【表現】オリジナルの万華鏡をつくろう!
アフタースクール33号です。
今日は都内の図書館で万華鏡を作るプログラムです。
集まったのは近所の子どもたちで小学生を中心に24名。
募集開始とともにすぐに定員になる人気ぶり。
土曜日なので、お父さんやお母さんと一緒の子どももいます。
今日の先生は酒井祐子さん。
先生は、大学生のときに訪れた万華鏡美術館で、
大人も入れるような大きな万華鏡など色々な万華鏡を見て、万華鏡が好きになり、
大学在学中から万華鏡の制作を始めたそうです。
大学ではグラフィックデザインを学び、卒業後は万華鏡の会社に就職。
学校の授業などで使う万華鏡の材料を作って販売していたそうです。
現在は独立して万華鏡を作って販売したり、
子ども向けに万華鏡のワークショップを行ったりしています。
万華鏡博士かな。
最初に先生から万華鏡について説明がありました。
万華鏡は200年前にイギリスで発明されたそうで、
ある物理学者が、灯台の光をいかに遠くまで届くようにするかを研究していたときに偶然思いつたそうです。
世の中の発見や発明には、そういう他の研究の途中で、偶然に生まれたものが意外と多いですね。
前置きが長くなりました。
さあ、万華鏡をつくりますよ。
最初は、筒の中に入れる鏡作りです。
細長いプラスチックミラー3枚を少し隙間を作って並べ、テープで止めます。
テープは端が少し余るように貼ります。
なぜこうするか?それは次で分かります。
3枚のプラスチックミラーに貼られていたシールを外すと見事な鏡。
この鏡の面を内側にして三角形にします。
この三角形の鏡を作るとき、鏡同士がぶつからないために、
先ほど、3枚の隙間を空けて貼ったんですね。
テープを余らせたのも、3枚で作った三角形を固定するためでした。
三角形ができると、もうお互いに覗きあっています。
「あ、目が怖い!」
「面白い!』
あちこちで声が上がります。
作る途中だからこそできる楽しい遊びですね。
さあ、次はいよいよあの万華鏡の美しさを生み出すビーズ選び。
自分が好きなビーズをカプセルに入れます。
お互いに譲り合って取りながら、みんなビーズ選びに夢中です。
高学年の子どもは、自分が選んだビーズの入ったカプセルを筒の先端に当て、試しに見て、
ビーズを入れ替えては、自分のイメージに合うものを選び直しています。
中には、「季節」のイメージを求め、「冬のイメージができないかな」と言って、
選びなおしていた子どももいました。凄い!!!
想像力が豊かですね。
そして、ビーズの入ったカプセルを筒の先端にテープで留めます。
最後の工程は筒の装飾。
材料は、色紙、いろんな模様の布地、マスキングテープ、毛糸・・・。
自分のイメージを膨らませ、自由に貼り付けていきます。
完成した万華鏡を夢中で覗きます。
見ながらどんなことを感じているのでしょうか。
さて、万華鏡を覗いた中はどうなっていたでしょうか。
それは皆さんの想像にお任せします。
それも24人みんな違っていたはずです。
こうして、あっという間に1時間半のプログラムは終わりました。
みんな、「楽しかった!」とニコニコしながら、
出来上がった万華鏡を大事に持って、帰って行きました。
酒井先生、材料の準備も大変だったと思います。
先生のおかげで、小さい子どもも大きい子どもも、みんな楽しく作り上げることができました。
ありがとうございました。
そして、図書館のスタッフの皆様、道具の準備や当日のお手伝いなどで大変お世話になりました。
ありがとうございました。
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