【表現】GOOD DESIGN PROJECT 〜はじめてのデザイン〜Vol.5『大切なひとのためにデザインしよう』
こんにちは!
学生インターンの川崎です。
今回は記念すべき5回目のGOOD DESIGN PROJECTの活動をご紹介いたします!
舞台となった東京ミッドタウンのリエゾンセンターでは、
ご自身もプロダクトデザイナーでグッドデザイン賞審査員であられる鈴木元先生を交え、
最終打ち合わせを開始!子どもたちにどのような体験を残せるのか。
参加してくれた10名の子どもたちには事前課題として出した『大切なひとが感じている「あったらいいな」のヒントを写真に収めてくる』というのは、デザインの道に進まれる学生さんの課題としても良いくらいの、小学生には難易度が高いもの。
さて、子どもたちは無事に作品を完成させることができるのでしょうか?
グッドデザイン賞事務局の林さんから、GマークやGOOD DESIGN についてのお話をしていただいた後、いよいよ鈴木先生のプログラムが開始。まずはデザインについてお話をしていただきました。
「デザインとは、人に花をおくるようなこと」
これはイタリアの著名なデザイナーの有名な言葉ですが、
私たちは人に花をおくる時、花の種類、色、香り、プレゼントするタイミングなど、その人に喜んでほしいという一心で細かなところまで気を配ります。その想いこそが、デザインには必要なんだと、そのような意味が込められていると子どもたちにわかりやすく教えていただきました。
見学の保護者からも深い頷きが見受けられましたが、
子どもたちも真剣な眼差しで鈴木先生のお話を聞いていました。
デザインとはなにか?を勉強したところで、早速自分が撮ってきた写真をヒントに、イメージを形にしていきます!
身の回りで見つけた『大切なひとが感じている「あったらいいな」』のイメージを掘り下げ、なぜそうなのか?そうだとしたらどんな形になっていると良いのか?を、まずは絵に描いてみます。
絵でのイメージはほどほどに、頭の中にあるものを表現したい!と手を動かしたくなる子どもたちも多く、早速作業開始10分足らずで骨組みが作りに着手〜作成に入った子どもたちもいました。とにかく早い!
鈴木先生が一人一人に声をかけながら、アイデアを引き出していきます。
「誰のために作りたいのかな?」
「何を作りたいのかな?」
しっかりと絵が描いてから、組み立てをスタート!
未来のデザイナーの個性の違いがそれぞれにあり、
それぞれが輝いています。
様々な材料を使って、イメージを形にしていきます!
「そこ、押さえてて!」
「テープどこ?」
みんな、どんどん作業にのめり込んでいきます!!
時には、鈴木先生と相談することも忘れません!
学校では、使ったことのないサークルカッターを使ってみたいという彼女。
鈴木先生に使い方を教えて貰って、穴を、開けることかできました!
時間いっぱいを使って、ようやく全員の思いのこもった作品が完成!
一人ずつ、自分の作品を発表していただきました!!
彼はシンク下の収納に注目。
この仕切りはパイプに「カチッ」と固定されるように設計されていました!お見事!!
恥ずかしがりながらも、しっかりと発表してくれました!
カッコよかったよ!!
こちらは、キッチンのデザイン!
スポンジやまな板は、よく水が切れるように前面を竹ひごにしたそうです!これなら、お料理も楽しくできそう!!
子どもたちの作品を見て驚きを隠せない鈴木先生。
どの作品も細かなところにこだわりがあり、また個性を感じることができました。
結局、私たち大人がが準備時に抱いていた心配事は杞憂に終わりました。
子どもたちは、一生懸命に素晴らしい作品を作り出してくれました。
「お母さん、オレンジ色好きかな?」
作業中、ある女の子が呟いていました。
きっと、<大切なひと=お母さん>のことを心に巡らせながら、
作品を作ってくれていたのでしょう。
他の子どもたちも、「人に花をおくるよう」に、
デザインしてくれたに違いありません。
参加してくれたたくさんの子どもたち、そして、
子どもたちに素晴らしいプログラムをしてくださった鈴木元さん、
本当にありがとうございました!
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