていきます。

そしてPOP・看板づくりが終わった後は、接客練習です!

どんなに販売する商品が良くても、看板・POPが素敵でも、きちんと接客できなければいいお店とは言えません。

「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」

全員で基本的な挨拶や接客用語を唱和します。皆大きな声でしっかり言うことが出来ていました。

全員で接客用語を覚えたら、チームごとに自分たちがどのような接客を目指すのか、お客様にどう思ってもらいたいか等を話し合います。

「買い物してよかったと幸せを感じてもらいたい」

「笑顔で、大満足で帰ってもらいたい」

それぞれの想いを共有し、まとめていきます。

次に、チームごとに接客練習を行っていきます。スタッフがお客様役を演じ、子ども達は接客役とその様子を見ながら「いい点・改善点」を確認する見学役に分かれて接客のデモンストレーションを行います。

子ども連れのお母さん、おばあさん、外国人のお客様など・・・マルシェ当日は様々な種類のお客様に対応する必要があります。

子どもたちはどんなお客様(実際にはスタッフですが…)が来ても楽しそうに笑顔で接客していました。

子どもたちの元気な声が教室に響きます。

接客した後は、

「恥ずかしくて声が小さくなったから本番はもっと大きな声で接客する」

「商品の説明がうまくできなかったから本番までにもっと調べておく」

と、見学役からのフィードバックをもとにそれぞれ反省点や今後の課題を確認していきます。

「全然商品の説明できなかった・・・!だめだ・・・!来週までには完璧に覚えるぞ!!」と意気込む姿がとても頼もしかったです。

最後は、各チームの決意表明を行いました。

「笑顔を絶やさないで丁寧に接客をする」

「完売を目指してチームみんなで協力する」

「楽しんで接客する」

子どもたちのしっかりとした考えと熱い想いに心を打たれました。

マルシェでの販売まであと一週間。。。子ども達が笑顔で輝く姿が東京で見れますように・・・!みんな頑張れ!目指せ完売!と発表を聞きながら思わずつぶやいてしまいました。

次回は、とうとう仙台編のプログラム最終回です。子ども達は様々な方々のサポートにより、11月17日(土)アークヒルズのカラヤン広場で開催されるヒルズマルシェに出店いたします。今回仙台までお越し下さり子どもたちに沢山のアドバイス下さった江良様を始め、継続してご支援下さっているバークレイズ証券株式会社様、現地パートナーとしてお力添え頂いているアスイク様、いつも本当に有難うございます。

この機会が子どもたちにとって良い経験となり、将来に繋がることを祈って…本番もどうぞよろしくお願いします!

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