Blog活動ブログ

丸の内キッズジャンボリー1日目 伝統工芸「鹿沼組子」でコースターを作ろう

企業協働

8月14日から8月16日までの3日間。東京国際フォーラム・丸の内キッズジャンボリーで、「ワザ伝!日本のモノづくりを学ぼう!」というタイトルのもと、職人の技術を学ぶワークショップが開催されました。今年のプログラムも、あんしん財団様と日本のモノづくりを支える中小企業の皆さんのご協力のもと実現しています。
さて、そんな3日間にわたるワークショップの1日目の報告を担当させていただきますのは、私学生インターンの宮武です。

早速ですが、みなさん、「鹿沼組子」って何だかご存知ですか???

「かぬまくみこ」さん?誰か人の名前でしょうか......?

そんな冗談は置いておいて、まずは「鹿沼」の説明から。栃木県・鹿沼は、350年以上前の江戸時代、かの日光東照宮を建てる際に宿場町、そして、木材の中継地として発展しました。

全国から木材、そして腕利きの職人が鹿沼に集まるようになります。こうして、鹿沼には木工に関わるヒト・ワザが集結したそうです。

そんな木工の町・鹿沼が送り出す、和室を飾る最高のぜいたく品。それが鹿沼組子なのです。職人の繊細な技術を用いて木材を組み合わせて欄間や書院障子など日本家屋に欠かせない装飾を作っているんです。そんな説明から1日目のプログラムは始まりました。

講師として今回お越しくださったのは、左から豊田木工所の豊田皓平さん。そして、職人の佐藤さんとサポートの村上さん。
プログラムが始まると、冒頭で説明した鹿沼組子のお話を、子どもたちはクイズ形式で学んでいきます。例えばこんなクイズ。

「組子に使わないのはいったいどれでしょう?」

① 釘
② 鉋(かんな)
③ トンカチ
④ お米

みなさんは答えわかりますか?子どもたちはなんと!みんな知っていましたよ!
正解は1番の「釘」で、鹿沼組子は金具を使わずに、木材に入れた切込みを組み合わせるてモノをつくる伝統技術なのです。

「では、お米は何に使うかわかりますか?」

司会からこんな難問が出ても、大人も首をかしげる中、子どもの手がピッ!と挙がります。「接着剤の代わりにつかうんだよ」と。みんな物知りですね、なんだか職人の未来が明るく思えてきます。

その他にも、「組子に使われている木は何でしょう?」というクイズでは、実際に木に触れて考える場面もあり、「いい匂いがする~」そんな声が聞こえてきたのも印象的でした。

そして、鹿沼組子についてお勉強した後は、お待ちかね。鹿沼組子のコースター作りのはじまりです。職人のワザを、日本の伝統技術を、自分のモノにして持ち帰れるでしょうか?
説明が終わるや否や、子どもたちは頭を使ってどんどん組み立てていきます。まずは、組子に必要なパーツを整理して......

おっと、ここで注目してほしいのが、子どもたちのこの真剣な表情!!!もうあえて言葉にする必要はありませんね。

次にそのパーツを使って作品を組み立てていきます。ただ、ここがちょっと難しい!切り込みの向きを見極めて、パーツを組み合わせねばなりません。

時には、先生方の力を借りながら、コツコツと組子を組み立てていきます。


こうして、確かに日本のモノづくりを支える職人さんのワザが、確かに受け継がれている場面をみるとやりがいというものを感じます。その思いが会場内を伝わり、先生方も教え手に一層力がこもります。

そうして、鹿沼組子の職人さんのワザと子どもたちの真剣な思いが詰まった作品がこちら。

麻の葉模様・胡麻模様・七宝模様を対角線に組み込むと、こんな素敵なコースターが完成します。

だけど、早く終わった子どもたちはまだまだやる気を持て余している様子。「まだまだ職人のワザを学びたい」そんな意気を感じます。そんな子にはまだまだ学びの場が用意されているのです!
職人さんに鉋の使い方を実際に教わったり......

木のパズル・組み木にチャレンジしてみたり......(これは大人でも難しいです......!)

次なる学びを求めて、次々と挑戦をしていきます。それと同時に、今日の学びを振り返ることも忘れません。やっぱり復習も大事ですよね。

「ボンドなどをつかわないでくみたてるなんてすごいと思いました!」
「もっとほかの種類の組子もやりたいです!」
「もっとすてきな作品を作りたいです!」
そんな声が上がっていました!どうやら、子どもたちの職人魂に火をつけてしまったようです。

そして、最後には先生からお話が。
「みなさん、麻の葉模様の意味を知ってますか?」
「みんながコースターに組み込んだ麻の葉模様にはね、魔除けの意味があるんです。麻は3ヶ月で2メートル以上も伸びる植物で、真っ直ぐスクスクと育って欲しいという願いを込めて、赤ちゃんに麻の葉模様の着物を着せるのはそういうことです。」
代々伝わるモノづくりにはきちんと大切な意味があり、作り手の想いが込められているんですね。


1日目は、3回で合計60人近くの子どもが参加してくださり、大盛況のうちに終了しました!
2日目は、「江戸風鈴」のワークショップ。果たして、どんなプログラムになったのでしょうか......???
1日目にご協力いただいた、あんしん財団様、豊田さん、佐藤さん、村上さん、本当にありがとうございました!!!

Recently最新の記事