【学び】大学遠足〜慶應義塾大学日吉キャンパスに行こう〜
こんにちは!インターンの倉島です。
先日18日に開催された人気プログラム、「大学遠足」についてご報告いたします。
「大学ではどんなことができるんだろう?」
「大学にはどんな人たちがいるんだろう?」
小学生にとっては、大学がどういう場所なのかは全くもって未知であり、今から目指すには遠い存在に思えます。
増してや今回は、“大学院”…?
いったいどんなところなのでしょうか!
実際に行ってみましょう!
今回お邪魔したのは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の、神武直彦(こうたけなおひこ)研究所です。
こちらの研究所の分野は幅広く、宇宙システムやコミュニティシステム、防災システムなどあらゆる分野の「しくみ」をデザインしたり、マネジメントしたりする手法を学ぶことができるのだそうです。
当日は、神武ゼミに所属する大学院生のみなさんにもボランティアでご協力いただき、
“宇宙と地上から慶應を見てみよう”
というテーマで、○名の参加者を連れて、大学内散策とワークショップを行いました。
まずは神武教授と、大学院生の自己紹介タイムです!
今回は宇宙やロケット、人工衛星の授業をしてくださるとのことで、子どもたちも興味津々…緊張していた顔に、少しずつワクワク感が見られ始めました。
院生のボランティアさんの中には、ザンビアというアフリカ大陸にある国から留学生としてやってきた方も!
突然の英語と、即座に通訳をこなすボランティアさんの姿に、みんなちょっとびっくりした様子。慶應大学は国籍も豊かですね。
ザンビアという国についても知らないことばかりだったので、スタートから刺激いっぱいの時間となりました!
慶應大学は誰が設立したでしょう?
大学全体で何人の学生がいるでしょう?
慶應大学にはいくつのキャンパスがあるでしょう?
などなど、いくつかクイズを出してもらいましたが、みんななかなかの正答率!
でもイメージはまだできないようで、自分たちの小学校の50倍、60倍の大きさと聞いて初めて驚きの声があがっていました。
慶應義塾大学の理念「半学半教」。
学生も教授も、一方的に学ぶ、教えるのではなく、互いに教え合い、学び続けるという精神。
素敵な考え方ですね。
そして次はお待ちかね。グループに分かれて実際にキャンパス内を散策します!
ウェアラブルカメラ、チェキを持って歩くので、みんなで順番決めをしてから、出発!
大きな敷地の大きなグラウンドを見たり、
キャンパスのいたるところにある銅像を見たり…
撮影も忘れずに!
ポカポカしたいいお天気に恵まれていました!
坂や階段の多い地域なので、帰る頃にはみんな少し疲れ気味でしたが、
ここでみんなの大好きな宇宙のことについて、神武教授が話してくれます。
天気予報、カーナビ、漁船、テレビのBS放送…身近なところで人工衛星はたくさん役に立っているということ。
人工衛星はものすごいスピードで地球の周りを回っているということ。
日本人がペンシルロケットを作っていた時代のわずか10年ほど後に、世界では月に人間を送るプロジェクトを実施していたこと。
今では技術革新を遂げ、日本の技術が世界の最先端で活躍していること。
…挙げるときりがないくらい、たくさんのことを分かりやすく教えていただきました!
また、最近話題の“ドローン”を見せていただき、
子ども達の疲れはどこへやら、みんな目を輝かせながらお話を聞いていました。
お話の合間にも子どもたちは、
「それ知ってる!○○でしょ?」
「それってどうしてなの?」
と、意欲的に発言していたのが印象的でした。
中には大人顔負けの知識人もいて、ボランティアの皆さんもスタッフも驚かされました…!
最後に、みんなで撮ってきた写真を周辺マップに貼り付け、日吉キャンパスの周りがどうなっていたのかを発表しました。
人前で発表するのが得意な子が多かったです!みんな堂々としていました!
それぞれのチームで持ち歩いていたウェアラブルカメラとGPSの機械を使って、子どもたち目線のキャンパスの風景と、上空から見た自分たちの散策ルートを振り返ってみます。
「坂がとにかくたくさんあった」
「1万円札の人の銅像があった」
「地下壕の入り口を見つけた!」
発見はたくさんです。
子どもたちの視点から見た散策中の景色は、私たちからすると冒険の世界。
私たちの視点では見えてしまう景色が子どもたちにはまだ見えず、子どもたちが気づくものに私たち大人は目がいかないのだろうなと思い、不思議な感覚を覚えました。
こうして、神武教授と、教授のもとで“自分の学びたいこと”を“楽しく”勉強しているお兄さん、お姉さんのおかげでたくさんの経験を得られた大学遠足となりました!
ご協力いただいた神武ゼミの皆様、ありがとうございました!
この日をきっかけに子どもたちの夢が広がり、選択肢のひとつに「大学院」が入ってくることと思います。小さい頃の経験ひとつで、子どもたちの憧れや夢は膨らんでいきますよね。
自分を制限することなく、色んな選択肢が生まれてくれたら嬉しいなと思います。
神武先生、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科のみなさん、学校関係者のみなさん、たくさんの特別なご対応ありがとうございました!大変お忙しいところ子どもたちのために尽力頂き本当にありがとうございました!
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