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【愛和小アフタースクール】循環型「ウサギ&にわとり小屋」づくり

今回は、多摩市愛和小学校の子どもたちと4回連続にて行ったウサギ小屋づくりのレポートをいたします!
こちらの小学校では、10月から単発でアフタースクールを行っており、今回のプログラムが今年度最後となりました。

講師は、元々小学校とのつながりのあった
本間・フィルキャッシュマンさん(パーマカルチャーデザイン・ビルダー)にお越しいただきました。
その他に、しゅんさんやカイルさんという頼もしい講師サポーターの方も来てくださいました!

プログラムは下記の流れで行いました。
1日目:ウサギ小屋のデザインを考え、模型を作ってみる
2〜4日目:ノコギリで木を切る、ペンキを塗る、木を組み立てる、ウッドチップを敷くなど、小屋作りの実践

それでは、さっそく実際の様子をお伝えします!
初回は、まずどのくらいの大きさの小屋をつくるのか、子どもたちに実感してもらうため、実物大の木を披露します!
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この木を持ち上げるだけでなんだかみんな嬉しそうです。

どのくらいの大きさで誰が入るのか、聞いた上で、それぞれのイメージを膨らまして、紙にデザインを書いてみます。
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今回はウサギだけでなく、にわとりも入り、循環型(掃除しなくても大丈夫!?)の小屋ができるそうです!
子どもたちの考えたデザインは、こんな感じです。
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そんなデザインをもとに、10分の一程度の模型作りにも挑戦しました。出来上がった模型がこちら。
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なかなか、「小屋」というイメージからすぐにうまれない形もありおもしろいです。

そして、2日目!
いよいよ実物の木にふれ、作っていきます。
まずは、小屋の外枠となる木材をブラウンにぬります!
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これは、木が長く持ってくれるようにするための防腐剤、全体の色はこの後もっと明るくなっていきます!
防腐剤が乾いた頃、次は組み立てです。
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寸法をしっかり測りながらずれのないように電動ドリルでくっつけていきます。

組み立てた枠組みをたててみると、、、子どもたちもすっぽり入るサイズになり、ウサギ小屋というより子どもたちにとっては、自分たちのヒミツキチという気分もあるようです!
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2日目はここでおしまい。

そして、3日目は明るい色のままの木の枠組み、これになんと虹色のドアをつくるということで赤・青・黄の3色から虹色をつくり出します!
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いる塗りチームは「紫色つくりたーい!」と、「塗るのが好き!」という子たちが集まり、手や服がよごれることおかまいなしで塗っていきます。
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中には手にペンキがついた流れでエイリアンのような手になった子どもたちも出てきたのですが、お家に帰っても怒られなかった〜と聞いてホッとしました!

ちなみに、子どもたちが虹色に塗る木をノコギリで切るチームもいて、それぞれの興味の向くまま、やりたい方に参加していました。
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保護者の方にもお手伝いいただきました!

そして出来上がった虹色のドアがこちら。
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茶色だけだった小屋が一気に明るくなりました!
ちなみに、ペンキチームは虹色ドアを塗り終わっても尚、色々な色をつくり出しており、なんだか暗い色が出来上がって、先生に「これ塗って良い?」と聞いたら「もうちょっと明るい色がいいな〜」と言われてさらに色作りに励んでいたりしていました。

枠が出来たら、あとは中身!
地面にウッドチップを敷き詰めていきます。
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これがかなり盛り上がったのですが、用意されているウッドチップのなかからたくさん宝が出て来たのです。

その宝とはなんと・・・・大量のカブトムシの幼虫!
これには、今までなんとな〜くで作業していた子どもたちのやる気が一気に芽生え、せっせとウッドチップを運んだり、ウッドチップの山の中を捜索したりしていて、
子どもたちのやる気スイッチが入る瞬間が見えました!

ウッドチップが敷き詰められたら、最後は中から細かなところを整える釘打ち!
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1本でも落としたら、今後ウサギたちが怪我するもとに!ということで、みんな結構真剣に打ち続けます。

そして、長い時間をかけてつくった小屋も完成!
記念の集合写真をとっておわりました。

全4日間(約10時間)をかけてつくりあげました!
まとめてのレポートで長文になってしまいました!

普段、ここの子どもたちはとても自由で、なかなかみんなで同じ作業というのは続かないことが多いです。
今回も長時間での作業だったので、みんながずっと同じ作業を続けるのは集中力的にも難しい部分がありました。
でも、小屋作りの過程で、子どもたちには様々な仕事があり、一人ひとりがどこかの場面で興味を示し、自分から活動に参加出来ていました。
小屋作りの横でいつも自然観察をしていた子が生き生きと働く姿を見れたのはとても嬉しいですし、作っている間中、集中がきれることなく参加して、「まだまだやりたい!」と言っている子もいて、
小屋作りを通して、それぞれの個性を知る機会をもらえたなとも思っています。

このウサギ小屋、ずっと自分の部屋がなく教室にいたウサギさんが近々入居します。
その日を楽しみに、それまでは子どもたちのヒミツキチとしても機能するとよいなと思います。

今回ご協力いただいたフィルさん、しゅんさん、カイルさん、そして保護者の方や先生方、スタッフの皆さん本当にありがとうございました!

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