【大学遠足】〜慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に行こう〜
こんにちは、本部のナカイです。週末土曜日に小学生25人と大学遠足に行って参りました。
そもそも、大学って何をしているところか知っていますか。ネットで「大学」を検索してみると、見事に「受かり方」や「勉強法」「この大学は〜〜企業に入りやすい」といったノウハウばかり。うむ。。。小学生にとって、大学でどんな勉強をしているのか、どんな生活をしているのか、この情報ではまったくイメージができませんね。
それなら、行ってみよう!!
ということで、今回は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにお邪魔いたしました。緑拡がるキャンパス。ここにも福沢諭吉先生。
今回、地域活性化をテーマに研究されている飯盛(いさがい)研究室の飯盛(いさがい)先生、そして大学生のお兄さんお姉さんに進めていただきました。普段は日本全国の自治体と協力して町を元気にしている研究室です。
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はじめての階段のある教室に、緊張気味の子どもたち。「初めて大学に来た人」に、大勢の子どもたちの手が上がります。なかなか入る機会はないよね。
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まずは、大学クイズ。
その他にも、大学生の授業の長さはどのくらい?大学生のお小遣いは?バックの中身は?小学校とぜんぜん違う内容に、みんなびっくり。教科書持っていかないの!?お菓子学校に持っていっていいの!!??おこずかいもらえないの!!!???授業ってそんなに長いの!!!!????
答えを決めたあと、「どうしてそう思う?」の質問に、子どもながらの純粋な意見や、考え抜かれた意見が飛び出し、後ろの大人席が「おお!」とどよめく場面も多々。
教室の広さは「通っている学校のホールが〜〜人くらいだから、そこから考えると、、、」、授業は「人間の集中力が45分だから」、お小遣いは「一定の生活を考えるとこれぐらい必要だから」。なんとも頼もしい。こたえが合っているかどうかよりもっと大事なこと、それは、きちんと自分の考えを伝えられるということ。既に大学に入ってもやっていけるのではないかと思われるしっかりした子どもたちです。
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次は、大学ってなにをするところ?というテーマで、飯盛先生が教えてくださりました。
「大学は色々なものの見方を考えること」だと。「小学校では1つの正解を教わります。だからその1つの答えを考えます。だから、たくさん覚えたりするね。でも、大学では答えが1つではないことを、みんなで考えるんだ。」と。ちょっと難しかったかな。先生も子ども達に伝わるように頑張って頑張ってやさしい言葉を使ってくれました。お父さんお母さんの納得感は高かった模様。お父さんお母さん、いいタイミングでまたお子さんにお話してあげてくださいね。
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そして、お待ちかねのワークショップ。
SFCまちの「いいところ」「気になったところ」「驚いたところ」を外に飛び出して、撮影に行ってみよう!カメラはオリンパスさんのご協力をいただきました。ありがとうございます。
みんな撮影に夢中。そして、子どもの目のアングルが、これまた素晴らしいのです。
子どもにしか切り取れない景色と空間。どの写真その日の空気が伝わってきますね。
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そして、お待ちかねのランチタイム!好きな席に座れること、好きなメニューを選べること、その場でお金を払うこと、すべてが新鮮。「ランチでカツカレーが食べられるなんて!!」と大喜びする子も。給食だとカツカレーでないもんね笑。
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それから戻って、地図作りワークショップ。
トラブルで最初に写真が手元にない班もありましたが、子どもたちは、じゃあどうやったらいい地図になるか、すぐに話し合い取り掛かりました。これには大人たちみんなびっくり。子どもの力の凄さを実感。どんどんどんどん地図が作られていきいます。正解が提示されない中で作った地図は、各班ごとにオリジナリティある地図に。
保護者チームも負けてません。大人の本気、見せてくれました。
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そして、いざ、発表タイム!
SFCまちの「どんなところがよかったか」「どこが気になったか」、発表する時間です。緊張がこっちまで伝わってきますが、どの子もしっかり意見が言えました。
そして、どのチームもオリジナリティ溢れる地図。これは正解が与えられない中で、自分たちで考え、協力して作った結果。それぞれのチームの創意工夫は、どれも秀逸でした。
ひとりひとりの発表も、「ダンスをしている人がいた」「どんぐりが落ちていた」「教室から教室まで外を歩くのは不思議だった」「階段が滑りやすかった」など、普段大人が見落としていることに気づく目を持っていました。
そういう発見から、町を元気にするアイデアは出てくるんだね。
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今回は「町を元気にする」授業でお送りした怒涛の4時間。大学がどんなものだかわかったかな。オープンキャンパスでも、説明会でもわからない、リアルな大学は感じられたかな。
飯盛先生、飯盛研究室の皆さん、授業・進行、ありがとうございました。
次はまた別の大学にお伺いする予定です。
またの参加を、お待ちしております!!
主催:慶応義塾大学 飯盛研究室
協力:特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
協賛:スタディサプリ
機材提供:オリンパス株式会社